ふぉぐです。
ついさっき、『フローズン・グラウンド』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『フローズン・グラウンド』ってどんな映画?あらすじは?
『フローズン・グラウンド』は、2013年公開のサスペンス・スリラー映画。
監督はスコット・ウォーカー。主演はニコラス・ケイジ、ヴァネッサ・ハジェンズ。
あらすじとしては、「アメリカのシリアルキラー、ハンセンの事件を題材にしたサスペンス映画」となっている。
1883年。アラスカ州である娼婦が保護される。
娼婦の名前はシンディと言い、モーテルで鎖に繋がれた状態で発見され、警察に保護されたのだった。
シンディは、警察に「ボブ(ハンセン)という男にレイプされた」と証言をするも、ハンセンが警察に好印象な存在だったこと、そしてシンディが娼婦だったこともあり、シンディの証言は警察に全く受け入れられなかった。
しかし、シンディを保護した警官はシンディの証言が引っかかり、シンディの証言を州警察へと送る。
一方、州警察では不可解な死因の遺体が次々に見つかる事件が起こっていて、この事件の犯人は同一犯だろうという見解が広まっていた。
そこに、シンディを保護した警官がが送ったシンディの証言が重なり、もしかすると一連の事件の犯人はハンセンなんじゃないか…という疑惑が持ち上がる。
州警察のハルコム刑事は、ハンセンを調べていく方針を固めるのだった。
『フローズン・グラウンド』は、題材を活かしきれていない凡作だった
というわけで『フローズン・グラウンド』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「題材を活かしきれてないなぁ…」
という印象である。
うーん、ぶっちゃけ…そうだなぁ。
題材としてはかなり面白い。
実際にアメリカで起こった猟奇殺人を題材にしていて、とてもドキドキしてしまった。
しかし、蓋を開けてみると、とにかく展開がスムーズではない。
全体的にもっさりと、それでいて説明が多いわけでもなく、淡々とストーリーが流れていく。
煮詰めていけば面白いはずの題材なのに、カルピスの原液に薄めた醤油をぶち込んで、さらにそこに水を1リットルぐらい足しました…っていう感じの内容になってしまっている。
題材は面白いんだけど、映画としては正直…面白くないなぁと感じてしまった。
ヴァネッサ・ハジェンズが美人さん
『フローズン・グラウンド』のシンディ役、ヴァネッサ・ハジェンズが個人的に美人さんだなぁ…と思った。
アメリカチックな美人さんというよりも、ちょっとアジア感というか…オリエンタルな雰囲気のする女優さんである。
彼女を見るためだけにこの映画を観てもいいぐらいの美人さんかなと思う。
良い人が、良い人ではない可能性もある…という教訓
『フローズン・グラウンド』を観ていて思ったのは、どれだけ世間的に「良い人」だったとしても、もしかすると裏では悪いことをしている可能性もある…ということである。
また、『フローズン・グラウンド』では、「娼婦」という理由だけで、シンディの証言は却下されそうになっていた。
もし、あそこでシンディの証言をないがしろにしたままだったとしたら、ハンセンにたどり着くまでにもっと時間がかかっていたのではないかと思う。
「良い人だから〜〜だろう」、「娼婦だから〜〜だろう」というような、アナログ的に物事を考えるのではなく、色眼鏡を通さずに真実を見つめることが大事だよ…というのを教えてくれる作品だったのかなと思う。
『フローズン・グラウンド』を総合評価するなら?
『フローズン・グラウンド』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。
題材だけで見るなら星5評価は確実である。
現実とは思えない猟奇殺人。その題材だけで言えば星5を与えたいぐらいである。
しかし、映画の完成度、面白さでいうなら…すまないが星2評価を下すより他ないぐらいの出来である。
お金はかかってそうなのに、いまいちストーリーに入り込めないのが難点である。
『フローズン・グラウンド』はどんな人にオススメ?
『フローズン・グラウンド』は、サスペンス映画が好きな人にはオススメしておきたい。
また、ヴァネッサ・ハジェンズが好きな人にもお勧めできる作品である。
終わりに
『フローズン・グラウンド』についてレビューしてきた。
映画としてみると、まぁ…何と無くありがちな展開だけど、これが本当に起こった事件だというから怖い。
ちょっとだけ事件について(というかハンセンについて)調べてみると、彼は2回結婚していて、1度目の離婚の理由は放火をしたから…だという。
このような猟奇的な殺人を起こしてしまう人物は、そういう毛色がどこかで見え隠れしているものなのかもしれない。