【ネタバレ感想】『グッド・ネイバー』は、どんな人にも理由があることを教えてくれる映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『グッド・ネイバー』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『グッド・ネイバー』ってどんな映画?あらすじは?

『グッド・ネイバー』は、2016年公開のホラー・スリラー映画。

監督はカスラ・ファラハニ。主演はジェームズ・カーン(老人・グレイニー)、ローガン・ミラー(イーサン)、ギーア・ギルクリスト(ターナー)。

あらすじとしては、「ある青年二人が、近所に住むちょっとおかしい老人の実態を探るために、老人宅に隠しカメラをつけ、観察したものをネットに上げよう…という計画を企てた。老人を観察していたずらを仕掛けているうちに、老人が奇妙な行動を取り始める」という物語である。

イーサンが住む家のすぐ近所に、グレイニーと呼ばれる近所でも有名なちょっとおかしい老人がいた。

イーサンは、グレイニー老人が普段何をして過ごしているのかを撮影すべく、友人でお金持ちのおぼっちゃんでITに詳しいターナーとともに、老人宅に無線LANで繋がるカメラ数台&盗聴器をいくつか仕込む算段を企てた。

まずは自宅から老人宅が見える場所にカメラを取り付け、老人が車に乗ってどこかへいくのを見届けてから、老人宅へ颯爽と侵入して老人が見えないであろう場所にカメラを仕込んだ。

また、カメラだけではなく、様々ないたずら(幽霊のしわざのように見せかけるもの)を仕込んで、老人が帰って来る前に帰還する。

イーサンの部屋では、ディスプレイが3台も並び、まさにどこかの警備室さながらな物々しさがあった。

実験がスタートして、老人が普段何をしているかを暴く。

老人は、普段は特に何事もなかったが、イーサンたちが仕掛けたいたずらによって、次第におかしな行動をしていく。

さらに、老人宅には地下室があり、夜な夜な老人は地下室へと入っていくのだった。

『グッド・ネイバー』は、どんな人にも理由があることを教えてくれる映画だった

というわけで『グッド・ネイバー』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「どんな人にも理由があるんだなぁ…」

ということである。

今作は、全体として「グレイニー老人はやべえやつ」みたいな雰囲気がずっと漂っている。

実際に、グレイニー老人が犬を散歩していた男性と交わした言葉などからも、

「グレイニー老人はやべえやつだわ」

というのがわかる。

そういうミスリードから、「地下室には何があるんだろう?」という好奇心を煽る構成は秀逸だなと感じた。

おそらく、今作を見たほとんどの人が、それまでのグレイニー老人の挙動などから、

「地下室には監禁された女性がいるor殺した人の死体がある」

と勘違いしたのではないだろうか。私もまさにそうである。

警官が地下室へと入ったときに、何もなかったことから徐々にグレイニー老人に疑惑の目が向けられる。

その地下室のもっと違う場所に、怪しいものがあるんじゃないか…?みたいな。

しかし、最終的にグレイニー老人はかなりの愛妻家で、妻がなくなってしまったショックなどからふさぎこんだ生活をしていた…という結末だった。

老人が自殺した理由も、それまでのイーサンたちが仕組んだポルターガイスト現象が妻のものだと思っていて、極め付けは地下室から持ち出したハンドベルを、イーサンが机の上に置いたことで、

「妻が向こうの世界から呼んでるんだ」

と思ったことから、自分の頭を拳銃で撃ち抜いたのである。

それぐらいの愛妻家だったのだ。

このように、人から見ると変な人でも、そうなってしまった理由があるんだなぁ…というのがわかる映画である。

『グッド・ネイバー』は、ある種の教訓映画

『グッド・ネイバー』は、ある種の教訓映画である。

イーサンたちが何歳かはよくわからないが、おそらく16〜18歳ぐらいだろう。多感な時期である。

さらに好奇心旺盛で、物事の善悪よりも「自分がこうだと思ったらこうだ!」というような自己中心的な考えをしてしまう年齢でもある。全員が全員そうだとは言わないけれど。

イーサンにも、裁判で言及されているように、少しばかり暗い過去があった。

その過去をグレイニー老人に擦りつけることで、自己正当化を図ろうとしたのである。

しかし、だからと言ってイーサンのような行動に出てしまうと、思わぬ飛び火が待っている。

『グッド・ネイバー』は映画だったからよかったものの、もしこれが現実で起きたら…?

そう考えると『グッド・ネイバー』は、「映画」というある種の疑似体験ができる空間を使った良い作品だと思う。

1年に1回ぐらい、中学校〜高校で上映すれば、倫理観などがしっかり出来上がっていくんじゃないかなと思う。

ストーリー的にはちょっと冗長だが、それぐらいのインパクトがある映画だった。

『グッド・ネイバー』を総合評価するなら?

『グッド・ネイバー』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

全体的に暗めの雰囲気、そしてものありげなグレイニー老人もグッド。

さっきも言ったように、ストーリーはちょっと冗長かなと。途中でイーサンとターナーが喧嘩するシーンも必要あったのかな…と思う。

ただ、最後まで見るととても考えさせられる映画である。

1時間40分弱というサクッと見れる上映時間なのもグッド。

『グッド・ネイバー』はどんな人にオススメ?

『グッド・ネイバー』は、中学生〜高校生、またそれぐらいのお子さんをお持ちの親御さんにオススメな映画である。

悪いことをすると、こんな未来が待ってるよ…という教訓映画にもなるので、ぜひ見せてあげてほしい。

終わりに

『グッド・ネイバー』についてレビューしてきた。

ただのホラー映画かと思ったら、結構良い話だったのがなんともギャップである…。

超面白い!というわけでもないのだけれど、なかなかに考えさせられる映画だった。

ぜひ、そこのあなたも見てみてはいかがだろうか…。