ふぉぐです。
ついさっき『ツーリスト』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『ツーリスト』ってどんな映画?あらすじは?
『ツーリスト』は、2010年公開のサスペンス映画。
監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。主演はジョニーデップ、アンジェリーナ・ジョリー。
あらすじとしては、「イタリア旅行に来ていた旅行者が、ある女性と出会ったことがきっかけでとんでもない事件に巻き込まれていく」という物語である。
朝、カフェでモーニングを注文したエリーズは、誰かから見張られていた。
それは警察で、エリーズは重要人物と接触を持つ唯一の女性だったので、警察からマークされていたのだった。
重要人物とは、「ピアーズ」という男のことで、ピアーズは約7億ポンドもの税金を納めていない脱税者としてマークされていたのである。
さらに、ピアーズはレジナルド・ショーという人物が率いるギャングにも所属していたことがあり、ショーの金を持って逃げていたため、ギャングからも目をつけられていたのだった。
エリーズがモーニングを食べていると、配達人がエリーズの元へやってきた。
手紙には、「8時22分発の電車があるから、それに乗って、俺と同じ身長をした男を俺だと思い込ませるんだ」という内容が書かれていた。ピアーズからだった。
エリーズは、8時22分に発車する電車へ乗るため、すぐにその場を後にした。
そして、目的の駅へ行くために地下鉄を利用し、8時22分発の電車に乗り込むのだった。
電車に乗り込むと、エリーズはすぐにピアーズと同じような身長をした男性を探す。
すると、小説を読んで電子タバコをふかしている男性を発見。
エリーズはすぐさま彼の向かいの席に座り、話を始める。
彼はフランクという名前で、数学教師をしている人物だった。
フランクは、エリーズと出会ってしまったことで、運命の歯車が狂い出していく…。
『ツーリスト』は、ベタな展開が続くサスペンス映画だった
はい、というわけで『ツーリスト』を観終わった。
うん、まず私の感想を述べさせてもらうと…、ベタな展開が続く映画だな…という印象である。
私としては、ベタな展開は嫌いではないし、むしろ面白いと感じる人間なので、『ツーリスト』もそれなりに楽しめた。
変にひねってわけがわからなくなる映画よりも、ベタな展開の映画の方が好みなのかもしれない。
ネタバレをしてしまうと、結局フランクはピアーズだったわけだが…。
これもまた、なんとなーくそうなんじゃないかな?って映画の途中で気付き始めている自分がいた。
というのも、フランクが警察で取り調べを受けているときに、
「タバコは?吸う?」
と警部に質問された時、
「いや、吸わない…」
と返答していたところからちょっと「ん?」と疑っていた。
それまで、電子タバコを吸っていたはずだったのに、なぜかそこだけ「吸わない」と言うのか…。あまりにも不自然である。
そして、舞踏会のようなところで、ピアーズらしき人物が手紙をエリーズに渡して、颯爽と逃げるところでフランクが現れるのもちょっと…と思ってしまった。
明らかに、ピアーズらしき人物を逃がすために突然現れたとしか思えなかった。
終始ベタな展開が続く作品だったように思う。
最終的な「ピアーズ」、別の人が良かったんじゃないか説
さっき紹介したように、フランクは結局ピアーズだったわけだが…。
個人的には、フランクはピアーズではなかった方が良かったんじゃない…?と思ってしまった。
確かに、フランクをあえてピアーズにすることで、サスペンスチックな雰囲気は出てくる。
だが、フランクをピアーズにするなら、それ相応の伏線をもっと張り巡らせておく必要があるように思う。
それこそ、怪盗キッドがコナンの主要メンバーに化けていて…というオチを作るようなものである。
それなりに、「なんかおかしくない?」という伏線を張り巡らせておくことで、やっとフランクがピアーズというところに合点がいく…というようなものではないだろうか。
もちろん、『ツーリスト』でも「タバコを吸うはずのフランクが、取り調べでは吸わなかった」など、伏線のようなものはあるにはあるんだけれど、ちょっと伏線要素が弱いかな…と思った。
あのオチに持っていくのなら、もう少し要所要所に伏線を張っておいた方が良かったように思う。
大どんでん返しにしては、ちょっとお粗末だったかな…と。
ぶっちゃけ、ジョニーデップが主演の時点で…
『ツーリスト』は、主演がジョニーデップである。
ジョニーデップといえば、それはもう誰もが知ってる映画スターなのだが…。
そのジョニー・デップを差し置いて、まさか名も知らない無名俳優が「ピアーズでした」みたいなオチはないな…と思っていた。
だいたい、ジョニー・デップが出てきたあたりで、「ジョニーがピアーズ?」となんとなく…ほんとなんとなく読めていたような気がする。
そういう意味でも、主演をジョニーデップだけではなく、もう2〜3人有名俳優を使って、「誰がピアーズでしょうか!」みたいな映画にした方が良かったような気もする。もちろんお金はかかっちゃうけどね…笑。
『ツーリスト』を総合評価するなら?
『ツーリスト』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。
うーん、個人的には及第点。
特に面白いわけでもないけれど、つまらないわけでもない。
若干先の展開が見えてしまっていたのは残念だったけれど、個人的にはテンポよく話が進んでいったように思う。
また、個人的には『ツーリスト』のBGMが良いなぁ…と思ってしまった。
BGMが良い映画といえば、個人的にはアンタッチャブルなんかがあるけれど、アンタッチャブルと同じぐらいBGMに関しては良いなぁと思った。
ストーリー的には星2だけれど、BGMの良さを鑑みて星3評価…と言ったところだろうか。
『ツーリスト』はどんな人にオススメ?
『ツーリスト』は、ジョニー・デップファン、またアンジェリーナ・ジョリーファンにオススメしておきたい映画である。
ここまで、どちらかというとネガティヴなレビューをしてきたが、『ツーリスト』は普通に見る分には面白い映画なので、ぜひ力を抜いて鑑賞してもらいたい。
終わりに
『ツーリスト』についてレビューしてきた。
余談だが、『ツーリスト』のジョニーデップはかなりイケメンだったように思う。
私がこれまで見てきたジョニーデップ出演作品は、だいたいなんか…ちょっとヤバめで奇抜な感じの役柄が多いイメージなんだけど、『ツーリスト』のジョニーデップはめちゃくちゃイケメンだな…と感じた。
そりゃジョニー・デップのファンになるわな…て感じである。