【ネタバレ感想】『スーパーエイト』は、「クローバーフィールド」の怪物が出てくるような映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『スーパーエイト』を観終わったので、早速レビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、早速レビューに移ろう。




『スーパーエイト』ってどんな映画?あらすじは?

『スーパーエイト』は、2011年公開のSF・ミステリー映画。

監督はJ・Jエイブラムス。主演はジョエル・コートニー、エル・ファニング。

プロデューサーとしてスティーヴン・スピルバーグも参加している。

あらすじとしては「映画撮影小僧たちが、列車事故現場を目撃。その事故は、実はある秘密を握った列車事故だった」というストーリーである。

1979年のアメリカ・オハイオ州。

主人公のジョーは、工場で働く母を事故で亡くしてしまった。ジョーは父とはそこまで仲が良くなく、母が亡くなってしまったことで大きなショックを受けるも、なんとか周りには「悲しくない」という様子を振りまいていた。

ジョーは、幼稚園からの友達であるチャールズとその他数人の友達とともに、自主制作のゾンビ映画を撮影していた。その映画は、コンクールに出品するために製作していて、ジョーもメイク担当で参加していた。

監督のチャールズは、ゾンビ映画に出てくる主人公の彼女(お嫁さん)役に、同じ学校の「アリス」という女の子を起用した。

実は、アリスの父親はジョーの母親と同じ工場で働いていて、ジョーの母が亡くなった日、アリスの父親は酒を飲んで工場を休んでいたのだった。アリスの父親の代理として工場に行ったジョーの母は、運悪く事故にあって亡くなった…ということだった。

さらに、ジョーの父親であるジャックも「保安官代理」として働いていた。

アリスの父親は度々問題を起こす人物だったのも相まって、ジャックはアリスの父親を快く思っていなかった。

そんなこともあってか、アリスとジョーは少しだけお互いの距離感を意識してしまう仲だったが、映画を撮影していくうちにどんどん仲良くなっていった。

ある日、夜中に撮影するというので線路側でリハーサルなどを行なっていると、貨物列車が通過していった。

ジョーは、何気なくその貨物列車を見ていると、その貨物列車の行く方面にトラックが現れて、なんと貨物列車に突っ込んでいって正面衝突をしたのだった。

ジョーは「みんな!逃げろ!」といって、すぐさまその場を離れる。貨物列車は脱線し、爆発音がしてまるで襲いかかってくるかのようだった。

「なんだったんだろう?」と疑問に思ったジョーたちは、すぐ現場に戻ると、なんと貨物列車に突っ込んだトラックにはジョーたちの学校で生物学を教えている「ウッドワード先生」が乗っていた。

ウッドワード先生は、何やらアメリカを横断するかのような地図を持っていて、そして銃も持っていた。

最初、死んでいるかと思ったウッドワード先生は実は生きていて、

「お前たち、このことは誰にもいうんじゃない。このこと言うと、お前たちはおろか、お前たちの家族まで殺されてしまうぞ…」

と意味深なことを言い残し、「早くいけ!」と銃を向けてきた。

すると、向こうの方から大人たちが数十人駆けつけてきたので、ジョーたちは急いで乗ってきた車に乗り込んで、その場を後にするのだった。

『スーパーエイト』は、「クローバーフィールド」の怪物が出てくるような映画だった

『スーパーエイト』をまず見て思ったのは、

「あれ?なんか既視感があるぞ?」

という感覚だ。

というのも、ネタバレをさっそくしてしまうのだが、『スーパーエイト』には「未知の生命体」が出てくる。

最終的にその生命体は、まるで「Earth to Echo」のように(厳密に言えばちょっと違うけど)宇宙船を作り上げて宇宙へ帰ってしまうので、宇宙人だったわけである。

だが、その宇宙人が完全に「怪物」だったというわけだ。

しかも、その怪物はいわゆる「パニック映画」に出てくるような怪物で、鳴き声も「クルルルル」みたいな感じだったのである。

「アレェ?なんかこの鳴き声聞いたことあるなぁ」

と思った私は、映画を見ながら脳内検索をかけていた。

すると、一つだけ検索にヒットした映画が浮上した。

そう、「クローバーフィールド/HAKAISHA」である。

まさに、『スーパーエイト』に出てきたあの怪物は、クローバーフィールドに出てきた怪物と同じ鳴き声がしてる!!

