ふぉぐです。
ついさっき、『最後の初恋』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『最後の初恋』ってどんな映画?あらすじは?
『最後の初恋』は、2008年公開のヒューマンドラマ映画。
監督はジョージ・C・ウルフ。主演はリチャードギア、ダイアン・レイン。
あらすじとしては、「親友の代わりに五日間だけホテルの切り盛りをすることになったエイドリアン。そこに、たった一人の客人がやってくるが、その客人と恋仲に落ちる」という物語である。
エイドリアンは、子ども二人を育てているシングルマザーだった。
前の夫・ジャックは、女癖が悪いこともあって、エイドリアンとは別居をしていた。
ある日、ジャックがエイドリアンの家にきて、子どもたち二人を遊びに連れ出すことになっていたのだが、その時に「もう一度チャンスをくれないか」と、よりを戻そうとするジャックの言葉に戸惑った。
ちょうど、エイドリアンは親友のジーンが経営している海辺に面した小さなホテルの代役を頼まれていたため、ジャックの「チャンス」を考えつつ、客人をもてなすのだった。
客人は、一人の初老の男性。エイドリアンと同い年か、ちょっと年上ぐらいだった。
男性はポールという名で、宿帳に住所を書きたがらないなど、ちょっと変な一面を持っていた。
だが、エイドリアンは気になりつつも、客人のポールにせっせと給仕などをした。
ある日、ポールに夕飯を作っていると、ポールが厨房にやってきてそこでご飯を食べると言い出す。
「一人で食べるのは味気ない」と言って、エイドリアンもポールと共にご飯を食べるのだった。
その時に、ポールの職業は医者だということが判明する。
ポールには、重大な秘密があったのだった。
『最後の初恋』は、味の薄い恋愛ストーリーだった
というわけで『最後の初恋』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「味の薄い恋愛ストーリーだなぁ…」
という感じである。
うーん、とにかく薄い。
基本的なストーリー展開として、
- 客人と仲良くなる
- 恋仲に落ちて、文通もする
- 恋人(ポール)が事故で亡くなる
という感じなのだが、いかんせん「なぜ恋仲になったのか」があまり理解できなかった。
おそらく、お互いに自分のことを話したことで距離が縮まったのだろうとは思うのだが、とはいえ突拍子もなくすぐに恋仲になり、そして喧嘩をしたりとかして、なんだかもうよくわからない。
映画なので仕方ないとは思うのだが、あまりに出来すぎていて調子が狂うなぁ…とさえ感じた。
もう少し障壁があっても良いような気がする。
『最後の初恋』の良い点
『最後の初恋』の良い点は、なんと言っても俳優陣の演技力である。
リチャード・ギアはもちろん、ダイアン・レインのお芝居も素晴らしい。
個人的にはジーン役のヴィオラ・デイヴィスが一番よかったな…と思った。
ストーリーは出来過ぎだけれど、やはり俳優陣の力は凄まじいな…と感じた。
『最後の初恋』の悪い点
『最後の初恋』の悪い点は、なんと言っても見えすいたストーリー展開である。
なんとなく、
「これ、ポール死ぬんじゃないかな…」
と思っていたら、本当にそうなってしまったから拍子抜けだ。
こういう恋愛映画で「恋人が死ぬ」というのは、明らかな感動(それも悲哀的な意味で)を求めすぎていて、個人的には手放しで喜べるような演出ではない。
さらにいえば、最後に馬がたくさん走ってくるシーンも、感動を強引に押し付けようとしすぎている感が強い。
ああいう場合は、恋人にはならなくても良いから、
「文通が続いています…」
ぐらいの演出にしといた方が後味もさっぱりするのではないだろうか。
『最後の初恋』を総合評価するなら?
『最後の初恋』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。
個人的にはまぁ普通。
面白いわけではないが、かと言って面白くないわけでもない。
どっちつかずの映画…という印象が強い。
俳優陣の力は相当なものだが、ストーリーが王道中の王道中の王道すぎて、ほんのりダシの味しかしないかけうどんを食ってるような気分である。
それが美味しいと思う人もいるだろうが、個人的にはあまり評価できない映画だった。
とはいえ、やはりヘタな映画よりはカットもこだわっているし、何より俳優陣が素晴らしいのでみる価値はある。
だが、評価は分かれるな…という印象だ。
『最後の初恋』はどんな人にオススメ?
『最後の初恋』は、タイトな恋愛映画がみたい人におすすめである。
ガッツリというよりは、浅い感じなので、濃厚な恋愛映画が苦手な人には『最後の初恋』は面白い映画になると思う。
終わりに
『最後の初恋』についてレビューしてきた。
特に話すこともないので、この辺で終わろう。