【ネタバレ感想】『宇宙戦争』は、全体的にストーリー構成がよろしくないSF映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『宇宙戦争』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『宇宙戦争』ってどんな映画?あらすじは?

『宇宙戦争』は、2005年公開のSF映画。

監督はスティーヴン・スピルバーグ。主演はトム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィン。

あらすじとしては、「貨物港で作業員をしているレイは、前妻と離婚して今は一人で暮らしていた。ある日、前妻の用事で子供たちを預かることになったレイ。しかし、時を同じくして世界中で悲惨な事件が巻き起こる」という物語である。

レイ・フェリエは、貨物港でクレーン操縦士をしていた。

レイは離婚をしていたが、前妻との間に二人の子どもがいた。

ある日、仕事終わりのレイの元に、前妻と前妻の新しい夫がやってくる。

二人は、前妻の実家に行くために子どもを預かって欲しく、レイの元にやってきていた。

前妻とレイとの間に授かった二人の子どもたち、レイチェルとロビー。

レイは二人とうまく絆を作れずにいた。

次の日の朝。レイが起きるとロビーは勝手にレイの車を無免許で運転していた。

仕方なくレイチェルと共に家にいると、空に怪しげな雲が立ち込めていく。まるで巨大な竜巻でも発生させるかのようだった。

すると、ちょっと遠くの方で雷のようなものが何発も地面に撃ち込まれていく。

こんな光景は初めて見るレイ。嵐のような雲がおさまってすぐ、レイは街へとロビーを探しにいく。

すると、街では停電が起こっていて、いたるところの車も部品が故障し動かない状態になっていた。

ロビーを見つけたレイは、すぐにロビーを家に帰す。

そのままレイは街で何が起こったのかを究明していると、道路の真ん中に何かが落ちたような、そんな痕跡を発見する。

街の人々が群がってその痕跡を見ていると、痕跡を中心に地割れが起こり、街の建物が倒壊していく。

なんと、地中から巨大な機械が現れたではないか。

機械は、人間たちに光線を発射する。光線に当たった人は粉のようになって死んでいった。

レイはすぐに家に帰宅し、二人の子どもたちを連れて車で逃げるのだった。

『宇宙戦争』は、全体的にストーリー構成がよろしくないSF映画だった

というわけで『宇宙戦争』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「全体的にストーリー構成がよくないなぁ…」

ということだろうか。

もう…なんだろう、とにかくストーリーが絶望的に面白くない。

宇宙人の機械がもともと地中にいて、それを雷のようなもので起動し、人間たちを恐怖に陥れる…というところまではよかったのに、車で前妻の家に行くあたりから徐々につまらなさがみなぎっていく。

とにかく面白くない映画だった…。

『宇宙戦争』の「うーん」と思ってしまう点を挙げていこうと思う

『宇宙戦争』は、前述のように面白くない作品だったのだが、具体的にどこが面白くなかったのかを個人的な観点から挙げていこうと思う…。

レイチェルの叫び声・傲慢さが受けつけない

『宇宙戦争』で個人的に「うっ…きつい」と思ったのが、レイチェルの傲慢さである。

「私のこと、大人として扱ってよね!」的な雰囲気を醸し出しているにも関わらず、恐怖シーンではキャーキャーワーワーの大騒ぎ…。

特にやべえなと思ったのが、「ママに会いたい!!」と車の中でレイに言い出し、

「ママにあ”いたーーーい!!!」

と強烈な耳障りキンキンボイスで叫び出すところなんかは鳥肌ものである。

一瞬、この映画見るのやめようかなと本気で迷うぐらいのシーンだった。あのシーンはやべえ。

ロビーのおバカぶりも受けつけない

『宇宙戦争』でレイチェルと同じぐらいやべえ存在だったのがロビーである。

このロビー、自分が無力だということも知らずに、現場へ急行している軍に「俺も乗せてくれえ!」と言い出してずぶ濡れになる。

そして、「レイチェルのことを考えてやれ!」というレイに、「じゃああんたはどうだったんだ?」と、そこでそれ言う?みたいなセリフを言い出す。

軍が丘の上で戦っている時も、「見たいんだ!」とか言うわけのわからない理由で向こうの方へ行こうとする。

そして最終的には前妻の実家で無事でした…。

なんなんだこいつは…。

巨大ロボットがなぜやられたのか

『宇宙戦争』の終盤。

巨大なロボットがシールドを展開せず、そこをレイに見抜かれて軍にボコボコにされるシーン。

あれはなぜやられたのか…というと、地球にいる微生物やバクテリアによる感染が原因だということである…。

いやまぁ…わかるけど。わかるけどそのオチってどーなのよ…。

てか、そもそも宇宙戦争じゃないじゃん…

『宇宙戦争』っていう邦題だけど、正直なところ全く宇宙が舞台じゃない…。

いや、まぁ地球も宇宙の一部だからというならまぁそういう意味で宇宙戦争ではあるけど…。

そうなると第二次世界大戦も宇宙戦争になるわけで…。

まぁでも戦ってる相手が地球外生命体だから、そういう意味では宇宙戦争なのかな…。

なんかもうわけわかんなすぎてやばい。

『宇宙戦争』を総合評価するなら?

『宇宙戦争』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

うーん、個人的には絶望的につまらない。

ストーリーだけでいうなら間違いなく星1。

ただし、映像技術はすごいなと感心したので、そこを配慮して星2評価とさせていただく次第である…。

『宇宙戦争』はどんな人にオススメ?

『宇宙戦争』は、SF映画好きならオススメしておきたいが、そうでもないなら正直見なくてもいい映画かなと思う。

終わりに

『宇宙戦争』についてレビューしてきた。

「スピルバーグ監督」という、世間的な認知度の高さに今回は騙されてしまった。

確かにスピルバーグ監督の映画は面白いのが多い。だが、その裏ではやはり今作のような失敗作もあるわけである。

それもまた、スピルバーグ監督のチャレンジ精神によるところである。

そりゃ、毎度毎度打率10割とはいかないですよね。