…と思ったら、後半でその怪物の全体像が出てくるのだが、まさにクローバーフィールドに出てきた怪物そのまんまだったわけだ。

「ありゃ!クローバーフィールドの怪物じゃん!」

と思いながら映画を観終わって、さっそくWikipediaで調べてみると…。

なんとクローバーフィールドで監督をしていた「J・Jエイブラムス」が『スーパーエイト』の監督をしていたのである。

もっと言えば、「クローバーフィールド」という文字が結構な頻度で出てくるし、同じことを思ったのか、Googleの検索ワードでも「クローバーフィールド」というワードが『スーパーエイト』の関連ワードとして出てくるのである。

なんだよ…やっぱりクローバーフィールド関係あるんじゃん…。

そんなことを思いながら観た、『スーパーエイト』だった。

『スーパーエイト』は、全体として面白い

『スーパーエイト』は、全体的にみると普通に面白いSFミステリー映画となっている。

まさに「クローバーフィールド」のように、怪物の全体像が最後の方になるまでわからない。

さらに言えば、「あの生物はなぜ捕まったのか」という詳しい説明もあまりない。

まさに「クローバーフィールド」が如く物語が終わっていくわけだが、そうはいっても面白いことに変わりはない。

ただ、個人的にはもう少し少年たちが頑張る様子が欲しかったかなぁ…という感じである。

「映画製作」との関連性があまりない

『スーパーエイト』では、「映画製作」という設定があるわけだが、ぶっちゃけ物語を通してさほど「映画製作」という設定が役立っているとは感じなかった。

なんだろ、「映画製作をする」ということが結果的に少年たちを「未知の生命体との遭遇」のスイッチになったのは言うまでもないんだけど、そこからの「映画製作」という設定が薄れているんじゃないかなぁ…と思った。

例えば、クローバーフィールドなら、「全編一人称」という手法が取られているので、とにかくカメラを回し続けている感じである。言うなればまさに「カメラを止めるな!」状態である(我ながらうまいことを言った)。

だが、『スーパーエイト』に関していうなら、

「映画製作が結果として何か伏線の様なものになっていたか?」

と問われるとそんなことはないわけだ。

彼らが写真部で写真撮影を行なっていても良かったし、なんなら探検ごっこをしていた時に列車事故が起こっても良かったわけだ。

わかりやすくいうと、

「映画製作だからこそ」

というどんでん返し的なものがなかったなぁ…って感じである。

結局は1つの設定として終わってしまった…という感じだ。

のび太がいつも黄色い服を着ている…というのとまるっきり同じである。

のび太が黄色い服を着ようが緑の服を着ようが、「ドラえもん」というストーリーには影響がない的な。

「ミステリー要素」がもう少し欲しかったかな…

『スーパーエイト』はSFミステリーなわけだが、個人的にはミステリー要素がもう少しあっても良かったかなぁ…という感じである。

それこそ、「空軍がある周波数を使っている」という事実を突き止めるのまでは面白かったのに、なんかこう…そこからの謎解き部分が少なくてちょっと残念だった。

あと、アリスの父親が、怪物の謎に関わってる…とかなら良かったけど、本当にだらしないオヤジなだけだったし…。

ミステリー要素をもう少し盛り込めば、後半の「パニック映画要素」ももう少し緩和されて面白くなっていたんじゃないかなぁ…という素人見解である。

『スーパーエイト』を総合評価するなら?

『スーパーエイト』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

まぁ、さっきも言ったが全体としては悪くない。

「怪物が出てくる」という時点で、個人的にワクワクが止まらなかったし、

「これはどういう謎なんだろう?」

と先の展開が気になって気になって仕方がなかった。

しかし、蓋を開けてみるとちょっとしりすぼみ感が…みたいな。

毛色は少し違うけど、「ノウイング」を見たときの様な…。

前半は面白いのに後半にかけて失速していく…という。

「終わりよければすべてよし」なんて言葉があるぐらいなので、ぜひ後半にこそ謎解き要素を盛り込んで欲しかったかなぁ…という感じだ。

『スーパーエイト』はどんな人にオススメ?

『スーパーエイト』は、SF好きの人にはオススメできるだろう。

また、ミステリー要素も強いので、サスペンスチックなSFが許容できる方にもオススメしたい。

登場する子どもたちも、外見を見ただけで「この子はこういう性格をしているだろう」とわかりやすいので、SF初心者やミステリ初心者にもおすすめしやすい。

グロ要素もほぼないし、グロいであろうシーンはできるだけ見せない感じになっているので、子どもと一緒に楽しめる点もおすすめポイントだ。

終わりに

『スーパーエイト』についてレビューしてきた。

余談だが、ジョー役の「ジョエル・コートニー」がちょっとだけ私の小さいの頃に似てるなぁ…と思った。

髪の毛があんな感じで、目がクリッとしている…というか。

自分で言うのもなんだけど、『スーパーエイト』を見ていると、まるで自分が主人公になっているかの様な錯覚に陥った(それは言い過ぎ)。

面白い映画なので、ぜひ見てみてほしい。