【ネタバレ感想】『ドラえもん のび太の日本誕生』は、夢を感じる面白い映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ドラえもん のび太の日本誕生』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ドラえもん のび太の日本誕生』ってどんな映画?あらすじは?

『ドラえもん のび太の日本誕生』は、1989年公開のアニメ映画。

監督は芝山努。主演は大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太。

あらすじとしては、「のび太が家出をすることになるが、ジャイアンやしずかちゃん、スネ夫も家出をすることになる。しかし、日本はどこに行っても誰かの所有地だとわかったのび太たちは、7万年前の日本へと家出することになる」という物語である。

いつも怒られたりいじめられっぱなしののび太は、いつものことながら家出を決意する。

ドラえもんの道具をいくつか借りて家出をするが、空き地に住居を作っても裏山に住居を作っても、誰かの所有物で住めるところなんてどこにもなかった。

のび太の家出をはじめはからかっていたジャイアンやスネ夫たちも、家庭のことで嫌気がさして家出をすることにし、のび太をあてにするがのび太は結局家出をあきらめかけていた。

そんな時、ドラえもんまでもが家出をすることになり、5人は7万年前の日本へ家出することにする。

そんな折、裏山には時空間の歪みから原始人の男の子がやってきていた。

『ドラえもん のび太の日本誕生』は、夢を感じる面白い映画だった

というわけで『ドラえもん のび太の日本誕生』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「夢を感じる面白い映画だなぁ」

という感じである。

全体として、やはりドラえもん映画のリズム感の良さが垣間見える。

そして、ドラえもんの道具が大いに役立っており、その辺の小気味良さも素晴らしい。

「7万年も前の日本」を舞台にしたことも相まって、とても壮大なストーリーに感じるのも素晴らしい。

『ドラえもん のび太の日本誕生』の良い点

『ドラえもん のび太の日本誕生』の良い点は、なんと言ってもその世界観にあるだろう。

とても壮大であり、そしてドラえもんの道具でつくる空想上の動物たち。

「実は日本列島はユーラシア大陸と繋がっていた」という、子供たちからすればまるで夢物語のような現実話。

どれをとっても素晴らしいできである。

『ドラえもん のび太の日本誕生』の悪い点

『ドラえもん のび太の日本誕生』の悪い点は、個人的にはラスボスのギガゾンビがかなりあっけなくやられてしまう点である。

タイムパトロールオチにするのは良いのだが、それにしてももう少し緊迫感が欲しかったかな…と思う。

また、ギガゾンビのバックグラウンド、そしてクラヤミ族のバックグラウンドがよくわからない点も不満である。

「なぜそんなことをしてしまったのか」がわからないため、正義に偏りすぎているのは個人的にマイナスポイントだ。

『ドラえもん のび太の日本誕生』を総合評価するなら?

『ドラえもん のび太の日本誕生』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

全体としては好印象映画。

どこをとっても面白く、子供たちが見れば夢を感じる映画であろう。

全体的なリズム感の良さ、SFの入れ具合。

とても面白い映画であった。

『ドラえもん のび太の日本誕生』はどんな人にオススメ?

『ドラえもん のび太の日本誕生』は、ドラえもんシリーズが好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『ドラえもん のび太の日本誕生』についてレビューしてきた。

この映画に対し、「右翼が喜びそうな映画だ」とか、「動物虐待映画だ」という批判がなされているが、この映画はそもそも子供たち向けの映画であることを忘れてはならない。

日本の子供達に向けた映画なのだから、日本を舞台にするのは当然である。

また、動物虐待とはいうものの、言うなれば「ドラえもんの道具から生まれた動物たち」である。

ドラえもんの道具から生まれたのだから、ドラえもんの道具的な倫理観を持ち合わせていれば良いのではないだろうか。

さらにいえば、卵から生まれた瞬間からあの姿形をしているのなら、それは自然の法則にのっとっているともいえよう(卵から生まれた後にのび太が改変を加えたなら弁解も難しいが)。

SF的な要素がふんだんにミックスされているため、批判の対象になりやすい今作だが、個人的には面白い映画である。