【ネタバレ感想】『バットマン』は、普通の人間が主役の王道ヒーロー映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『バットマン』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『バットマン』ってどんな映画?あらすじは?

『バットマン』は、1989年公開のアクション映画。

監督はティム・バートン。主演はマイケル・キートン、ジャック・ニコルソン。

あらすじとしては、「犯罪都市ゴッサムシティに、突如として黒いマントと仮面に身を包んだ怪しげな男が出没する。彼の名はバットマン。このゴッサムシティを平和にするための使者だった」という物語である。

ゴッサムシティは、犯罪都市になっていた。

ある家族がシティの路地を抜けようとしていると、チンピラに財布を取られてしまう。

チンピラたちは財布の中身を物色していると、黒い異形をしたスーツに身を包む男が現れた。

彼の名はバットマン。

チンピラたちをねじ伏せたバットマンはすぐに何処かへ消えていくのだった。

新聞記者カメラマンのヴィッキーとノックスは、この一連のバットマンに関する伝説をネタにしようとした。

そんなある日、ヴィッキーとノックスはとある大富豪のパーティーに出席することになる。

その大富豪のパーティーで、ブルースというちょっと謎めいた青年と出会う。

その青年は大富豪で、親はなく執事のおじいさんと暮らしているのだという。

ミステリアスな雰囲気を持つ彼に心を掴まれたヴィッキーは、徐々に彼と親しくなっていく。

そのころ、ゴッサムシティを取り仕切るマフィアの間では、マフィアのボスの愛人に手をつけたということで、ジャックは警察に売り渡されそうになる。

そこにバットマンが現れて、ジャックを酸性の海に突き落とす。

ジャックは、ジョーカーとして生きることになり、世間に不気味な笑いを届けるようになる。

『バットマン』は、普通の人間が主役の王道ヒーロー映画だった

というわけで『バットマン』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「普通の人間が主役の王道ヒーロー映画だな」

という印象だ。

アメコミヒーローといえば、先日見た「スパイダーマン」が思い浮かぶわけだが、スパイダーマンは圧倒的な超人能力を持つスーパーヒーローである。

日本で言うところの仮面ライダー的な存在だ。

しかし、バットマンはといえば違う。

ただの人間が、黒いマントと黒いスーツ、そして黒い仮面をつけただけの存在なのだ。

そこに超人能力があるわけもなく、あるのは普遍的なパワーだけなのだ。

しかし、バットマンはあらゆる手を駆使して悪党どもをやっつけていく。

普通の人間でも、普通じゃないことができる。

そんなことを証明してくれたような作品に思えたわけだ。

ジョーカーの不気味さが良い

『バットマン』といえば、個人的にはジョーカーの存在感がすごいなぁと思う。

ぶっちゃけると、ジョーカー自体はそんなにすごいわけでもない。

バットマンと同じく、特に特殊能力があるわけではない。彼も普通の人間なはずだ。

でも、そこにある憎悪。そして奇妙な笑い。

白塗りをすることで人間的な雰囲気を封じ込めているあの恐ろしさ。

ジョーカー自体はそうでもないが、『ジョーカー』という存在そのものが恐ろしいのである。

そしてゴッサムシティという舞台も相まって、ジョーカーの恐ろしさがより際立っているなぁ…と思ったわけだ。

車からヒョイっと出てくる爆弾に笑う

『バットマン』では、バットマンが敵のアジト?に車で乗り込んで、敵に周りを囲まれてしまうシーンがある。

敵はバカスカと銃を撃ちまくるが、装甲状態のバットマンカーには全く敵わない。

すると、車からニュッと黒い球が出てきたかと思うと、突然アジト全体のカットになって、大爆発を起こす。

あの黒い球は爆弾だったわけだ。

なんか、ヒョイっと出てくるあの爆弾に笑ってしまった…笑。

『バットマン』を総合評価するなら?

『バットマン』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

まぁ、及第点。

面白いけど、めちゃくちゃ面白いわけでもないかな…という感じ。

全体的にダークな雰囲気が強いのは個人的に○。

ただ、ちょっとスーパーヒーローものとしては見劣りするような気がするので、そういうのを含めて星3評価とさせていただこう。

『バットマン』はどんな人にオススメ?

『バットマン』は、アメコミヒーローが好きな人にはオススメしたい。

全体的にちょっと古臭い感は否めないが、今でもそれなりに楽しめる作品だろう。

終わりに

『バットマン』についてレビューしてきた。

バットマンって、みる前は「悪い男(BADMAN)」かと思っていたのだが、「BATMAN」だということを知って、

「ああ、こうもりのことか!」

と今更ながら腑に落ちたところである…。