【ネタバレ感想】『レッド・ドラゴン』は、最後まで楽しめるサスペンスホラー映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『レッド・ドラゴン』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『レッド・ドラゴン』ってどんな映画?あらすじは?

『レッド・ドラゴン』は、2002年(日本だと2003年)公開のサスペンスホラー映画。

監督はブレット・ラトナー。主演はアンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン。

あらすじとしては、「幸せな家族を猟奇的な方法で殺している殺人鬼を捕まえるため、ウィルはレクター博士の助言をもらいつつ、犯人を追い詰める」という物語である。

人肉をお客に料理して与えていた異常者のレクター博士を終身刑にまで追い込んだウィルは3年後、フロリダ州のマラソンに家族で暮らしていた。

とっくにFBIから身を引いていたウィルだったが、元上司・ジャックが持ってきた「猟奇殺人事件」の概要を知るべく、仕方なくFBIに力を貸すのだった。

猟奇事件は、一家殺害事件で、2件も起きていた。

どちらも家の鏡が割れていたり、家族の目にガラスが死後に埋め込まれていたりと、かなり精神異常的なところが散見される。

ウィルは、終身刑で刑務所に入っているレクター博士の本を訪ね、この事件解決に助言をしてほしいと申し出る。

レクター博士はウィルの誘い文句を知りながらも助言をしていくが、レクター博士のもとにその猟奇殺人犯から手紙が送られてきていた。

『レッド・ドラゴン』は、最後まで楽しめるサスペンスホラー映画だった

というわけで『レッド・ドラゴン』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「最後まで楽しめるサスペンスホラー映画だなぁ」

という感じである。

全体的に不気味な雰囲気が漂っているのがまず良し。

そして、レクター博士役のアンソニー・ホプキンス、そしてウィル役のエドワード・ノートンはもちろん、その他の俳優陣も全く隙がない素晴らしい演技だった。

ストーリー的にも面白く、レクター博士の異常な感じと、猟奇殺人犯のミスター・D(ダラハイド)とのちょっとした関係性も巧みに描かれている。

最後はあっけなく終わりかな…と思いきや、最後の最後でどんでん返しが待っているのも個人的にはよかった。

最後までハラハラドキドキで楽しめるサスペンスホラー映画だったように思う。

『レッド・ドラゴン』の良い点

『レッド・ドラゴン』の良い点は、『レッド・ドラゴン』という映画そのものだろう。

ストーリー良し、俳優良し、音楽良し。

特に個人的に「すごいなぁ」と思ったのが、ミスター・D(ダラハイド)と恋仲になりそうだった盲目の女性・リーバを演じたエミリー・ワトソンだろうか。

「見えてない状態の表情」を作るのが上手で、とても良い女優さんだなと思った。

悪いところがあまり見当たらない、なかなかの映画だったように思う。

『レッド・ドラゴン』の悪い点

『レッド・ドラゴン』の悪い点をしいてあげるなら、個人的にはミスター・Dの人物像を掘り下げるのが足りない点だろうか。

ミスター・Dがあのような猟奇殺人を犯してしまった理由は、ウィルの「殺人犯だとしても、あれには同情してしまうよ」という言葉にあるとおり、家庭内での暴力によるところが大きいだろう。

しかし、もう少しミスター・Dについて深堀りをしてほしいなと思うのである。なぜレッド・ドラゴンをあんなに崇拝していたのか、なぜレクター博士を崇拝していたのか。

もちろん、レクター博士に言い知れぬ魅力があるのはわかる(リーバがミスターDに「あなたってミステリアス」と言っていたところからも、レクター博士はミスターDからみてミステリアスであり、とても興味を惹かれる存在だったのである)。

だが…ミスターDの人物像をもう少し描いてくれていたならば、『レッド・ドラゴン』はより楽しめるサスペンスホラー映画になっていたのでは…とも思った。

『レッド・ドラゴン』を総合評価するなら?

『レッド・ドラゴン』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

個人的には面白い映画だった。

特に悪いところが見当たらず、全体的にサクサクとストーリーが進んでいくのも良い。

謎解き要素もちゃんとあるし、ホラー映画のようにドキッとさせるような演出もある。

さらにはスプラッター映画のような、ちょっと残忍すぎる描写もあったりする(スプラッターほどではないにしろ)。

良い具合にそれぞれが調和する作品だなと思う。

『レッド・ドラゴン』はどんな人にオススメ?

『レッド・ドラゴン』は、サスペンスホラー映画が好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『レッド・ドラゴン』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。