【ネタバレ感想】『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』は、全体として説明不足なアニメ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』ってどんな映画?あらすじは?

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』は、2003年公開の映画。

監督は芝山努。主演は大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太。

あらすじとしては、「卵から生まれた台風の子・フー子とのび太は仲良くなり、どこでもドアで広い草原で遊んでいた。すると、草原の奥にあった不思議な村を発見。のび太たちは風の民と仲良くなっていくが…」という物語である。

スネ夫がラジコンで遊んでいると、草陰で丸いものを見つける。

ラジコンでボールのようなその球体を突きながら遊んでいると、球体が割れて中から不思議な生物が出てくる。

スネ夫は、その生物を捕まえようと追っかけるが、まるで風を操っているかのような動きで、なかなか捕まえられない。

その生物は、のび太につきまとうようになり、結局のび太の家で飼うことになった。

ドラえもんの道具で判明したのが、その生物は台風の子供ということらしい。

のび太はフー子と名付け、フー子が入れるぬいぐるみをドラえもんの道具で作ったりした。

そんな折、フー子を遊ばせてあげたいと、どこでもドアで大草原へと遊びに出かける。

すると、大草原の後ろ側にあった不思議な出入り口に吸い込まれ、ドラえもんたちは「風の民の村」という未開の地へ足を踏み入れることになる。

その村では、風を操る「風の民」がいて、世にも珍しい動物などが生息していた。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』は、全体として説明不足なアニメ映画だった

というわけで『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「全体として説明不足なアニメ映画だなぁ…」

という感じである。

ストーリー自体は勧善懲悪もので、子供たちにはわかりやすいだろう。

ただ、風の民の村に対する情報がほぼなく、風の民の村VS嵐族がなぜ争っているか…などに全く感情移入できないのが痛い。

そして、結局「風の民の村」とはどこにあるのか…というのもわからずじまいなので、若干の消化不足感も否めない。

ストーリーは良いのに、その肉付けで失敗しているような…そんな作品である。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の良い点

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の良い点は、そのストーリー性にあるだろう。

わかりやすく簡潔で、ドラえもん映画としての面白さはちゃんと確立されている。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の悪い点

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』の悪い点は、全体的な説明不足の多さだろう。

例えば、まずのび太とフー子の接点作りが早すぎる。

なぜのび太を選んだのか、のび太はなぜフー子にあんな早く感情移入ができるのか。

そして、どこでもドアでたまたま行った場所が、なぜかフー子がキーパーソンとなる村だったのも興醒めだ。

全体として、やはり肉付けの甘さが際立つ作品だなあ…という印象である。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』を総合評価するなら?

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

まぁ、及第点。

惜しいところはたくさんあるし、若干説明不足なのは否めない。

だが、ストーリー自体が面白くないわけではないので、この点数である。

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』はどんな人にオススメ?

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』は、ドラえもん映画が好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。