【ネタバレ感想】『レディ・プレイヤー1』は、様々な作品のキャラクターが出演するオールスター感謝祭だった

ふぉぐです。

ついさっき、『レディ・プレイヤー1』を観終わったので、早速レビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、早速レビューに移ろう。

『レディ・プレイヤー1』ってどんな映画?あらすじは?

『レディ・プレイヤー1』は、2018年公開のSF映画。

監督はスティーヴン・スピルバーグ。主演はタイ・シェリダン、オリヴィア・クック。

あらすじとしては、「オアシスというVRゲームの運営権と時価5000億ドルの株(日本円でおよそ50兆円)をかけた壮絶な闘い」という物語である。

2045年。世界は大気汚染などで荒廃し、人々はVRゲームのオアシスに現実逃避していた。

オアシスはとてもよくできた仮想空間ゲームで、レースゲームからFPS、カジノなど、とにかくなんでも存在する仮想空間だった。人々は荒廃した世界なんかよりも仮想現実で楽しく暮らしたいと思っているため、日夜VRヘッドセットをつけているような状態だった。

そんな中、オアシスでは創始者の「ジェームズ・ハリデー」という人物が亡くなり、ハリデーは、

「オアシスの運営権と、時価にして5000ドル(日本円で約50兆円)の株を授ける」

という遺言を残していた。

オアシスの運営権と約5000億ドルの株は、いわば世界を牛耳れるレベルの資産である。

ハリデーは、この資産(というか遺産)を、「アノラック・ゲーム」と呼ばれるゲームの勝利者に授けることを約束していた。

アノラック・ゲームとは、簡単に言ってしまえば3つの鍵を揃えれば勝利をする…というゲームである。

3つの鍵はそれぞれあるゲームに勝利したものがもらえる決まりなのだが、アノラック・ゲームが始まって5年がたつも、「どんなゲームなのか、どうやって勝利すればいいのか」など、とにかく皆目検討がつかないレベルだった。

オハイオ州に住む若者のウェイドは、「パーシヴァル」という自身のアバターで幾度となくオアシス内をプレイするも、一向に鍵をゲットできる気配がなかった。

ハリデーが残した莫大な遺産目当てに、会社員総出でオアシスを探索しまくる「IOI」という企業まで出没する始末だった。

ハリデーの遺産をかけた、ウェイドの壮絶な闘いが幕を開ける。

『レディ・プレイヤー1』は、様々な作品のキャラクターが出演するオールスター感謝祭だった

『レディ・プレイヤー1』を観た感想としては、とにかく様々な作品のキャラクターが出演するオールスター感謝祭だった…ということである。

なんだろ、わかりやすくいうなら任天堂の人気ゲーム「スマッシュ・ブラザーズ」みたいな。

とにかく色んな作品のキャラクターが出てくるので、アニメや映画に詳しい人なら、

「うわああ!!あのキャラ出てんじゃん!」

みたいな感じでワクワクしたことだろう。

私としては、「オーバーウォッチ」のあのメインキャラが出ていたことと、ガンダムが出ていたこと、そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンが出ていたことにテンションが上がった。

とにかくオールスター感謝祭。

私はアメコミ映画に全く詳しくないのだが、アメコミ映画のキャラクター達も出ていたみたいだし、FPSゲームのHALOも出ていたみたいだ。

スティーヴン・スピルバーグが新たな境地にたどり着いたみたいな…。そんな感じがしてならない。

『レディ・プレイヤー1』は、映像美が凄まじい映画だった

『レディ・プレイヤー1』を観て思ったのは、映像美がすごいことだ。

最近の映画はCGでさえもリアル感がすごいので、『レディ・プレイヤー1』もまぁありがちなCGではあるんだけれど、なんだろ…すごい金かかってるんだろうなっていうのはよくわかるCGだった。

そういえば大怪獣映画の「ランペイジ」のCGもすごいなーと思ったけど、『レディ・プレイヤー1』もなかなかにCG技術がすごい。

ちょっと酔いそうになるぐらいすごかったなぁという印象。

スピルバーグ監督の映画で、こういうタイプの映画ってなかなか珍しいんじゃないかな…?

『レディ・プレイヤー1』は、「本当の訪れるかもしれない未来」を描いている?

『レディ・プレイヤー1』は、「本当に訪れるかもしれない未来」を描いている…?と感じ取れるような気もする。

映画終盤で、IOIの女性社員がウェイドたちの乗ったトラックを車で追いかけるシーンがあるけれど、あの時にIOI社員vs一般市民が戦っているのを現実世界で見ている箇所がある。

みんな、VRゴーグルをつけて、実際にはそこにいないはずのものと仮想空間で闘っているその姿はとても不気味である。

実際、PSVRが登場した時も、

「これ、やってる本人は楽しいけど、外から見てる人的には「やばい人だな」って思うかもしれないね」

なんて話をしたことがあったけど、まさにそんな世界が映し出されていて、ちょっと不気味だった。

『レディ・プレイヤー1』は、娯楽作品ではあるものの、未来を予言した映画なのかもしれない…。

『レディ・プレイヤー1』を総合評価するなら?

『レディ・プレイヤー1』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

さすがスティーヴン・スピルバーグ。とても面白かった。

個人的にダレる要素もさほどなく、「仮想空間」という世界を忠実に再現しているところもよかった。

ストーリーも王道的な感じだったし、変にひねりを加えていないところもグッド。SF映画はわかりやすい方が良い。

ただ、オアシスの仮想空間で使うアバターがちょっと古臭い感じがしたので、そこだけ減点して星4評価とさせてもらった。

『レディ・プレイヤー1』はどんな人にオススメ?

『レディ・プレイヤー1』は、SF好きな人にはとっても楽しめる映画になっているはずだ。

個人的には「マトリックス」のような雰囲気があるなぁと思ったので、マトリックスが好きな人には楽しめるはずだ。ちょっとマトリックスっぽいところも出てくるし。

さらに、数々に人気作品のキャラクターが登場するので、アニメ・映画ファンは見てみると良いかもしれない。知ってるキャラクターが出てくるとテンションが上がる。

終わりに

『レディ・プレイヤー1』についてレビューしてきた。

私はまだ、VRを体感したことはないんだけれど、もし『レディ・プレイヤー1』のような世界が本当に訪れるのだとしたら、私はずぅーーーっとゴーグルをつけたまま生活をしてしまうそうな気がして怖い笑。

っていうか、『レディ・プレイヤー1』をみる限りでは、ゴーグルをつけたままなんかベルトコンベアみたいなところを走ったり歩いたりしていたので、運動不足も解消しそうだ。VRがあるだけでめちゃくちゃ世界が広がる感じがする。

早く、VR世界よ、到来せよ。