ふぉぐです。
ついさっき、『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』ってどんな映画?あらすじは?
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』は、1992年公開のアニメ映画。
ルパン三世のテレビスペシャルシリーズ第4弾。
監督は出崎統。主演は山田康雄(ルパン三世)、小林清志(次元大介)。
あらすじとしては、「旧ロシア帝国を支配していたロマノフ王朝が隠し持っていた500トンもの金塊のありかを、ルパンと次元が探し出す」という物語である。
旧ロシア帝国を支配していたロマノフ王朝のニコライII世は、豪華絢爛な生活をしていた。
そのせいで、国民の生活は困窮し、ついにロシア革命が起こる。
ニコライII世及びその家族は幽閉され、のちに処刑された…と歴史上ではなっているが、実はニコライII世に同情したロシアの人物が、密かにニコライII世を解放していたのだった。
ニコライII世はその恩を返すため、500トンもの金塊をその人物に授けた。
ロシアの人物は、その金塊を持ってアメリカで事業を起こそうと思っていたが、到着する前に強盗団に襲われ、結局金塊はいろいろな人の手に渡り、今ではどこにあるのかさえわからない始末だった。
ルパンと次元はさっそくこの金塊のありかを探すためにニューヨーク市立図書館で情報収集をする。
すると、金塊について書かれたある文献が、ニューヨークのスラム街で暮らしている女性によって貸し出されていることがわかる。
すぐにルパンと次元はその女性にもとへいくと、銃を持って脅されてしまう。
女性はジュディという名前で、これからセクハラ裁判をする準備をしていたのだった。
しかし、ジュディが住むアパートの向かいから、怪しい二人組がこっちにやってくるのが見える。
突然、部屋のドアが銃で破壊され、その二人組がやってきた。
二人組の狙いは、ジュディではなく、どうやら廃盤となっているその本のありかだった。
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』は、手抜き感が強い作品だった
というわけで『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「手抜き感が強い作品だなぁ…」
という印象である…笑。
うーむ、ちょっと…個人的にはいただけない感じの作品になってしまっている。
全体として劇画タッチのシーンが多かったり、あとはスクロール?と言えば良いのかなんなのか、1秒ぐらいの同じシーンを3回くらい繰り返す手法が多くとられていて、冗長な雰囲気さえする。
観ていて爽快感もなく、謎解き要素も少なく、スクロール手法によって観ているのが疲れるぐらいである。
ストーリーもちょっと…もう少し練れたんじゃないかなと思うぐらいお粗末である。
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』は、ストーリーとキャラクターに難がある
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』を観ていて思ったのは、ストーリーとキャラクターに難がある…ということである。
ストーリーのどこが難だったのか
まず、『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』におけるストーリーについて語っていこう。
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』の基本的なストーリーは、
- いつものごとくルパンと次元が調査
- 不二子と合流(ついでにジュディも)し、作戦決行
- 不二子が裏切る
- 敵方に五ェ門がいる
- 敵が去って、アジトに乗り込む
- 金塊を奪って、ボスを倒して終了
という感じだ。
全体的に見るといつものルパンなのだけど、やっぱり面白さが段違いに低い。
その理由は、金塊を運び込む…という作戦自体が無理やり感満載だからではないだろうか。
あんなに白昼堂々と銀行に入り、金塊を地下から運び出し、そして警察がいる正面から突破する…という。
え、それで良いの?そんなんで良いんだっけ?
ルパンにしてはだいぶお粗末な作戦ではないだろうか…。
キャラクターのどこが難だったのか
ストーリーもそうだが、『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』ではキャラクターも難がある。
まずジュディ。
ジュディは不二子と知り合いだったみたいだけど、どこで知り合ったのか。関係性はなんなのか。
そしてラス・プートン。
なぜああいう「人の心が読める」的な商売をしているのか。そして人の心が読める能力が本当ならどこで身につけたのか。
全てを説明する必要はないにしても、「こういう理由があるのかもしれない」という示唆を出しても良いのではないだろうか…。
ジュディ自体も別に魅力的ではなかったのも…微妙である。
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』を総合評価するなら?
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』を総合評価するなら、星5中の星1評価である。
うーん、ハズレ。
個人的には面白くないなと思ってしまった。
おそらく、お子さんが見る分には面白い作品なのかもしれない(胸が露出するシーンはあるけど…笑)。
ただ、やはり歳を重ねると、その映画の裏テーマ的なものを無意識のうちに探ってしまうことがある。
そういう点で見ると、やはり『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』は駄作と言わざるを得ない気がする。
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』はどんな人にオススメ?
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』は、ルパン映画が好きな人にはお勧めしておきたい。
ただ、出来としては微妙なので、注意は必要だ。
終わりに
『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』についてレビューしてきた。
特に話すこともないので、ここらで終わろう。