ふぉぐです。
ついさっき、ラ・ラ・ランドを観終わったわけだが…。
終わり方がかなり精神的にキツかったので、備忘録的な意味合い多めでぶちまけていきたいと思う。
ちなみに、壮大なネタバレを含むので、まだラ・ラ・ランドを観ていない方は、いますぐ観てくるように。
ラ・ラ・ランドってどんな映画?どんなあらすじ?
ラ・ラ・ランドは、2016年公開のミュージカル映画である。
監督はデミアン・チャゼル。主演はエマ・ストーン(女性)とライアン・ゴズリングである。
完全なる余談だが、ライアン・ゴズリングは映画中、ずっと「なんか…大泉洋に似てるな…」と思っていた。
大まかなあらすじ的には、女優を目指してるけどなかなかオーディションに受からないミア(エマ・ストーン)と、ジャズピアニストで自分の店を持ちたいと思っているセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が出会って、自身の夢を追いかけていく物語になっている。
ミュージカル映画なので、途中途中ディズニー映画のように演劇要素が挟まってくる。
私は正直、ディズニー映画のストーリーは好きなのだが、ミュージカル要素があまり好きではない。
なのでラ・ラ・ランドも、「ミュージカル映画なのかぁ…」とあまり期待はしていなかった。
でも、ミュージカル要素がかなり完成度が高く、劇中歌もジャズっぽいものだったりクラシカルなものだったりと、ミュージカルが苦手な私でも楽しめたので、まだ観てないあなたにはぜひオススメしたい。でも、後述するけど終わり方が精神的にキツイのでそこだけは注意。
ラ・ラ・ランドの終わり方がエグい
ラ・ラ・ランドは、…結構私と同じ意見の人が多いと思うのだが、終わり方がキツイ。そしてエグい。
ネタバレになるので、まだラ・ラ・ランドを観ていない人はブラウザの戻るボタンでこのページから離れるべし!
ラ・ラ・ランドの終わり方は、いわゆる「バッドエンディング」である。
「あなたのことを一生愛するわ」と言っていたのに、ミアがオーディションを受けてから5年後、セバスチャンの影はなく、代わりに別の男性がミアと住んでいるし、それに子どもまで作っていやがったのだ。
「おいおいおい…ちょ、待てよ…。セバスチャンはどうしたんだよ!!!」
そう思いながらストーリーが流れていくと、ミアとその亭主がジャズ喫茶的な店に入っていく。
その店名は「SEB’s」。そう。セバスチャンの店である。
「セバスチャン…お前、まさか…」
そう思ったのもつかの間。ステージ上で軽快にMCをやっていたのはまさかのセバスチャンだった。
ミアが店に来たことに気づいたセバスチャンは、いきなりテンションだだ下がりで、思い出の曲を弾き始める。
すると、これぞまさにミュージカル映画である。
初めてミアとセバスチャンが出会ったあのピアノがある料理屋にシーンが切り替わり、良いことしか起こらない未来のシーンになる。
そう、実はこれがラ・ラ・ランドの伝えかったテーマなのでは…と思った。
人生の選択次第で、良いこともあれば悪いことも起きる。セバスチャンと別れて新しい男性と付き合って、子どもを産む未来もあれば、セバスチャンとそのまま付き合って幸せな家庭を作る未来もある。
「人生は選択の連続である」
的なことを言いたかったのではないかと思った。
だから、あの終わり方は…精神的にはかなりキツイんだけど、「ラ・ラ・ランドの終わり方」としては最適な終わり方だったのだと悟ったのである。
もし、あのままセバスチャンと幸せな家庭を作っていたのだとしたら、それこそツマラナイ映画になっていただろう。誰しもが予想しうる結末だ。
しかし、ラ・ラ・ランドは違う。結局ミアとセバスチャンが結ばれることはないまま、物語を終える。
その切なさ…めっちゃよかった。精神的にキツイけど。
エマ・ストーンが可愛い
はい。エマ・ストーン可愛かった。
なんだろな…正統派の可愛さではなく、どちらかというとコアなファン向けの可愛さというか…。
日本で言うところの正統派がガッキーだとするなら、多部未華子的な可愛さである。
エマ・ストーンといえばVOGUE JAPANの質問動画がめちゃくちゃ可愛いので必見である。
ラ・ラ・ランドでも、ドレス姿とか綺麗だったし…部屋着みたいなのを着てるところも可愛かった。
エマ・ストーンに癒されるだけでもラ・ラ・ランドは見る価値がある。マジで。
ラ・ラ・ランドを総合評価するなら?
ラ・ラ・ランドを総合評価するなら、星5評価中の星4である。
正直、前半はちょっとダレた。
いきなり高速道路の上でミュージカルが始まるし、そのあとのパーティーシーンなどは個人的には「うーむ…」と言うかんじ。見る人が見ればあのシーンも面白いのだろう。
ただ、セバスチャンと出会ってから生活に変化が表れるようになるのだが、その辺から面白くなっていく感じである。
そして、特筆すべき最後のシーン。
あのシーンは素晴らしい。ただのグッドエンドではなく、あえてバッドエンドにすることで、物語が引き締まった感じがする。
さらにいえば、「バッドエンド」とは言ってるけど、最後のシーンでミアは笑っている。
セバスチャンも、「幸せになれよ」的な表情をしている。
ミアとセバスチャンが結ばれなかったという意味では「バッドエンド」なのだが、ミアは女優として大成功してるし、セバスチャンは自分の店を構えたし。
「自身の夢を追う」という意味で言うのなら、あの結末はグッドエンドどころかベストエンドなのだろう。
終わりに
ラ・ラ・ランド。面白かった。
今回の件で学んだことは、やっぱり食わず嫌いはいけないなということである。
この記事の最初の方で言ったが、私は正直ミュージカル映画が苦手なのだ。
でも、「とりあえず見てみるか」と思って見たら、かなり面白い作品だった。
私の価値観に一つの道を与えてくれたラ・ラ・ランドに感謝である。
ではでは。ルネッサーンス!!(関係ねえ)