【ネタバレ感想】『羅生門』は、人間の醜さが描かれているヒューマンドラマ映画だった

『羅生門』は、人間の醜さが描かれているヒューマンドラマ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『羅生門』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『羅生門』ってどんな映画?あらすじは?

『羅生門』は、1950年公開のヒューマンドラマ映画。

監督は黒澤明。主演は三船敏郎、京マチ子、森雅之。

あらすじとしては、「杣売り(そまうり)と法曹が、検非違使からの事件参考人としての帰路に着くところだった。大雨が降ってきたので荒れ果てた羅生門で雨宿りをしていると、見知らぬ下人がやってきて、二人の話を聞く」という物語である。

杣売りと旅法曹が、ある事件の参考人として検非違使から呼び寄せられ、帰路に着くところだった。

二人は大雨が降ってきたので、荒れ果てた羅生門で雨宿りをしていたが、今回の事件についてどうもふに落ちないところがあった。

そこに、同じく雨宿りをしにきた見知らぬ下人が、二人が暗い顔をしているのをみて「何かあったのか」と聞く。

杣売りは、自分たちが検非違使に呼び寄せられた事件の内容を伝え、多襄丸という盗賊と、殺された金沢武弘という人物、そして金沢の妻の3人が、事件に関係している…として、話を始める。

杣売りは、最初に自分が金沢の死体を発見し、それが理由で検非違使に参考人として呼び寄せられたが、その裁判で多襄丸、そして妻、そして金沢の魂を呼び寄せるという巫女の3人で、意見が食い違っていることを恐ろしく思うのだった。

『羅生門』は、人間の醜さが描かれているヒューマンドラマ映画だった

というわけで『羅生門』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「人間の醜さが描かれているヒューマンドラマ映画だなぁ」

という感じである。

この映画、1時間30分弱という短い上映時間にも関わらず、非常に内容が濃い。

内容が濃いが、日本文学でいうところの「純文学」的な…いわゆる堅牢な雰囲気のする映画に変わりはない。

全体的に「人間とは、これだけ嘘をつけるし、これだけ主観によって内容が変わる」ということを伝えたいのはわかる。

ただ、いかんせん多襄丸パートが長い…。

同じシーンの繰り返しが多いなぁという印象である。

それは『羅生門』に限らず、この手の類のサスペンス映画にはありがちなことなのかもしれないが、やはりそのだるさは否めないだろう。

『羅生門』の良い点

『羅生門』の良い点は、やはり人間の醜さが描かれている点にあるだろうy。

みんながみんな嘘をついていて、実際に嘘をついていないのは「下人」ぐらいのものだろう。

ただ、嘘をついていないからと言って下人が素晴らしい人間かというとそうではない。

下人は下人で最低なことをしている。

そういう人間の醜さを如実に表している点が『羅生門』の良い点でもあり、それが悪い点にもつながっているのかなと思う。

『羅生門』の悪い点

『羅生門』の悪い点は、やはり…うーん、ストーリーだろうか。

前述したが、この映画は基本的に同じシーンが繰り返し流れる(厳密にいうと同じシーンではないんだけれど)。

そのため、「確かにこの人はこう言ってたけど、この人はこうだったな」というサスペンス要素があるにはあるのだが、やはり『羅生門』という映画自体がどちらかというと学術的な(というより人間のエゴイズム的な)側面を前面に出した作品になっているため、エンタメ要素強めというよりも深く考えさせる内容になっている。

一見すると「深く考えさせるのは良いことなんじゃないか?」と思われがちであるが、それが特に深くもなんともないのが『羅生門』のキツイところである。

大きい伏線があるわけでもなく、多襄丸も意味深にゲラゲラと笑うが、それが何の意味があったか…はいまいちよくわからない。

全体的に濃厚すぎて胃もたれしすぎるような。そんな映画だ。

『羅生門』を総合評価するなら?

『羅生門』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

うーん、まぁ普通だろうか。

面白くないとは言わないけど、面白いとも言えないかな…という印象の映画である。

『羅生門』はどんな人にオススメ?

『羅生門』は黒澤映画が好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『羅生門』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。