ふぉぐです。
ついさっき、『TRICK 新作スペシャル3』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『TRICK 新作スペシャル3』ってどんな映画?あらすじは?
『TRICK 新作スペシャル3』は、2014年公開のサスペンス映画。
監督は堤幸彦。主演は仲間由紀恵、阿部寛。
あらすじとしては、「水神家の当主が亡くなり、遺言状によって遺産が分配されることになると思っていたが、遺言状は白紙だった」という物語である。
水神家の当主が亡くなり、弁護士によって当主の遺言が発表されることになる。
水神家の屋敷に集まった水神家の親戚たちは、当主が亡くなったことよりもその遺産がどのように分配されるかに注目していた。
日本円にして数百億もの莫大な遺産によって、彼らは自らの生活再建などを目論んでいた。
しかし、遺言によって開くことになった箱を開けてみると、すでに封が切られている跡があり、箱の中には真っ白の神が一枚入っているだけだった。
水神家の人々は、すでに水神家の誰かがその箱を開け、中に白紙だけを入れて自分だけ財産を持っていこうとしているのだ…と疑心暗鬼になる。
上田と山田も、上田の講演会にやってきていた水神家の一族の計らいによって、遺言が発表される席に同席していた。
『TRICK 新作スペシャル3』は、謎解き要素が面白いサスペンス作品だった
というわけで『TRICK 新作スペシャル3』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「謎解き要素が面白いサスペンス映画だなぁ」
という感じである。
まず、今作はあの有名な横溝正史の「犬神家の一族」をモチーフにしているであろう「水神家」が出てくる。
水神家のある村も「尾古溝村(おこみぞむら)」と、横溝と同じ韻を踏んでいるし、途中の湖ではスケキヨで有名な足だけ水面から飛び出てるシーンをモチーフにしたカットも出てくる。
とても犬神家の一族をリスペクトしているような雰囲気のある作品だった。
そして、今作は謎解き要素が面白いのもポイントが高い。
前々作、そして前作と、回を追うごとにTRICKの面白さが噴出してるわけだが、今作は新作スペシャルの中でも特に面白い作品だったように思う。
伏線を張って、きれいに伏線を回収していく様は見ていて心地良い。
『TRICK 新作スペシャル3』の良い点
『TRICK 新作スペシャル3』の良い点は、やはりトリック要素が面白い点だろうか。
謎を解く楽しさがあり、「なぜこれはこうなったのだろう」と観客側も山田たちの視線に立って考えることができるのが面白い。
トリック自体も面白く、例えば「さんずいを入れる漢字と入れない漢字を分ける」というあのトリックも面白かったし、尼寺のヒ素耐性のある尼さんの話も、最終的に伏線回収をしているところもよかった。
「いや…それどうなの?」というようなトリックがたまにあるTRICKシリーズだが、今作のトリックは実現できそうなものが多かったので、それもありとても良い作品だったように思う。
『TRICK 新作スペシャル3』の悪い点
『TRICK 新作スペシャル3』の悪い点は、温泉ガスの吹き出る小屋に閉じ込められた山田と上田が、力技で抜け出てしまうところだろう。
おそらく都合上、力技での回避になったとは思うのだが、あそこもトリックで抜け出せてほしかったところだ。
あそこだけ減点ポイントだろう。
『TRICK 新作スペシャル3』を総合評価するなら?
『TRICK 新作スペシャル3』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
個人的にはとても楽しめた。
大体、こういうテレビシリーズの映画やスペシャル版というのは、回を追うごとに「面白くないなぁ」と感じるようなストーリーになってしまうものだが、今作はTRICKシリーズの中でも特に面白い作品だったように思う。
ちなみに、時を同じくして公開された「TRICK劇場版 ラストステージ」に比べると、ぶっちゃけ今作を劇場公開にした方がよかったのでは…と思うレベルで今作は面白い。
全体的にまとまっていたし、とても楽しめた。
『TRICK 新作スペシャル3』はどんな人にオススメ?
『TRICK 新作スペシャル3』は、TRICKシリーズが好きな人におすすめしておこう。
終わりに
『TRICK 新作スペシャル3』についてレビューしてきた。
特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。