ふぉぐです。
ついさっき、『ソルト』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『ソルト』ってどんな映画?あらすじは?
『ソルト』は、2010年公開の映画。
監督はフィリップ・ノイス。主演はアンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー。
あらすじとしては、「ロシアからの亡命者を尋問していたCIA諜報員のソルトは、その亡命者の発言によってロシアスパイという嫌疑がかけられる。ソルトはその場を逃げ出し、自宅に戻って夫の安全を確認するが…」という物語である。
北朝鮮で2年間拷問を受けていたソルトは、今ではCIAの諜報員となって毎日を暮らしていた。
ある日、CIAの元に亡命希望者がやってくる。
名前はオルロフで、ロシアからの亡命者だった。
オルロフは、アメリカ副大統領の葬儀に参列する予定のロシア大統領を暗殺するためのスパイがいる…ということを尋問中に告げ、そのスパイの名を「イヴリン・ソルト」であると告げる。
まさにソルトの本名そのままだったがゆえに、CIA職員たちの間でソルトにスパイ容疑がかけられる。
ソルトは、すぐに逃げ出し、自宅へと戻る。
夫の安全を確認しようとしたが、夫はおらず、電話もつながらない。
すぐにソルトは支度をし、CIAの追跡も振り切って、副大統領の葬儀の日に参列するロシア大統領を待つのだった。
『ソルト』は、アクションシーンが印象的な女スパイ映画だった
というわけで『ソルト』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「アクションシーンが印象的な女スパイ映画だなぁ!」
という感じである。
全体として、アクションシーンにお金をかけているのがわかるぐらいに豪快である。
もちろん、CGも使われているとは思うし、アンジーではないスタントマンが演技をしているシーンも多々あるとは思う。
それにしても、かなりダイナミックなアクションシーンが見られたので、それだけでも『ソルト』という映画を見た甲斐があったというものだろう。
『ソルト』の良い点
『ソルト』の良い点は、前述のようになんと言ってもアクションシーンに集約される。
カーチェイス(ソルトの場合はバイクだったけど)や、トラクターの上に飛び乗って逃げるシーンなど、とにかくルパン三世顔負けのアクションシーンが盛り込まれていく。
また、銃撃戦や格闘シーンなども見応えがあり、さすがアンジーだな…という感じだ。
つい先日見た「トゥームレイダー 」でもアンジーはアクションシーンを演じていたが、それと追随するぐらいの良さである。
アンジーにしか出せない妖艶でミステリアスな雰囲気も相まって、スパイらしさもより演出されているというものだろう。
『ソルト』の悪い点
『ソルト』の悪い点は、なんと言ってもそのストーリーの難しさ(複雑さ)にある。
CIAから「スパイなのでは?」と嫌疑をかけられたソルトだったが、実際にソルトはロシアのスパイだったわけである。
だがしかし、オルロフ率いるスパイ軍団の巣窟を一人で壊滅させたり、同じくCIAで働いていたテッドと、最終的には闘うハメになったり(テッドもロシアのスパイだった)。
「え?結局ソルトはどっち側の人間なの?」
と疑問が浮かんでしまうストーリーだったように思う。
おそらくこの辺は、アメリカとロシアの因縁や冷戦時代のお話などを詳しく知っていると、『ソルト』もより楽しめたのかもしれない。
だが、私はその辺の事情を詳しくは知らないので、『ソルト』もそこまで面白い話には思えなかった。
さらにいえば、夫との関係性や、なぜ夫が殺されたのか…という点も曖昧である。
バックグラウンドが「北朝鮮で拷問されていた」ぐらいしかない主人公・ソルトのため、話に入りにくいのが難点である。
『ソルト』を総合評価するなら?
『ソルト』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。
個人的には微妙。
アクションシーンは評価に値するが、ストーリーなどは個人的には面白いとは思えなかった。
だが、100%わからない…というわけでもないのが惜しい。
ソルトがなぜロシアのスパイたちを裏切ったのか(裏切ったという表現があっているかさえ定かではないが)がいまいち掴めないながらも、「なんとなくわかる」というこの微妙な立ち位置が気味悪い。
全体としてリズム感も普通なため、星3評価が妥当ではないだろうか。
『ソルト』はどんな人にオススメ?
『ソルト』は、アクション映画が好きな人におすすめしておきたい。
全体としてアクションが占めているので、アクション映画好きにはたまらない映画だろう。
終わりに
『ソルト』についてレビューしてきた。
余談だが、『ソルト』は実はブラットピット主演の男性もの映画だったようである。
しかし、それを女性に変更してアンジーを抜擢したらしい。
ブラピ版の『ソルト』もちょっと面白そうだな…と思ったりした。