【ネタバレ感想】『レインメーカー』は、安心してみられる法廷もの映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『レインメーカー』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『レインメーカー』ってどんな映画?あらすじは?

『レインメーカー』は、1997年(日本だと1998年)公開のヒューマンドラマ映画。

監督はフランシス・フォード・コッポラ。主演はマット・デイモン、ダニー・デヴィード、クレア・デインズ。

あらすじとしては、「新米弁護士とその相棒の准弁護士が、白血病の医療費を払わない保険会社とその後ろにいるエリート弁護団を訴える」という物語である。

暴力を振るう父親のもとで育ったルディは、法律に関することに触れたことがきっかけで弁護士への道を歩むことになる。

苦労して法学部を卒業したルディは、アルバイトをしていた店の主人の紹介でストーン弁護士の法律事務所へと就職することになる。

しかし、ストーン弁護士はかなり裏家業的なことをやっていた人物で、ある日FBIによって法律事務所に捜査が入ってしまった。

それに感づいたルディの相棒であるデックは、ルディを誘って二人で新しく法律事務所を立ち上げるのだった。

ルディにはすでにある一件の仕事が入っていた。

それは、白血病にかかって骨髄移植をすれば治る可能性のある息子を持つ母親からの依頼だった。

母親は、ある保険会社に医療費を支払ってもらうように七度も手紙をよこしたが、会社側は「バカじゃないか」という一文を手紙に添えるなどの横柄な態度を表明し、この家族には一銭も医療費を払っていなかった。

ルディは、保険会社を相手取り、なんとかして賠償金を支払わせようとするが、彼らのバックには強力な著名弁護団が構えていた。

『レインメーカー』は、安心してみられる法廷もの映画だった

というわけで『レインメーカー』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「安心してみられる法定もの映画だなぁ」

という感じである。

全体的な作りとして、特にスピード感があるわけではない。

だが、物語の主軸を二つに(医療費請求とラブロマンス)おくことで、とても均整の取れた作りになっているなと感じた。

どちらかに偏ってても飽きが来るし、話に深みがなくなってしまう。

どちらをも主軸と置くことで、『レインメーカー』の作品性を多いに際立たせているなと感じた。

『レインメーカー』の良い点

『レインメーカー』の良い点は、観客の感情を揺さぶっているところだろう。

これは俳優陣の演技もさることながら、やはり脚本というか、監督の見せ方がうまいのだと思う。

例えば、相手弁護団がルディ側に攻撃をする際は、やはり感情移入している分とてもイライラする。

しかし、ルディ側が相手弁護団を攻撃する際は、とてもスカッとする。

この駆け引き具合がとてもよく、みていて感情が動いていくなと感じた。

最後に「賠償金が支払われない」という結果にはなってしまったが、それもそれで一興だなと感じさせてくれる、乙な映画だなと感じた。

『レインメーカー』の悪い点

『レインメーカー』の悪い点は、正直いうと人物のバックグラウンドがあまり描かれていないところだろうか。

『レインメーカー』は『レインメーカー』で普通に面白い映画なのだが、ルディのバックグラウンドや相棒のデックのバックグラウンドが描かれていないのは個人的にはマイナス評価。

別にバックグラウンドが絶対に必要…ってわけでもないけど、そうした方が人物への感情移入がよりできるかな…と思った次第である。

『レインメーカー』を総合評価するなら?

『レインメーカー』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

個人的には佳作。

普通に面白かったし、やはりマット・デイモンの演技力には恐れ入る。

全体的にスローテンポで話が進められていくものの、特にリズム感が悪いわけではないのが稀有である。

とても良い作品だった。

『レインメーカー』はどんな人にオススメ?

『レインメーカー』は、すっきりしたい人におすすめしておこう。

終わりに

『レインメーカー』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。