ふぉぐです。
ついさっき、『踊る大捜査線 THE MOVIE』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『踊る大捜査線 THE MOVIE』ってどんな映画?あらすじは?
『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、1998年公開のサスペンス映画。
監督は本広克行。主演は織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎。
あらすじとしては、「川で水死体が発見され、遺体の中にはぬいぐるみが入っているという猟奇殺人が起こる。同じ頃、警視庁副総監が何者かに拉致される事件も起きる。そして同じ頃、湾岸署内で窃盗事件も起きる」という物語である。
湾岸警察署と勝どき警察署のちょうど中間に位置する河川で、水死体が発見される。
水死体は当初自殺かと思われていたが、解剖すると胃の中から熊のぬいぐるみが入っていて、殺人事件だと断定される。
さらに同じ頃、警視庁副総監が家の前で何者かに拉致される事件が発生する。
そしてちょうど同じ頃、なんと湾岸署内で刑事たちの私物が盗まれる事件が起き、青島刑事の経費領収書まで盗まれてしまう。
青島刑事は、熊のぬいぐるみが入った水死体殺人の犯人を追おうとするが、副総監拉致の事件まで担当させられたりと、マルチに奮闘することになる。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、面白いけど惜しい点もあるサスペンス映画だった
というわけで『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「面白いけど惜しい点もあるサスペンス映画だなぁ」
という感じである。
全体的に面白く、サクサクと物語が進行していくのはグッド。
登場キャラクターたちもそれぞれに個性があり、個人的に良かったのは深津絵里さん演じる恩田すみれである。
あの強気な性格で事件を解決に導く風合いがとても心地よかった。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』という映画全体で見れば、かなり面白い作品ではあるのだが、起こる事件一つ一つを解明していくと、ちょっと薄味すぎるかな…と感じてしまった。
理由は後述していこうと思う。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』の良い点
『踊る大捜査線 THE MOVIE』の良い点は、事件が3つ絡むところだろう。
映画を見ていると、最終的には4つの事件が絡んでいるのが明らかになるが、主要となるのは3つの事件である。
この3つの事件が徐々に解きほぐれていくのが面白く、「あ、そういえばあの事件はどうなっていくんだろ?」と、まるで幕の内弁当でも食べるかのように、あっち行ったりこっち行ったりと飽きさせない演出がなされていて良かった。
事件のうち2つは人命に関わる事件でありつつ、残る1つはさほどでもないライトな事件だったのも良かった。
3つとも惨殺的な事件だと、見ているこっちも滅入ってしまうが、一つをライトにしたのは正解である。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』の悪い点
『踊る大捜査線 THE MOVIE』の悪い点は、3つの事件がそれぞれさほど噛み合っていない点である。
3つの事件が最終的に1つへと固まっていき、「実は関係している人物が同じでした」というパターンなら最強に面白かった。
もし上記のようなストーリー構成だったとしたら、文句なく星5点の超傑作になっていただろう。
しかし、蓋を開けてみると3つの事件は3つとも独立した事件であったのが少し残念。
また、惜しい点として「カフェで青島刑事が叫んだのが無線録音に録音されていた」という点である。
これが最終的に何処かへと結びつくのか…と思いきや、特に犯人へのめぼしい証拠となるわけでもなく、さらっと流されてしまったのが残念である。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』を総合評価するなら?
『踊る大捜査線 THE MOVIE』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
全体としては好印象かつ普通に面白い映画だった。
青島のキャラ、恩田のキャラ。
そして言わずもがなな湾岸署署長たちのあの間抜けなキャラ。
どれをとっても踊る大捜査線であり、『踊る大捜査線 THE MOVIE』を彩る最高のスパイスであったと思われる。
ストーリーも若干批判的なコメントをしてしまったが、全体像を見れば普通に面白い作品である。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』はどんな人にオススメ?
『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、サスペンス映画が好きな人におすすめしておきたい。
当方、特に踊る大捜査線シリーズを見ていたわけではないのだが、『踊る大捜査線 THE MOVIE』だけを見ても普通に楽しめる映画である。
終わりに
『踊る大捜査線 THE MOVIE』についてレビューしてきた。
特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。