【ネタバレ感想】『ユージュアル・サスペクツ』は、最後まで不可解な謎が残るサスペンス映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ユージュアル・サスペクツ』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ユージュアル・サスペクツ』ってどんな映画?あらすじは?

『ユージュアル・サスペクツ』は、1995年(日本だと1996年)公開のサスペンス映画。

監督はブライアン・シンガー。主演はスティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・スペイシー。

あらすじとしては、「5人の犯罪者が警察署に集められ、取り調べを受ける。その縁もあってか、5人は強奪事件の作戦を立てることになり、ビジネスパートナーとして仕事をするようになる。そんな中、カイザー・ソゼという不可解な人物の存在を目の当たりにする」という物語である。

キントは、船の爆発事件で知っていることを話してくれと、刑事に言われていた__。

事件の全容は、数週間前に遡る。

ある5人の犯罪者が、ある警察署に集められて取り調べを受けることになる。

その中に、名の知れた犯罪者であるキートンという男がいた。

キートンは、犯罪稼業からは足を洗い、今では弁護士の女性を雇って店を経営する経営者となっていた。

しかし、警察署での取り調べが行われたことで、店の経営に支障が出たために、キートンは警察署で一緒になった4人と手を組み、5人で犯罪計画を企てることになる。

5人は事件を重ねていくが、ある時、とある人物から紹介された仕事がガセだったことを受け、「どう落とし前をとるんだ?」という争いになってしまう。

相手方のボスは、「実は、ある弁護士からこの仕事は依頼を受けていて、お前らにもっと仕事をやってほしい」という旨を伝える。

5人はその弁護士と会う事になるが、その弁護士は「コバヤシ」という人物で、コバヤシは自分のボスである「カイザー・ソゼ」という人物が5人に仕事を依頼したいと申し出ている…という旨を伝える。

5人のうち、キートンを含めた4人は顔をしかめる。しかしただ一人、キントだけはカイザー・ソゼのことを深く知らないからか、「そいつは誰なんだ?」という話になる。

カイザー・ソゼは正体を全く見せない謎の人物で、犯罪を生業としている奴らからは恐れられている人物だった。

__。

刑事は、船の爆発事故についてキントから話をもらい、キントが帰っていくのを見ながら、重要なことを知ることになる。

『ユージュアル・サスペクツ』は、最後まで不可解な謎が残るサスペンス映画だった

というわけで『ユージュアル・サスペクツ』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「最後まで不可解な謎が残るサスペンス映画だなぁ…!」

という感じである。

まず、面白い。

めちゃくちゃ面白く、それでいて最後の最後で「騙された!!」と呆気にとられてしまう。

正直いうと、キートンが黒幕だと誰もが思ってしまうに違いないのではないだろうか…。

明らかにボス級の風合いを持っているし、「死んだと見せかけて実は…」というありがちな結末かと思っていた。

しかし、実際は違った。

警察で事情聴取を受けていたキントが、カイザー・ソゼだったのである。

刑事が壁に貼ってある捜査資料を見ていると、キントが話していた重要人物の名前がそこら中に乗っている。

つまり、キントはでたらめに名前を言っていたわけだ。

弁護士の名前「コバヤシ」も、刑事が飲んでいたコーヒーカップの底面に書かれていた会社名「KOBAYASHI」だったのである。

そう。キントがカイザー・ソゼだったのだ。

『ユージュアル・サスペクツ』の良い点

『ユージュアル・サスペクツ』の良い点は、なんと言ってもその最後の最後に持ってくる伏線回収だろう。

ぶっちゃけ言うと、伏線回収があまりに早すぎるので、脳味噌がついていかない。

だが、見終わってからその回収の気持ち良さがわかってくる…という感じである。

「なるほど…!」

と、脳みそに快感が押し寄せる。

アハ体験というのが一昔前に流行ったが、まさにあれぐらいにアハアハしてしまう。

『ユージュアル・サスペクツ』の良い点は最後に集約されるだろう。

『ユージュアル・サスペクツ』の悪い点

『ユージュアル・サスペクツ』の悪い点は、中盤のダラけである。

前述のように、『ユージュアル・サスペクツ』は最後に一気に伏線を回収するスタイルの映画なため、中盤が大事ではないわけではないし、むしろ中盤こそ重要視しなければならない映画である。

しかし、とはいうもののやはり『ユージュアル・サスペクツ』の中盤はちょっとダラける。

特に、刑事とキントが取り調べをしているあのシーンはちょっと退屈。

そこだけが『ユージュアル・サスペクツ』を見ていてダレた瞬間だろうか。

『ユージュアル・サスペクツ』を総合評価するなら?

『ユージュアル・サスペクツ』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

全体としては好印象。

1990年代の映画のあの…ちょっと映像的にチープさのある雰囲気が個人的には大好物である。

また、最後に伏線を回収するスタイルも面白い。

説明的な回収の仕方と言うよりも、「これでわかるだろ?」と言わんばかりの男前な回収の仕方に惚れ惚れする。

とても面白いサスペンス映画だった。

『ユージュアル・サスペクツ』はどんな人にオススメ?

『ユージュアル・サスペクツ』は、サスペンス映画が好きな人にぜひ見ていただきたい映画だ。

全体的に暗い雰囲気が漂っているのもサスペンスっぽいし、男前なキャラも出てくる。

サスペンス好きは必見である。

終わりに

『ユージュアル・サスペクツ』についてレビューしてきた。

特に言うこともないので、この辺で終わろう。