【ネタバレ感想】『水面に映る影』は、結局なんだったのかよくわからない映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『水面に映る影』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『水面に映る影』ってどんな映画?あらすじは?

『水面に映る影』は、2016年公開のサスペンス映画。

監督はベッド・ゴードン。主演はジョシュ・チャールズ、ジュリア・スタイルズ、アヴァン・ジョーギア。

あらすじとしては、「小児精神科医のトムは、昔殺人事件を起こしてしまったイアンと偶然出会う。イアンの精神鑑定などを行ったトムだったが、数年経ってイアンがそのころのことを掘り起こしてくる」という物語である。

小児精神科医をトムは、妻のローレンと仲良く暮らしていた。

ある日、ローレンとともに湖を散歩しているトムだったが、なんと湖に飛び込み自殺をしようとした青年を発見。

トムは急いで湖へ飛び込み、その青年を助ける。

救急車がやってきて、なんとかその青年を助けることに成功。

数日後にトムは、その青年が入院している病院へと赴くと、なんとその青年はトムのことを知っていた。

「俺だよ先生、覚えてない?」

という青年をよく見てみると、数年前に殺人事件を起こしてしまった「イアン」という青年だった。

そのときに、トムが精神科医として裁判で証言をし、イアンは11歳で少年院へといれられ、18歳で刑務所へと移されたのだという。そして、やっと最近になって出所できた…という話だった。

その日から、イアンと出会う回数が多くなるトム。

トムは徐々にメンタルが不安定になってきて、妻との仲も険悪になっていく…。

『水面に映る影』は、結局なんだったのかよくわからない映画だった

というわけで『水面に映る影』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「結局なんだったのかよくわからないな…」

という感じだろうか…。

私がこの映画を見始める前は、

「トムがイアンの冤罪を暴いていくのかな…?」

と思っていたのだけれど、実際は全く別であった。

イアンは実際に殺人を犯してしまっていたし、トムはイアンのせいでメンタルがやられていき、最終的にはイアンとともに湖に車ごと突っ込む。

サスペンスというよりはヒューマンドラマ的な側面が強い映画かな…と思った。

洗脳の恐怖…?

『水面に映る影』を観ていて思ったのが、なんとなく洗脳の恐怖的なことを描いているのかな…と思った。

トムとイアンの父親以外は、イアンに対して懐疑的な目を向けている。父親に関してイアンのことを敵として認識しているレベルである。

しかし、トムの妻であるローレンは明らかにイアンを可愛がっていたし、トムの仕事仲間の女性も、

「イアンに昔のことを言って傷つけないで」

というなど、かなりイアンに入れ込んでいた様子だった。

それゆえに、父親はイアンのヤバさを知っていたし、トムもイアンがやばいことを知っていた。

しかし、最終的にはトムもイアン側について、父親を銃で撃ち殺そうとまでしたのである。

洗脳は怖い。イアンは人の心に入るのが上手い…そんな映画だった。

『水面に映る影』を総合評価するなら?

『水面に映る影』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

ん〜、個人的には微妙。

多分観る人によっては「面白い!」と思うのかもしれないが、個人的には…微妙だった…。

結末もちょっとちゃぶ台返しすぎるし、全体的にストーリー展開ももっさりしている。

個人的には星2評価な映画だった。

『水面に映る影』はどんな人にオススメ?

『水面に映る影』は、サイコパス的な映画が観たい人にオススメできる。

イアンはおそらく、サイコパシーな側面があるから、そういう洗脳的な映画が観たい人はいいかもしれない。

終わりに

『水面に映る影』についてレビューしてきた。

なんか…今作は邦題も微妙な気がする。

水面に映る影って…。

むしろ、「忍び寄る影」的な、そっちの方が良かったように思うのだけれど…。