【ネタバレ感想】『The 4th Kind』は、オカルト好きにはたまらないドキュメンタリー風映画だった

ふぉぐです。

ついさっき『The 4th Kind』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『The 4th Kind』ってどんな映画?あらすじは?

『The 4th Kind』は、2009年公開のSF・ドキュメンタリー映画。

監督はオラントゥンデ・オスサンミ。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。

あらすじとしては、「アメリカのノームという街で起こった、集団不眠の原因を心理学者が解き明かそうとしているうちに、それが実は未知の脅威によるものだった」という物語である。

アメリカ・アラスカ州のノームという街に、心理学者のアビゲイル・タイラー博士がいた。

タイラー博士は、夫のウィル博士を何者かに自宅で殺されていた。

タイラー博士は、夫を殺した犯人の真相を探るべく、ノームの街の人々を診療している毎日を過ごしていた。

ある日、タイラー博士が診療をしていると、不可解なことが起こる。

タイラー博士に不眠症のカウンセリングを受けている3〜4人の人々が、こぞって同じ現象をタイラー博士に話していた。

それは、

「夜中、2時半〜3時ぐらいに眼が覚めると、窓のところに大きなフクロウがいる」

というものだった。

タイラー博士は、患者の1人に催眠療法を施すことにした。

夜中に見た大きなフクロウの正体がなんなのかを突き止めようと催眠療法をしていると、突然患者がパニックに陥ってしまった。

フクロウだと思っていたものの正体を、患者が自分なりに思い出した途端に起こった発作のようなものだった。

タイラー博士がフクロウの正体について患者に聞くと、

「いや、…思い出せないんだ。ごめん、今日は帰る」

と言い、患者は家に帰ってしまう。

その後、何人かに催眠療法をしてみるも、同じ結果となるのだった。

このうちにタイラー博士は、彼らが観たものは「The 4th kind」、つまり第4種接近遭遇(宇宙人などの未知の生命体)なのでは…という仮説を立て始めるのだった。

『The 4th Kind』は、オカルト好きにはたまらないドキュメンタリー風映画だった

というわけで『The 4th Kind』を観終わった。

さて、まずは壮大なネタバレからしていこうと思う。

この映画、どうやらモキュメンタリーと呼ばれる類の映画らしい。

モキュメンタリーとは、いわば、

「ドキュメンタリー風に仕立てた作品」

ということを意味する。

空想や、実際には起こっていない事件を、さもあったかのように見せる手法である。

私はぶっちゃけ、オカルト系の話が結構好きだったりする。

例えば、それこそ宇宙人の存在や、雪男の存在。

ビッグフットや有名どころでいえばネッシーの存在なんかも、

「本当にいたら面白そうだな〜!」

と思ってしまう人間だ。

そんな私が『The 4th Kind』を観ていると、徐々に、

「おいおい、これ本当にあった話なんじゃないか?」

と思ってしまっていた…笑。

映画が始まる前に、ミラ・ジョヴォヴィッチが、「これは、実際に起こった事件です」的なことを言ってるもんだから、なんか…うまい具合に騙されてしまった…笑。

オカルト好きがこれを観たら、めちゃくちゃ楽しめる作品ではないだろうか…と思う。

ビデオテープの映像が乱れる演出がリアル

『The 4th Kind』では、時折実際に撮影したかのようなビデオテープの映像が流れる。

そのビデオテープの映像が乱れる演出が、絶妙にリアルで『The 4th Kind』の世界に引き込まれてしまう。

もし宇宙人がいたとしたら、強烈な磁力を持った円盤でやってきて、その磁力のせいで映像が乱れる…といった感じだろうか。

本当に未確認飛行物体の映像を写すのではなく、あえて映像を乱れさせることで、本当にあったかのように見せる演出は素晴らしいと思う。

もしあそこで未確認飛行物体が降りてくる瞬間の映像だったり、タイラー博士の患者の1人が突然宙に浮いてる様子を撮影できてたとしたら、それこそ嘘っぽさが増してしまう。

あのビデオテープの使い方は秀逸である。

実際のタイラー博士の顔も不気味で良い

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるタイラー博士ではなく、実際のタイラー博士(実際といっても、多分あの人も演者だとは思うけど)の顔も不気味さが相まって素晴らしい。

めちゃくちゃ痩せこけた顔…こええ。

終始あの顔なもんだから、もうマジでタイラー博士が本当にいる人物なんじゃないかって思ってしまった…。

『The 4th Kind』を観終わった後、残るものは特にない

ぶっちゃけた話、『The 4th Kind』を観終わって心の中に残ったものは特にない。

ストーリーとしては、先にも紹介したように「ノームの住民の不眠障害の理由は?」を追跡した結果、未知の脅威がぶち当たってくる…といったものだからだ。

そこに感動もなければ面白いシチュエーションがあるわけでもない。

そういう、「映画としての面白さ」を求めてしまうこと自体、こういうモキュメンタリー映画にはナンセンスなのである。

『The 4th Kind』を観終わった後、特に残るものがないことこそ、『The 4th Kind』およびモキュメンタリーの映画の良さではなかろうか。

『The 4th Kind』を総合評価するなら?

『The 4th Kind』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

全体として、「ノンフィクションなんじゃない?」と思わせる演出はグッド。

実際、この映画が配給された当初、裁判沙汰にもなってるぐらいなので、それだけ騙された人がいたってことになるのかもしれない。

私も見事に騙されたタイプの人間だが、たまにはこういう映画を観るのも悪くないなぁと思った。

だが、監督とタイラー博士のインタビューシーンが、ちょっと芝居がかってる感じがしたし、さらに言えば映画が終わるところで、インタビューの場が引きになっていくのも演出感がすごいなぁと思ってしまった。

『The 4th Kind』はどんな人にオススメ?

『The 4th Kind』は、オカルト好きな人にオススメしておきたい。

この映画はホラー映画とは違い、一般的に言うところの「怖い演出」は存在しない。そのため、ホラー映画好きには全くオススメできない作品である。

逆に言えば、オカルト好きにはオススメできる映画だと言えよう。

オカルト好きには、「ああ、怖い…」と思える演出が散りばめられているので、ググッと映画の中に引き込まれていけるだろう。

終わりに

『The 4th Kind』についてレビューしてきた。

余談だが、私はUFO…いわゆる未確認飛行物体の存在を信じているタイプの人間である。

現段階でも138億光年と、人間の想像が追いつかないレベルの広さを持つ宇宙の中に、地球だけが知的生命体を持っているとは考えにくい。

さらに言えば、138億光年先が宇宙のゴールではない。これから時が経つにつれて、宇宙はどんどん広がっていく(と言うより、観測できる地点が増えていく)。

そのため、これから先も宇宙の中に知的生命体がいる可能性はグングン上がっていくわけだ。

確かに、UFOの存在はにわかには信じがたい。

しかし、宇宙は広く、星の数も無限に近い。宇宙人がいる可能性は全然捨てきれないし、宇宙の謎を全て解き明かしていない以上、宇宙人の存在を全否定することは思考停止なのではないだろうか。

宇宙人がいないと断言できるようになるには、宇宙の謎を全て解き明かした時である。