【ネタバレ感想】『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は、前作よりも微妙になったサスペンス映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』ってどんな映画?あらすじは?

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は、2013年公開のサスペンス映画。

監督は橋本一。主演は大泉洋、松田龍平、尾野真千子。

あらすじとしては、「探偵の友達だったオネエが殺される事件が起きるが、警察が3ヶ月捜査しても進展がない。ついに探偵が捜査を開始すると、ある政治家の名前が浮かび上がってきた」という物語である。

探偵の友達のマサコちゃんが殺される事件が起きた。

マサコちゃんは手品を趣味としていたが、練習をしていくうちに全国大会で優勝するレベルの実力になっていた。

全国大会優勝から2日後、何者かによって頭を殴られ死亡しているのが発見された。

この事件は世間に大々的に報じられたが、警察の捜査が3ヶ月経っても全く進展がなかった。

事件は迷宮入りかのように思われたが、ついに探偵がマサコちゃんを殺した犯人を捕まえるべく、操作に乗り出す。

まずはマサコちゃんが働いていたゲイバーに行って事情を聞こうとするも、ゲイバーのみんなはもう諦めムードだった。

しかし、そのゲイバーには怪しい人物が張り込みをしていて、探偵をつけているようだった。

家に戻ろうとした探偵は、振り向きざまに怪しい人物を殴って正体を暴く。

すると、その人物はマサコちゃんが生前、特に応援していたバイオリニストの河島弓子だった。

弓子は、探偵に事件解決を依頼する。

探偵が情報を探っていくうちに、政治家の橡脇(とちわき)という北海道選出野党の最有力候補の名前が上がっていく。

彼はいわゆる、両刀使いだったのだ。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は、前作よりも微妙になったサスペンス映画だった

というわけで『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「前作よりも微妙になったサスペンス映画だなぁ」

という感じである。

うーん、まず言っておきたいのはつまらないわけではないということ。

全体を通して一定の面白さはあるものの、突出した面白さがあるわけでもないのが『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の痛いところである。

伏線があるにはあるものの、特に回収しきれていないのが痛く、蓋を開けてみると「え、こいつが犯人なのか」という感じである。

衝撃的な展開などではなく、ヌルッと結末に入ってしまった感が強く、観客は置いてけぼりになっている。

前作よりも理解しにくいストーリー展開なのも気になる。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の良い点

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の良い点は、やはり大泉洋と松田龍平のタッグだろう。

大泉洋のコミカルな感じと、松田龍平の眠たそうな気怠い感じ。

探偵と相棒…という構造がとてもよく、物語にスムーズに没入させてくれる役割があるだろう。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の悪い点

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』の悪い点は、やはりストーリー構成がよくない点だ。

これは脚本の問題だとは思うのだが…どうにもスカッとするような展開ではないのが辛い。

謎解き要素もほぼなく、全体的に探偵がドタバタアクションをしている感が否めない。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』を総合評価するなら?

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

まぁ及第点レベルだろうか。

ただ、もう一度みようとはなかなか思えない映画になっている。

もう少しトリック要素・謎解き要素が強めで、観客にも推理させてくれる余白を残しておいてくれれば佳作だったのに…と思う。

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』はどんな人にオススメ?

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』は、サスペンス映画が好きな人におすすめしておきたい。

また、前作を見た方にもおすすめしておこう。

終わりに

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』についてレビューしてきた。

余談だが、「大交差点」というのは「大捜査線」のパロディ的なアレなのだろうか…。