ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちは、感動要素が薄れている作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、「ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」を観終わったので、早速レビューしていきたいと思う。

ちなみにネタバレ全開で感想&レビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、早速レビューに移ろう。




ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちってどんな映画?あらすじは?

「ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」は、2007年公開のアニメーション映画。

監督は今村隆寛。

あらすじとしては、「ONE PIECEのアラバスタ編」の、再製作版となっている。

ネフェルタリ家王女のビビは、バロックワークスという裏組織に加入していた。

バロックワークスは、簡単に言えば海賊とも違う、大規模な暗殺部隊的な組織である。

映画本編ではバロックワークスとの関連性はわからないが、原作を見るとビビがバロックワークスに加入した理由は、

「ビビの故郷であるアラバスタで英雄視されているクロコダイルが、実はバロックワークスのボスなのではないか」

という事実を突き止めることだ。

そして、なんやかんやあってビビは麦わら海賊団に一時加入する。

その頃、アラバスタでは国王軍VS反乱軍で激しい激突が繰り広げられる直前だった。

麦わら海賊団では、たまたま釣り上げた「Mr2ボンクレー」の不思議な能力を楽しんでいた。

Mr2ボンクレーは、手で触れた顔を記憶して、その人物になりきることができるマネマネの実の能力者だった。

彼は、これまで記憶してきた顔を見せびらかしていたが、その中の1人にビビの父親…すなわち、アラバスタ国王のコブラの顔があった。

ボンクレーはその後、仲間たちによって救出されてしまうが、麦わら海賊団はボンクレーに出会ったことで、

「あの能力があれば、国王に化けて良からぬこともできる」

ということを悟る。

そして、麦わら海賊団はアラバスタに降り立ち、国王軍と反乱軍を止めるために砂漠を歩く。

しかし、途中ルフィは核心の一言をビビに言う。

「国王軍と反乱軍を止めれば、クロコダイルは止まるのか?」

アラバスタを貶めている元凶はクロコダイル。

ルフィは、クロコダイルを仕留めるために奔走する。

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちは、感動要素が薄れている作品だった

ONE PIECEの中でも特に人気の高いアラバスタ編の映画化作品である。

私は当時、リアルタイムでアラバスタ編をテレビアニメで鑑賞していたが、今回懐かしくなって映画版を観てしまった。

正直な感想としては、やはり濃度が足りないな…と。

アラバスタ編と言えば、最後のあのシーンが特に有名だ。

ボンクレーのマネマネ能力を知った直後、麦わら海賊団は「これが仲間の印だ」と腕にバツ印を書き、その上から包帯でグルグル巻きにするという二重の暗号を用意していた。

最後のシーンで、ビビは一国の王女だから、海賊として旅には行けない。

さらに言えば、麦わら海賊団に「ありがとう!」とマイク越しに伝えても、後ろから海軍が追ってきているため、下手に麦わら一味が反応するとビビが罪人になってしまう。

そこで、麦わらの一味はバツ印の書いた腕を高く掲げ、

「仲間の印だ」

と言わんばかりに背中で語るシーンである。

あのシーン、マンガ版もしくはテレビアニメ版を見ていたらかなり感動するシーンである。

なぜなら、(ちょっとうろ覚えだけど)ボンクレーが確か麦わらの一味に化けて(ビビだっけ…?)、誰かを騙そうとするシーンがある。

でも、映画版にはそれがない。

つまり、仲間の証を使う場面が最後しかなかったのだ。

だからこそ、感動が薄れているんじゃないかな…と思ったわけだ。

戦闘シーンがあっけなさすぎる

ルフィVSクロコダイルの戦闘シーンはまだ良かったのだが、それ以外の麦わらの一味VSバロックワークス幹部たちの戦闘が早すぎてつまらない。

とくに、ウソップ&チョッパー vs Mr4&ミス・メリークリスマスの戦闘があっけない。

原作では、モグラの能力を持つメリークリスマスが掘った穴に、野球ボール型爆弾を発射するあの犬に爆弾を吐き出させて、モグラ塚ごと爆弾で吹っ飛ばすっていうシーンがあったはず。

戦闘シーンがあっけなさすぎて、ウソップの「あいつは海賊王になる男なんだ」って言う泣けるセリフが全然泣けなかった…。

なんか、もっとこう…戦闘が長引いてヨレヨレになってからそのセリフを言ってほしかったところだが、仕方のないところなのだろうか。

あとは、ゾロ vs Mr1の戦闘もなんか…うん。

Mr1が腕を回転させる必殺技を繰り出して、ゾロの腹に命中して吹っ飛んだとき、刀が散らばったはずだった。

だけど、次のカットではなぜか鞘に収まっている…。

この辺の「雑な感じ」も、なんとなく評価を低くしかねないところだと思われる。

アラバスタ編って、Mr3とかバナナワニとか出てこなかったっけ

私はONE PIECEはマンガ版を全巻読むぐらいのファンなのだが、そう言えばアラバスタ編ってMr3とかバナナワニとか出てこなかったっけ…って思ってしまった。

カジノみたいな場所に隠れるか逃げ込むかしてた記憶があるのだが、その辺のストーリーがバッサリ切り取られてしまっていた。

また、スモーカー大佐やたしぎ、さらにアラバスタ編と言えばエースの初登場でも有名だが、そういうのは一切ない。

ちょっと残念である。

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちを総合評価するなら?

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちを総合評価するなら、星5中の星3評価である。

個人的には、ちょっと物足りない感が否めない。

上映時間も1時間30分ほどなのだが、2時間にしてもう少し密度を濃くしても良かった気がする。

基本的には「ONE PIECEと言う物語を知っている人向け」の映画なのかもしれないが、ONE PIECEを知っていたとしてもやはり物足りない感は否めないだろう。

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちはどんな人にオススメ?

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちは、まずは原作をそれなりに把握している人にオススメしたい。

「バロックワークスとはなんなのか」

「ビビはいつから麦わら海賊団に一時加入していたのか」

ぐらいの情報を持ってからこの映画に臨むといいだろう。

全体的に説明が少ない感じで構成されているので、まさにファン向けの映画…と言える。

終わりに

ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たちについてレビューしてきた。

余談だが、私はアラバスタ編も好きなのだが、個人的には空島編が好きである。

「空に島がある」ってだけでなんだかワクワクするし、空島のあの「古代文明都市」的な感じも好きである。

エネルとの対決で「ゴムだから雷は効かない」っていうあのシーンには鳥肌がたったものだ。

空島編、もう一回読み返すかなぁ…。




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