【ネタバレ感想】『シャッター アイランド』は、難解だが引き込まれるサスペンス映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『シャッター アイランド』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『シャッター アイランド』ってどんな映画?あらすじは?

『シャッター アイランド』は、2010年公開のサスペンス映画。

監督はマーティン・スコセッシ。主演はレオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ。

あらすじとしては、「連邦保安官のテディ・ダニエルズは、ある孤島に建設されている精神病院で起きた事件を担当するため、新しく相棒となったチャックとともに上陸する」という物語である。

1954年。連邦保安官であるテディ・ダニエルズは、新しく相棒となったチャックとともに、アッシュクリフ精神病院で起こった事件を担当することになった。

アッシュクリフ精神病院は断崖絶壁で覆われた孤島に建てられていて、A・B・Cからなる棟で構成されていた。

Aは男性、Bは女性、Cはより凶悪な患者(アッシュクリフ精神病院は、犯罪を犯した精神疾患者を収容する場所)で割り振られていた。

テディはチャックとともに病院内で聞き込みをしていくが、院長は重要な書類を見せてはくれず、また聞き込みをしていた女性患者から、「逃げろ」とメモを渡されたりなど、テディはこの孤島で何かが起きていることを察知する。

『シャッター アイランド』は、難解だが引き込まれるサスペンス映画だった

というわけで『シャッター アイランド』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「難解だが引き込まれるサスペンス映画だなあ」

という感じである。

全体的にストーリーが難解である。

ネタバレをしてしまうと、結局テディの妄想によるものだった。

火事で嫁さんが死んだとテディは思っていたが、実はテディ自身が嫁さんを殺していた。

また、嫁さんも子供を三人殺してしまっていたりなど、精神を病んでしまうだろうと思われることがテディに起こり、それらを払拭するために新しい自分を作り上げた…という内容である。

最後の30分になるまで、精神病院側が悪い…と観客に思わせつつ、実はテディが妄想を繰り広げていた…というこのどんでん返しぶりが面白い。

難解だが、記憶に残る面白い映画だなと感じた。

『シャッター アイランド』の良い点

『シャッター アイランド』の良い点は、やはり終盤まで観客にミスリードをさせる点だろう。

「病院側はなぜ重要書類を見せないのか」

「病院側は何を企んでいるのか」

「C棟でテディが話したあの患者の通り、やはりこの病院は人体実験をしているのか」

など、特に共感力が高い人ほどテディの視点で映画を見ていってしまう。

そして、「何を言われても、結局病院側は「いかれてる」として病院から出られなくしてしまう」という映画内でのセリフにより、「テディがんばれ!」という気持ちにさせられる。

相棒も実は病院のスパイ。あとはテディだけ。がんばれテディ!

…と思っていた矢先、実はテディが妄想の中にいた…というこのどんでん返しぶり。

こんなにびっくりすることがあるだろうか。

まるで狐につままれた…とはこのことを言うのだろう。

思い返してみると、確かに院長の言っていたセリフも理解できる。

患者であるテディに、重要な書類を見せるわけにはいかないのだ。

落とし所が深くて、「はぁ〜なるほど」と思わずため息を出してしまったほどである。

実によくできた映画ではなかろうか。

『シャッター アイランド』の悪い点

『シャッター アイランド』の悪い点は、難解すぎる点だろうか。

…難解というよりも、シーンが難しいというか。

妄想シーンが長かったり、あとは光に過剰反応してしまうシーンなどがちょっと長かったりする。

『シャッター アイランド』を総合評価するなら?

『シャッター アイランド』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

個人的には好印象な面白い映画だなと感じた。

最初は王道サスペンス映画のように、「なんか怪しいな」と思わせるシーンが随所にある。

しかし、蓋を開けてみたら実は主人公そのものが怪しかった…という。

こんなに裏切ってくれる映画もなかなかない。

『シャッター アイランド』はどんな人にオススメ?

『シャッター アイランド』は、サスペンス映画が好きな人にお勧めしておきたい。

終わりに

『シャッター アイランド』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないので、この辺で終わろう。