ふぉぐです。
ついさっき、『グーニーズ』を観終わったので、さっそくレビューしていこうと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『グーニーズ』ってどんな映画?あらすじは?
『グーニーズ』は、1985年公開のアクションコメディ・アドベンチャー映画。
監督はリチャード・ドナー。製作指揮にはスティーヴン・スピルバーグも関わっている。
主演はショーン・アスティン(マイキー役)。
あらすじとしては、「伝説の海賊船のお宝地図を発見し、そのお宝をゲットして借金返済にあてようぜ!」というストーリーである。
マイキーは、父・母・兄とアメリカの海辺に面した田舎町に住んでいた。
だが、その家はある資産家によって借金返済の担保のようなものにかけられていて、マイキーの家を取り壊してゴルフ場にする計画があった。期限までに借金を返済できないときは、家ごと明け渡す約束になっていた。
期日まであと少し…というある日、遊び仲間のマウス、チャンク、データがやってくる。
チャンクは、「今日、カーチェイスを見たんだ!すごかったぜ!」と言っていた。
というのも、ある刑務所から「フラッテリー一家」のジェイクという人物が一家の計画のもと脱獄し、警察の追っ手から逃げているところをチャンクが目撃した…ということだった。
そんなことはどうでも良いマイキーたちは、家の屋根裏部屋で父親の芸術作品を見て楽しんでいた。
すると、芸術作品に紛れて、宝の地図が保管されているのを発見。その宝の地図は、マイキーたちが住んでいる田舎町の海の方角を示していた。
「海賊たちの宝があれば、借金を返済して、この家を出なくて済む!」
と考えたマイキーは、初めは「そんなもんありっこない」と言って聞かなかった仲間や兄を説得し、宝探しへと出発するのだった。
『グーニーズ』は、子ども嫌いな人にとっては苦痛以外の何物でもない映画だった
『グーニーズ』を観た正直な感想を言わせて欲しい。
ぶっちゃけ、個人的にはさほど面白い映画だとは感じなかった…。
というのも、子ども達の声が甲高くて、
「早く終わらないかな…」
という気持ちになってしまっていた。
「こんな気持ちになるのは、おそらく吹替の声の質が私にあってないからなんじゃないかな」
と思ったのだけれど、『グーニーズ』のストーリー自体だ退屈だった。
子どもたちがどこでもここでも大声で叫んでいるのに、全く気づかないフラッテリー一家。
映画の演出どうこうの問題ではなく、単純にフラッテリー一家ってのはバカなんじゃないか…と思わせてくれる映画だった。
子どもたちが『グーニーズ』を見る分には、自分たちを自己投影して、
「もしかしたらうちにも宝の地図があるかもしれない!」
みたいな感じでワクワクするのかもしれない。
それこそ、「センター・オブ・ジ・アース」のように、子ども達に映画の楽しさや冒険の楽しさを教えてくれるという点では素晴らしい映画なのだろう。
だが、大人が見るぶんにはちょっと…という感じは否めない。
フラッテリー一家がラピュタのドーラ一家っぽい
『グーニーズ』を観ていて思ったのは、
「フラッテリー一家ってラピュタのドーラ一家っぽいよな〜」
ということである。
ドーラ一家はもっと大所帯だけれど、あのドーラっぽいオバハンが『グーニーズ』にも出てくる。
しかも、息子達からは「ママ」とも呼ばれてるし…。
ちなみにラピュタの公開は1986年。『グーニーズ』は1985年。
公開年だけ見れば『グーニーズ』をラピュタがぱくっとるやないか!と思いがちだが、映画には制作期間が存在するため、公開年が早いからと言ってラピュタが『グーニーズ』をパクったとは言えないだろう。
おそらく偶然似てしまった…と考えるのが妥当である。
ちょっとラピュタ見たくなっちゃったよ。
結構…簡単に船までたどり着くじゃん
『グーニーズ』の見せ場である「海賊の宝」だが、結構簡単に船までたどり着いちゃうのが個人的にいただけないなぁ…と思った。
途中、確かにデータがトラップに引っかかって串刺しになりそうになったり、海賊のオルガンを弾いて橋をかけたりしなきゃいけないなど、まぁそれなりに謎解き要素はあったんだけれど、橋をかけたと思ったらすぐに海賊船についてしまったのは…うーん…って感じである。
さらに言えば、海賊の宝も結局宝石しか持ってこなかったし…。
フラッテリー一家もあれだけバカなんだし、隙を見せているところに畳み込んじゃえば簡単にやっつけられたはずだ。
「命が大事だ!」とか言ってたけど、あの場面で命の危険性なんて感じないでしょう…。
子ども向けだから「命の大事さ」を伝えたかったのかもしれないけど、ちょっと子供騙しが過ぎるかなぁ…なんて思ってしまった。
『グーニーズ』を総合評価するなら?
『グーニーズ』を総合評価するなら、星5中の星2である。
うーん、個人的にはマイナスポイントが多めな映画だった。
まず、子どもたちがうるさい。これに関しては吹替の良し悪しがあると思うので、映画本編にはあまり関係ないのかもしれないけど、とにかくうるさい。特に太ってるあいつがうるさい。
そして、高校生?たちも基本的にはうるさい。
「年齢が上だから隊長だ」って…頭が悪過ぎるのではなかろうか…。まぁこれも映画だから仕方がないと言えば仕方ないところだろう。
基本的に最初のカーチェイス部分以降はさほど面白くないなぁと個人的に思ってしまったので、『グーニーズ』の総評的には星1でも構わないぐらいである。
だが、アンディのパンツシーンがたくさんあったので、アンディに免じて星2評価とした。
アンディがいなかったら星1である。アンディサイコーっ!!
『グーニーズ』はどんな人にオススメ?
『グーニーズ』は、もうとにかく子ども向け映画なので、子どもたちにはぜひ見て欲しい映画である。
私はもう大人になってしまったので、『グーニーズ』のような映画を見ても「この仕掛けってさ、どうやって作ったん?」みたいな、粗探しばかりしてしまう。
子ども達の純粋な心で『グーニーズ』を見れば、夢や希望を抱いてくれることだろう。
終わりに
『グーニーズ』についてレビューしてきた。
余談だが、ぶっちゃけ『グーニーズ』のような映画のレビューはかなり頭を回転させている。
というのも、『グーニーズ』のような映画には「なぜ?」という考える部分がないため、個人的な考察を入れる隙間がないのだ。とにかく自分の感想だけを述べなくてはならない。
しかし、感想を述べるにしても「つまらなかった」だけだとアレだから、色々と言葉をつなぎ合わせる作業が必要になるわけである…。
『グーニーズ』、おそるべし…。