【ネタバレ感想】『ルパン三世 ルパン暗殺指令』は、タイトルとストーリーが合ってない作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『ルパン三世 ルパン暗殺指令』ってどんな映画?あらすじは?

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』は、1993年公開のアニメーション映画。

監督はおおすみ正秋。主演は山田康雄、納谷悟朗、小林清志。

あらすじとしては、「銭形がICPOでのルパン捜査から解任され、後任となったキースという人物は危険人物として有名だった。銭形はある武器密売組織の壊滅担当に就任したことを知ったルパンたちは、銭形のためにその組織を壊滅させようと奮闘する」という物語である。

ルパンと次元は、ルパンのへまによって警察から逃げていた。

しかし、銭形がパトカーを帰還させ、単身でルパンたちのアジトへとやってきた。

最初は用心していたルパンたちだったが、銭形がICPOのルパン捜査から外されたため、ルパンを逮捕できない状態になっていた。

酒を持ってやってきた銭形に同情したルパンと次元は、銭形のやけ酒に付き合うのだった。

次の日、銭形を乗せて車を走らせていたルパンと次元。

銭形の『ルパン捜査解任状』をもう一度見てみると、最後の方に「武器密売組織『ショットシェル』の壊滅捜査を命ずる」と書いてあった。

これまでの追い追われの関係性から友情のようなものを銭形に感じたルパンは、銭形に花を持たせてやろうと、武器密売組織のショットシェルを壊滅させようと計画を企てる。壊滅させるのと同時に、ショットシェルがこれまで稼いだ巨額の金を奪い去ってしまおうとも考えていた。

さっそく、ルパンは五ェ門と不二子を呼び寄せ、ショットシェル壊滅のために計画を実行させる。

壊滅のために、ロシア屈指の各物理専門家であるカレンを拉致するのだった。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』は、タイトルとストーリーが合ってない作品だった

というわけで『ルパン三世 ルパン暗殺指令』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「タイトルとストーリーがあってない作品だったなぁ」

という感じである。

今作は、どちらかというとルパンの暗殺が主体というよりも、次元とカレンの過去話や、五ェ門と次元が死亡してしまったかのような演出が強くて、むしろルパンは脇役にさえ感じる作品である。

ルパン暗殺指令というよりも、ルパン一味の暗殺指令と捉える方があっているように思う。

全体的なストーリーとしてはそれなりに面白かったが、やはりどこか…ちょっとモッサリした感覚を持つ。

暗殺指令感がほとんどないために、肩透かしをくらってしまう作品である。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』の良い点

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』の良い点をあげるとするなら、

「ルパン一味と銭形が共闘する」

というところだろうか。

普段なら、ルパン一味と銭形は追いに追われの関係性だが、今作では手を組んで共闘する。最後にはやっぱりいつもの関係に戻るのだけれど、ルパン一味と銭形が手を組むというのは、ルパンファンからすれば胸熱な展開なのではないだろうか。

宮崎駿監督作品の『天空の城ラピュタ』でも、最初は敵だと思っていたドーラ一家と、最終的には仲良くなって共闘するあの興奮と似ている。

敵だったけれど、意外と目的とするところが一致していて、強大な敵を一緒に倒していくのは興奮するものだ。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』でも、そのような興奮を感じた。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』の悪い点

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』の悪い点は、

「敵がイマイチ」

というところである。

ルパンのテレビシリーズのほとんどに言えることなのだが、敵が微妙すぎるのである。

今作のショットシェル社長?のジョンも、その例に漏れない微妙な悪役だ。

ハイテクな3D映像を見せる機械を使ってルパンを欺いていたのに、別にそれがどったの?みたいな感じになってしまうのが惜しい。

そして、銭形を解任に追い込んだ後任のキースも、ただルパンを追うだけで暗殺者でもなんでもないのが気になる。結局のところ、ジョンの息がかかった人物だったわけだが、

「ジョンの息がかかってたから、なんなの?」

という意見しか出ない。

例えば、これが「銭形にジョンの息がかかっていた」とか、「仲間だと思っていた人物(今作で言うならカレン)が、実はジョンの息がかかっていた人物だった」みたいなどんでん返しがあっても良いものだが、今作にはそういうトリック要素が皆無だった。

それらを総合的に考えてみると、結果的には敵に魅力を感じない…という感想にたどり着くのかなと思ったりするわけだ。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』を総合評価するなら?

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

個人的には及第点。

面白くないわけではないけれど、かといって凄まじく面白いわけでもない。

全体的に一本道なストーリーを直通運行しているような感じなので、どこかでルパンらしいトリックが欲しかったところだ。

だが、概ねストーリー自体は面白かったので、星3評価とさせていただく。

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』はどんな人にオススメ?

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』は、ルパン三世シリーズが好きな人におすすめしたい。

今作は次元の出番が多いので、次元ファンも必見である。

終わりに

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』についてレビューしてきた。

余談だが、ルパン役の山田さんは今作ぐらいから体の調子が悪くなってきたらしく、アフレコするときもたまに座ってやったりしていたらしい。

山田さんのプロ精神に感服である。