ふぉぐです。
ついさっき、『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』ってどんな映画?あらすじは?
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、2017年公開のアニメ映画。
監督は武内宣之。主演は広瀬すず、菅田将暉。
あらすじとしては、「ある夏の花火大会の日。典道は、幼なじみのなずなに恋い焦がれていたが、なんとなずなは典道の友人・安曇を花火大会に誘う。そんなことも知らなかった典道は、安曇の紹介で自身の家が経営している病院へいくことになり、そこでなずなと会う」という物語である。
花火大会の日。
典道は、安曇と共に学校のプール掃除をしようとすると、プールには典道の幼なじみ・なずながいた。
なずなは、典道と安曇がこれから水泳対決をしようとしているところへ急遽参戦する。
対決をすると、典道はターンの時に足をぶつけてしまい、あえなく最下位になってしまう。
典道が知らないところで、なずなはぶっきらぼうな顔をしながら、2位の安曇を花火大会へと誘うのだった。
なずなとの対決が終わって教室へ戻る典道と安曇。
教室では、「打ち上げ花火は横から見ると丸いのか、それとも平べったいのか」という論争を友人たちが繰り広げていた。
打ち上げ花火の謎を証明するため、5時に神社へ集合し、今日の花火大会を観戦しようと約束をして、みんなは家へ帰っていった。
典道が家へ帰ると、一足早く帰った安曇が典道の部屋でゲームをしていた。
そして、典道とゲームで時間を潰してこれから神社へ行こうとすると、典道はさっき水泳対決の時に怪我をした足に激痛がはしり、急遽安曇の親が経営している病院へといくことになる。
病院へ着くと、なんとなずなが浴衣姿で誰かを待っている様子だった。
典道が、「安曇ならこない」となずなに告げると、プイっと外へ出てしまうのだった。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、よくわからないアニメ映画だった
というわけで『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「よくわからないアニメ映画だなぁ」
という感じである。
全体的なストーリー構成もよくわからず、設定も曖昧。
最後の最後で落とし所がよくわからないまま終わり、「死んだ?」と観客に想像させるような無駄な作りになっている。
画面や絵の美しさも評価はできるが、たまにちょっと崩壊しているような箇所もあるのが残念。
さらに、キャラクター同士の会話が不自然で、その会話に合わせた身振り手振りも大袈裟すぎるのが癇に障る。
全体的に微妙すぎる作品だと言わざるを得ない。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の良い点
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の良い点は、なずなが可愛いところと、あとは絵が綺麗だなってところだろう。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の悪い点
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の悪い点は、上記の「良い点」であげた箇所以外のほぼ全てだろう。
ストーリーも設定も、伝えたいこともよくわからない。
伝えたいことに関しては、『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の舞台である「もしも」という町名が意味しているように、
「もしあの時こんな選択をとっていたら」
という、良い選択をするように心がけよ…といった、教訓めいたことなのだと思う。
だが、いかんせんストーリーに面白さを感じず、またなずなのキャラクターも結局は典道によって遺伝子組み換え大豆的に作り替えられた「典道専用なずな」に変わってしまう。
典道の思うがままのなずな。典道が欲するなずなが、最終盤でのなずなである。
玉の効力が発揮されない状態でのなずなは、典道にも安曇にも、またその他の男子たちにも全く興味を示していないことがうかがえる。
興味があるのは自分だけ。ギクシャクしている家庭からの脱出だけがなずなの目的である。
そう考えると、この映画は典道だけの「もしも」によって作りあげられた、なんとも自己中心的な世界なのだなぁ…と感じる。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を総合評価するなら?
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。
全体的に微妙。
唯一良かった点は「絵の美麗さ」だろうか。
それ以外は評価するに値しない。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』はどんな人にオススメ?
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、アニメ映画が好きな人におすすめしておこう。
終わりに
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』についてレビューしてきた。
特に言いたいこともないので、この辺で終わろう。