ふぉぐです。
ついさっき、『ホーンティング』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『ホーンティング』ってどんな映画?あらすじは?
『ホーンティング』は、1999年公開のホラー映画。
監督はヤン・デ・ボン。主演はリーアム・ニーソン、リリ・テイラー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
あらすじとしては、「睡眠障害の治療で集まった3人と博士の計4人。実は、博士は幽霊などの恐怖や不安を研究している学者で、今回の睡眠障害の実験はウソだった。集まった屋敷の中で、徐々に奇妙なことが起こっていく…」という物語である。
母の看病をずっとやってきたネルは、姉夫婦から遺産であるアパートの引き払いなどを迫られていた。
母が亡くなってから、睡眠障害を起こしてしまっているネルは、姉夫婦からのストレスでどうにかなってしまいそうだった。
ある日、睡眠障害の治療ができる…という広告を目にしたネルは、さっそくその睡眠障害治療の合宿が行われる屋敷へとやってきた。
屋敷は周りに家が何もない広大なところにポツンと建造されているが、かなり大きかった。
門には幾重にも鍵がかけられていて、なぜかとても厳重だった。
ネルが門の前でクラクションを鳴らしていると、どこからともなくおじいさんがやってきて、鍵を開けてくれる。
屋敷へと入ると、給仕役のおばあさんがやってきて、部屋へと案内してくれる。
内装はかなり豪華で、まるで中世のお城である。
ワクワクしているネルの元へ、同じく睡眠障害克服のためにやってきたテオ、そしてルーク、睡眠障害治療合宿の主催であるマロー教授と出会う。
マロー教授は、助手の女性とやってきていたが、顔を怪我してしまうハプニングが起きて急遽街の病院へと行ってしまう。
残された4人は、マロー教授の指示のもと、心理的なテストを行いながら経過を見ていく。
しかし、マロー教授の本当の目的は、睡眠障害の克服ではなく、心霊現象への不安が人間にどう作用するのか…を研究するためだった。
そのために、奇妙な現象が起きると言われているこの「ヒルハウス」へと招待したのだ。
『ホーンティング』は、支離滅裂なホラーファンタジー映画だった
というわけで『ホーンティング』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「支離滅裂だなぁ…」
という印象である。
なんだろ…もうぶっちゃけて言ってしまえば、面白くない。
いや、正直前半ぐらいまでは面白かった。
西洋の大きなお城、そして奇妙な彫刻などなど…。そして教授の陰謀も相まって、
「これはなかなか期待できそうだ」
とワクワクしながら見ていた。
しかし、徐々に時間が過ぎるにつれ、
「なんだこりゃ…」
と愕然としまった。
まず、CGの使いすぎがやばい。まったく怖くない。
そして、最終的には教授の陰謀なんだろ?と思っていたけど、ガチでただの心霊現象をCGで表現しただけ…というあまりにもお粗末な結末。
もっと言えば、ストーリーが支離滅裂である…。
なんか伏線っぽいことがあったような気がしたし、
「なんで博士、私の名前を知ってたんですか?」
とネルがマロー教授に聞いたときも、なんか伏線っぽいことがあるのか…と思ったら結局回収されず。
豪華な俳優陣たち以外は、もう本当に…駄作としか言いようがないほどの作品だった…。
ネルの妄想だったら良かったのに…
『ホーンティング』の残念なところは、様々な心霊現象が実際に起こってしまっているところにある。
ホラー映画やサスペンス映画には、主人公に降りかかる奇妙な現象が、実は主人公の妄想や幻想、はたまたトラウマからくる自己防衛…みたいな演出がよくなされると思うのだが、今回はそういう類ではなく、マジで全員に見えちゃってる。
「睡眠障害」がひどくなってしまって、そういう妄想や幻想を見ているのかなと思いきや、そんなことはなさそうだったので興ざめである…。
挙げ句の果てには「おじいちゃん!」とか言っちゃうし…。
ネルの妄想だったらまだマシだった。
『ホーンティング』を総合評価するなら?
『ホーンティング』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。
全体的には…微妙である。というよりつまらない。結末がやば過ぎる。
導入部分がそれなりにワクワクしただけに、この急落加減はもったいないと言わざるを得ないだろう…。
『ホーンティング』はどんな人にオススメ?
『ホーンティング』は、ファンタジー系の映画が好きな人にはオススメである。
ぶっちゃけホラー映画…というほど怖くないので、ハリーポッターとかが好きな人が見るとちょうどいいかもしれない。
終わりに
『ホーンティング』についてレビューしてきた。
うーん…まぁ…こういう映画もたまにはいいかな…なんて思ってみたり。
雰囲気は悪くない映画だったのになぁ…。