ふぉぐです。
ついさっき、『ウインド・リバー』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『ウインド・リバー』ってどんな映画?あらすじは?
『ウインド・リバー』は、2017年(日本だと2018年)公開のサスペンス映画。
監督はテイラー・シェリダン。主演はジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン。
あらすじとしては、「ワイオミング州の雪深い地方で合衆国魚類野生生物局(FWS)の職員として働いているコリーは、ある日、雪で覆われた平原のなかで女性の遺体を見つける」という物語である。
ワイオミング州・ウインドリバー保留地で合衆国魚類野生生物局(FWS)の職員として働いていたコリーは、ある日義父の依頼で家畜を襲った肉食動物の駆除を担当すべく、義父のいる地域へと向かう。
コリーはいわばFWSの職員で働きつつも、実際はいわゆるハンター的な側面があった。
コリーは、いつものようにウインドリバー保留地をスノーモービルで走っていると、何やら向こうのほうに水色をしたものが地面に落ちていた。
なんだろう?と思って近づいていくと、それは女性の遺体だった。
コリーは、遺体の状態を確認してすぐに応援を求める。
現場を捜査のためにとそのままにしておくため、コリーはいったん地元警察の駐留所へと戻るのだった。
数時間経って、FBIのジェーンという女性捜査官がやってきた。
ジェーンとともにコリーたち地元警察の人々は女性の遺体がある場所に向かう。
こんな雪深い場所で裸足なんて…と不可解なその死体を見ているジェーンだったが、コリーの推理などを聞くにしたがって、この事件を解決するためにはコリーのような地元に詳しい人間が必要だ…と知る。
コリーに捜査への協力を依頼し、さっそく捜査が始まる。
『ウインド・リバー』は、重厚なストーリー展開が繰り広げる重めなサスペンス映画だった
というわけで『ウインド・リバー』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「重厚なストーリー展開が繰り広げる重めなサスペンス映画だなぁ…」
という感じである。
個人的には面白い作品だった。
全体的に「雪のシーン」が多いためか、ちょっと殺風景な印象さえ持つ。
その殺風景な雰囲気がまた『ウインド・リバー』という映画を重厚なものにしているような気さえする。
正直、ストーリー展開としてはやや遅め。
どちらかというとスピーディーなストーリー展開が好きな私からしたら、『ウインド・リバー』はちょっと遅いな…と感じた。
さらにいえば、雪のシーンが多いため、画面の代わり映えが難しい。
ストーリー展開の遅さと雪のシーンの多さが相まって、少しダレる要素があるのだが、とはいえストーリー展開の遅さが気にならないぐらいに最後のスカッと感は素晴らしい。
表現は汚いが、溜まりに溜まってた便秘が、ある日一気に出るような。
そういう爽快感のある映画だなと感じた。
『ウインド・リバー』の良い点
『ウインド・リバー』のいい点は、なんと言っても主人公・コリーの男気である。
コリーのようなタイプの男性主人公は、リーアム・ニーソンなどが私の中で印象深いのだが、今作の「ジェレミー・レナー」もまた、渋い男を演じていてかっこいい。
全体的にコリーのカッコよさが際立っていて、その有能さに感服せざるを得ない。
ストーリーの重要な起点にもなっているコリー。最高である。
『ウインド・リバー』の悪い点
『ウインド・リバー』の悪い点は、サスペンス映画とはいいつつも伏線がほとんど張られていないところだろうか。
洋画にありがちだと私は思っているのだが、こういうタイプの映画はほとんどがストーリー展開と同時にキャストが増えていくのである。
逆に、名探偵コナンなどでは、最初に全体で出演するキャラクターを紹介しておいて、
「はい、この中に犯人がいますよ」
っていうのを推理する…というのが定番である。それが推理作品として面白い。
ただ、『ウインド・リバー』などの洋画はストーリーが展開されていくに従ってそこに犯人がいる…という一本道形式なのである。
そこだけ解せないな…と思う。
『ウインド・リバー』を総合評価するなら?
『ウインド・リバー』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
個人的には好印象な映画。
全体的にモノトーンチックな(雪の影響で)画面と、重厚なストーリーには感服する。
結局犯人は終盤ちょい前で明かされるのだけれど、犯人自体にはあまり驚きはしなかった。
コリーのかっこよさも相まって、『ウインド・リバー』という作品はサスペンス映画というよりもいぶし銀なヒューマンドラマ映画のように感じた次第である。
『ウインド・リバー』はどんな人にオススメ?
『ウインド・リバー』は、重めのストーリーを楽しみたい人におすすめである。
かなり重いので、見る人を選ぶ作品ではあると思うが、その重厚さに胸を掴まれるだろう。
終わりに
『ウインド・リバー』についてレビューしてきた。
特に語ることもないので、ここらへんで終わりにしよう。