ふぉぐです。
ついさっき、トレマーズ2を観終わったのでレビューしていきたい。
ネタバレ満載でレビューをしていくので、まだトレマーズ2を観ていない方はご注意いただきたし。
ちなみに、前作「トレマーズ」については、ネタバレ無しレビューをしているので、ぜひ参照していただきたい。
>【ネタバレ無し】トレマーズは、パニック映画の中でもかなり面白い映画だった
Contents
トレマーズ2はどんな映画?あらすじは?
トレマーズ2は、1996年公開のSFアクション映画である。
監督は S・S・ウィルソン。主演はフレッド・ウォード。
あらすじとしては、前作「トレマーズ」の後日談的なストーリーになっている。
グラボイド(怪物)の脅威に打ち勝ったアールは、その後アメリカ(多分)でのんびり暮らしていた。
そこに、「メキシコの油田で怪物が見つかったので退治していただきたい」という依頼がアールの元に舞い込む。
依頼をしてきたのは、そこの油田関係者。そしてタクシードライバーのグラディーという青年だった。
アールは、当初は全く乗り気じゃなかった。前作で相棒だった「バル」は結婚して、今回の依頼に「俺は行かない」という返答をすでにしていたらしい。
しかし、グラボイドを1体退治するごとに5万ドルを支払うという破格の報酬に目がくらんだアールは、嫌々ながらもその依頼を受けることにする。
そして、タクシードライバーをしているというグラディーが、今回のアールの相棒となる。
メキシコの油田につき、前回とは打って変わって探査レーダーなどを用いることができたため、「案外楽勝だな」と思っていたアールとグラディー。
しかも、グラボイドを生け捕りにすることで10万ドルのボーナスも手に入るという。
前作で一緒にグラボイドの脅威と戦ったバートも参戦し、ますますグラボイド退治が簡単になっていく…かのように思われた。
ある日、アールとグラディがグラボイドを探していると、アール達の乗っている車に追われるように逃げていくグラボイドの影が、探査レーダーに映る。
「なんかおかしいぞ?」と思ったアールは、探査レーダーの影を追い続けていく。
すると、地面で横たわるグラボイドを発見する。
「しめた!グラボイドを生け捕りにすれば10万ドルだぞ!アール!」と喜ぶグラディー。
だが、それは恐怖への幕開けに過ぎなかった…。
トレマーズ2は、1作目ほどのハラハラ感が消え失せた映画だった
ぶっちゃけ言わせていただきたい。
トレマーズ2は、前作に比べるとハラハラ感が消え失せている。
もっと正直なことを言えば、前作よりもつまらない…と感じた。
グラボイドの腹から、今作では新たに「シュリーカー」と呼ばれるグラボイドの恐竜版のような生物が出てくるが…。
なんか…うん。前作はめっちゃハラハラしたのに、トレマーズ2は全然ハラハラしなかった。
それは多分、「グラボイドは地中から人間を襲う」という設定を前作では活かしきっていたからだと私は思っている。
前作に比べてしまうと、今作はやけにアッサリしている。
もちろん、パニック要素はちゃんとあるし、ストーリー的にもつまらないわけではないんだけれど、前作に比べてしまうとやはり見劣りしてしまう感は否めない。
映画を観た後で、トレマーズ2のWikipediaを見ていたのだが、どうやら今作は予算少なめで製作されたらしい。
だからなのか、確かにシュリーカーがちゃっちく見えてしまうし、絶対にケビン・ベーコン演じる「バル」の方がアールの相棒としてはふさわしかったはずだ。
それらの「予算少なめ」が、今作を物足りない映画にしてしまった結果なのかもしれない。
今作の相棒「グラディー」がウザすぎる
トレマーズ2では、前作の「バル」から相棒が「グラディー」に変わる。
個人的な感想ではあるのだが、このグラディーがなかなかのくせ者。映画を観ていて、マジでイライラしっぱなしだった。
一言で言うなれば、「ウザイ」。
ラストシーンで、アールが倉庫に潜入してバートの持ってきた2トンもの爆薬を一気に爆発させるシーンがある。
あのシーンで、とにかく倉庫から離れるように走るのだが、グラディーは「あと何秒!?」とわけのわからないことを言う。
いや、その前にアールが「何分で仕掛けたか忘れちまった」って言ってるのに、なんだその質問は…。
そして結局、みんなが伏せている溝に入らずに、爆発で転がり込んでしまう。
いやいや、何やってんだよ…。
他にもイライラポイントはたくさんあるんだけど、説明するのもめんどくさいのでこの辺にしておこう。
コメディー要素もちょっと減ったかな…
前作に比べると、トレマーズ2ではコメディ要素も減った。
個人的には前作のアールとバルの掛け合いが好きだったので、今作ではちょっと残念。
逆に、今作はほんのちょっぴり恋愛要素が入ってくる。
個人的にはアールとケイトはぴったりだと思うので、ぜひイチャイチャしてくれよコノヤロー。
トレマーズ2を総合評価するなら?
トレマーズ2を総合評価するなら、星5評価中の星3評価である。
やはり、前作が秀逸なSFアクション映画だっただけに、今作の見劣りする感じは否めない。
ストーリーがつまらないとか、なんかそういうわけではない。
ストーリーは面白いし、コメディ要素が減ったにせよ、ちゃんとアールの良さも活きているように思う。
しかし、どことなくチープなのである。
特に「シュリーカー」がチープである。グラボイドからなぜあんなシュリーカーが生まれるのかも謎だし…。
どことなくモヤモヤしながら映画が終わってしまうので、個人的には評価低めにしてみた。
トレマーズ2はどんな人にオススメ?
トレマーズ2は、まぁ前作を観た人が「後日談も観たいな」と思った時に見るのがいいだろう。
あまり期待しすぎると肩透かしを食らうので、期待はできるだけしないようにご注意を。
終わりに
トレマーズ2。うん…。
まぁ1時間40分弱だし、スパッと観れる点は評価できるかな。
ただ、やはり予算の都合でケビン・ベーコンを起用できなかったのかな〜…とか色々考えてしまう。
非常に惜しい作品だった。