ふぉぐです。
ついさっき、『フライト・ゲーム』を観終わったので、早速レビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。
では、早速レビューに移ろう。
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『フライト・ゲーム』ってどんな映画?あらすじは?
『フライト・ゲーム』は、2014年公開のサスペンス映画。
監督はジャウム・コレット=セラ。主演はリーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア。
あらすじとしては、「航空警備保安官のビルは、一般客を装っていつものごとく仕事として飛行機の搭乗した。しかし、彼の携帯に不審なメッセージが届く」という物語である。
ビル・マークスは、航空保安官をしていた。
ビルは、過去に娘が白血病を発症してしまった時、娘が死ぬのが怖くてそばにいてあげられなかった。そのことを悔やんで、酒に溺れる日々だったが、航空保安官としての仕事をこなしていた。
そんなビルに、ロンドン行きの飛行機に搭乗して秘密警護をする仕事が入る。
気の乗らないビルだったが、いつもの仕事と同じようになんとなくこなそうとした。
ビルが飛行機に搭乗し、とある女性と親しくなったりして離陸を待っていると、ビルの携帯に不審なメッセージが入る。
そのメッセージは、
「1億5000万ドルを指定の口座に振り込まなければ、20分ごとに一人ずつ殺していく」
というものだった。
最初は、同じく警護の仕事にあたっていたジャック・ハモンドのいたずらかと思ったが、ジャックに聞くと自分ではない…と言う。
一体誰がこんなことを。犯人は誰なのだろうか。
『フライト・ゲーム』は、それなりに面白いサスペンス映画だった
というわけで『フライト・ゲーム』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「それなりに面白いサスペンス映画だなぁ…!」
という感じだろうか。
うむ、面白い。
超弩級に面白いってわけでもないけれど、一応サクサクとストーリーは進んでいくし、ダレるところもほとんどない。
全体としてまとまりが良いサスペンス映画だったように思う。
『フライト・ゲーム』で「うーん」と思った点を挙げていこうと思う
『フライト・ゲーム』は、前述のように面白い映画ではあったが、やはり個人的に「うーん…」と思ってしまう箇所があったので、そこを挙げていこうと思う。
伏線回収が足りないような気がする…
『フライト・ゲーム』では、それなりに伏線が張り巡らされているのだけれど、最後の30分〜ぐらいのところで伏線が回収されていく。
だが、わたし的には伏線回収が足りないような気がするのは気のせいか…。
まず、犯人は二人組だった。
トム・ボーウェン(メガネの白人男性)とザック・ホワイト(飛行機搭乗時、ビルの隣の席だった黒人男性)である。
ビルがトムを拘束して機内を歩かせ、ある男性に「支持したのはこいつか?」と問い詰めるシーンで、トムがとっさにその男性の胸ポケットに携帯を隠し入れたのは伏線回収している。
しかし、全体として伏線回収されてないところが多いのは気のせいか。
まず、機長や「胸ポケットに携帯を隠し入れられた男性」が殺されたのは毒矢によるものだったが、あれはいつやったのか…。
また、ビルが機内でタバコを吸うところをどうやって目撃したのだろう…。
伏線回収がちょっと甘めな気がするのが個人的に気になった次第である。
「乗客を軽率に犯人扱いするんじゃない!」と言われたビルが軽率に犯人扱いされる悲劇
『フライト・ゲーム』において個人的にイライラしたのが、
「ビルが犯人扱いされてしまう」
という点である。
まぁ、あれだけの素行をしてしまったのだからビルが犯人扱いされてもおかしくはないのだけれど、かといってビルの上司は、
「ビル!軽率に乗客を犯人扱いするんじゃない!」
と言っていた。
なのに、ビルはすぐにニュースで犯人扱いされてしまうのである…。
だが、飛行機がやっとの思いで着陸したあとは、まるで手のひらを返すかのように、
「犯人かと思われていた保安官のビルは、実はヒーローだったのです!」
なんてマスコミは言いだす始末である。
ビルは名誉毀損でマスコミ各社を訴えるべきである。
『フライト・ゲーム』を総合評価するなら?
『フライト・ゲーム』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
個人的には満足。
普通に面白いし、ちゃんとサスペンスしている。
だが、前述のように伏線回収が甘い気がするので、そこだけ減点して星4評価とさせていただこう…。
あと、リーアム・ニーソン渋くてかっこいい。
『フライト・ゲーム』はどんな人にオススメ?
『フライト・ゲーム』は、密室サスペンスものが好きな人にはオススメしておきたい。
最後の最後まで犯人がわからないのは面白い。
終わりに
『フライト・ゲーム』についてレビューしてきた。
余談だが、飛行機には爆弾用の対策があるんだなぁ…と観ていて思った。
確かに、飛行機はそれでなくとも事件や事故が起こった場合の生存率が低い乗り物だから、色々な可能性を考えるのは普通のことなのかもしれない。
『フライト・ゲーム』、なかなかに面白い映画だった。