【ネタバレ感想】『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』は、設定不足感が否めない作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』ってどんな映画?あらすじは?

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』は、1999年公開のアニメーション映画。

監督はワタナベシンイチ。主演は栗田貫一、小林清志、増山江威子。

あらすじとしては、「重大なお宝の情報を頭に叩き込んだ不二子だったが、あるショックが原因で記憶喪失になってしまう。不二子だけが知る重大なお宝の秘密とあって、とある組織が不二子を奪おうとする」という物語である。

ルパンは、不二子とともにある一夜を楽しんでいた。

というのも、『コロンブスの卵』と呼ばれる、コロンブスが持っていたお宝の中でも最大級な値打ちがついているお宝の秘密の文書を、不二子がゲットしたからだった。

すると、ルパンと不二子がいる家が爆撃され、二人はバイクで逃げる。

追ってきた軍事用のヘリコプターから、「コロンブスの卵についての文書を渡せ」と言われ、不二子は文書を地面に置き、その上にネックレス型の爆弾を置く。文書は燃え、コロンブスの卵のありかは不二子の記憶だけになった。

ヘリコプターの攻撃で、二人は崖から落ちてしまう。ルパンはなんとか不二子を救おうとしたが、結局不二子は崖の下に落ちてしまうのだった。

数日後、ルパンは次元、五ェ門とともに地中海沿いの街にいた。

ルパンは、あの時不二子を助けられなかったことを悔やみつつも、不二子に持たせていた腕輪でなんとか所在地は割り出していた。

一方、地中海のある家で、トレジャーハンターをしているロザリアという女性。

家に帰ると、怪しい物音がするではないか。

注意深く部屋に入っていくと、そこには寝巻き姿のような女性がいた。

女性は、不安げな目でこちらを見ていたが、すぐにロザリアは「この女性は記憶喪失かもしれない」と気づく。自分が何者なのか、名前さえも覚えていないようだった。

そこに、傭兵部隊のような男たちが続々とやってきた。

緑色のスーツをきたボスのような男が、「不二子をもらいにやってきた」と言い、記憶喪失の女性を奪おうとする。

するとまた、赤いスーツを着た男が窓からやってきた。

ルパン三世は、不二子を取り返すためにロザリアの家へとやってきたのだった。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』は、設定不足感が否めない作品だった

というわけで『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「設定不足感が否めないな…」

という感じである。

うーん、今作はストーリーがそもそも良くない気がする。

不二子が記憶喪失になるのはまぁ…話の味付けとしては良いものの、なぜロザリアがトレジャーハンターをやっているのか…などが曖昧だし、そもそもコロンブスの卵がどこでどうやって発見されたのかもいまいちわからない。

ロザリアに関しても、なぜオッドアイなのかも良くわからないし…ただのキャラ付けでオッドアイにしたならそれはそれで良いんだけれど、結局何もないのは腑に落ちない。

全体的にちょっと手抜き感を感じる作品だったなぁ…という印象である。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』の良い点

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』の良い点は、なんと言っても不二子が記憶喪失をする…という点だろう。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』における最大の魅力であり、記憶喪失したことで不二子の別の一面が見れたのも良かった。

不二子といえば、ルパンを出し抜いて裏切りを働くような、頭の切れる女性…というイメージだが、今作の不二子は女性らしさを存分に発揮させている点が良い。

それにより、普段の不二子には抱かないような、ある意味清潔なアダルト感さえ感じる。

妖艶というよりは、清楚な感じ…というか。いわゆる萌えアニメにありそうな女性らしさである。

『ルパン三世』というハードボイルドチックな作品において、今作の不二子のような性格はなかなかに稀有だと思う。

そういう意味では、『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』はなかなかに冒険したタイトルだったのではないか…とさえ感じる。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』の悪い点

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』における悪い点といえば、まずはストーリー構成がよろしくない。

ルパン三世のテレビシリーズでは、基本的に闇の組織が出てくるわけだが、今作は闇の組織そのものがパッとしない。

雇われの部隊…というか。緑色のスーツを着た男(ナザロフ)が、雇い主のロザリア父(バートン)を全く敬愛していないところがそもそも間違いだと思うのだ。

やはり、ルパン三世のみならず、主人公に感情移入して敵方をやっつける作品ならば、敵方の親分も魅力的でなければならない。言うなればカリスマ性が必須である。

だからこそ、ルパン三世の中でも「カリオストロの城」におけるボスは、観客からしても「こいつは悪いやつだ」という気分が満ち満ちてくる。それはおそらく、家来…というか、部下たちの忠誠心が見て取れるからである。悪い奴らの親玉。悪の大将。そう感じさせるカリスマ性が発揮されているわけだ。

しかし、今作の親玉(ロザリアの父・バートン)には、全くと言って良いほどカリスマ性を感じないし、魅力を感じない。

なぜ妻を実験の犠牲にしたのかもわからないし、なぜその実験で犠牲が出るのか…という理由さえわからない。

これこれこういう理由で、こういう理由があるから『コロンブスの卵』が必要である…という理由、そして部下(緑色のあいつ)に全く敬愛されていないところが、ストーリーとして面白くなさを演出してしまっているのだと思う。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』を総合評価するなら?

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

個人的には微妙…というより、ルパン三世のテレビシリーズでいえば1位2位を争うぐらいに面白くないな…と感じる作品だった。

とはいえ、不二子がいつになく清楚な雰囲気でいるのは高評価である。

もう少しストーリーをしっかりさせ、キャラクターの設定も考え直したら素晴らしい作品になってたように思う。

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』はどんな人にオススメ?

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』は、ルパン三世の中でも峰不二子ファンにおすすめしたい。

不二子の魅力が存分に出ている。

終わりに

『ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないので、サクッと終わろう。