【ネタバレ感想】『カメラを止めるな!』は、話に深みがあるわけではないが、娯楽作として楽しめるエンターテインメント作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、『カメラを止めるな!』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『カメラを止めるな!』ってどんな映画?あらすじは?

『カメラを止めるな!』は、2017年公開のコメディ映画。

監督は上田慎一郎。主演は濱津隆之。

あらすじとしては、「とある撮影スタッフたちの撮影現場に起こるトラブルをコミカルに描いた作品」というストーリーである。

監督の日暮隆之は、ゾンビ映画の監督をしていた。

しかし、ゾンビ役の俳優にも、ゾンビから逃げる役の女優にも誠意が感じられず、リアリティを追求していた。

そんな中、撮影スタッフの1人がゾンビ化してしまう。

日暮は本物のゾンビ現れたことで、女優が迫真の演技ができると期待していた。

しかし、ゾンビはキャストや撮影スタッフたちを襲い始め、ゾンビの数は増えるばかり。

女優がやっとの事で建物の屋根に登ると、俳優もゾンビになっていた。

女優は俳優の首を斧で切り落とし、「良いね〜!それだよ!」と言ってきた日暮も斧でめった刺しにした。

そして、建物の屋根には星型のマークがあって、そのマークの呪文によってゾンビが復活していたのだった…。

というところでカットが入る。

そのゾンビ番組は、ワンカットで進める新しいカタチのゾンビ番組だった。

『カメラを止めるな!』は、話に深みがあるわけではないが、娯楽作として楽しめるエンターテインメント作品だった

というわけで『カメラを止めるな!』を観終わった。

まず感想としては、まぁ特にストーリーに深みがあるわけではない。

だが、『カメラを止めるな!』の良いところはそこにあるのだと思う。

重っ苦しいストーリーではなく、あえて撮影スタッフたちの現場のいざこざを面白おかしく描くことで、観客にもわかりやすいように撮影スタッフたちの辛い現場を見せてくれていたのだと思う。

というのも、私の知り合いにテレビ番組制作会社に勤めている人がいる。正確に言えば現在は別の会社に勤めているので、「勤めていた」というのが正しい。

その人は、「全然家に帰れねえよ笑」と笑いながら嘆いていたわけだが、『カメラを止めるな!』を見ることで、なるほどこんなに撮影スタッフってのは大変なんだなぁと痛感した。

もちろん、『カメラを止めるな!』で描写されていることが全てではないにしろ、撮影スタッフたちの辛さはなんとなくわかる。こんな大変な思いをしてるんだなぁ…という感じだ。

『カメラを止めるな!』は、舞台裏を見せている感じが面白い所以である

『カメラを止めるな!』の面白いところは、舞台裏を見せてくれているところにあるのだと思う。

というのも、「ONE CUT OF THE DEAD」を初見で観た限りでは、確かに違和感が多数あれど、そこまでおかしいかと言われるとそうでもない。

だが、舞台裏を見せてくれることで、

「なるほど、こういうことだったのね」

と腑に落ちる場面が多数ある。

これは、普通の「つなぎ合わせ」の映画のような撮影技法だとこんな発想にはならないだろう。

「面白い舞台裏」を見せるには、ハプニングがなければならない。そのハプニングを作り上げるには、「ハプニングが起こるとやばい状況」が必要になる。

ハプニングが起こるとやばい状況とはなんなのかというと、まさに「ワンカット撮影」である。

ワンカットだと、どうしても失敗は許されないし、失敗してしまったとしてもつじつま合わせのフォローが必要になる。

その面白さ。

『カメラを止めるな!』には、そんな玄人チックな面白さが詰まっているなぁと思った。

『カメラを止めるな!』は、本編を観終わった後、もう一度ワンカットのところを見ると面白い映画

『カメラを止めるな!』を観終わった人なら痛感していると思うのだが、本編を観終わった後にもう一度ワンカットのところを見ると、めちゃくちゃ面白い映画である。

「なぜこんな感じになってるんだろう?」

「ここでなぜ護身術の話が出てきたんだろう?」

「監督のセリフってこんな意味があったのね!」

という感じで、もう一度見ることで舞台裏を想像しつつ楽しむことができる。

こんな映画は観たことがないので、かなり新感覚だろう。

人によっては意見が分かれるところだが、意見が分かれてこその面白い映画だと思う。

ぶっちゃけ、中身がある映画かと言えば空っぽの映画なのは言うまでもないんだけど、コメディ映画に中身を要求するのは個人的にはナンセンスだと思っている。

『カメラを止めるな!』の真髄は、頭空っぽのままで見れるところにあるのだろう。

『カメラを止めるな!』を総合評価するなら?

『カメラを止めるな!』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

全体としては「予算300万円」という少額で作られた映画というだけあって、チープな印象を受ける。

だが、チープな中にも面白さがちゃんとあるので、チープさだけを見るなら星2だが、面白さを介して星3評価といったところだろうか。

なぜ星2も減点したのか…というと、「伏線回収」という事前知識をツイッターで知っていたのだが、「伏線」というにはあまりにもお粗末だからである。

なんだろう、この映画はいわゆる「メイキング映像の映画版」という映画なのだが、そこを面白いと思うかどうかで評価は変わる。個人的には面白いと思ったのだが、「伏線」という観点で私は観てしまっていたので、この評価にした。

事前知識なしでこの映画を見ると、また面白さが違ってきただろう。

私の責任である。

『カメラを止めるな!』はどんな人にオススメ?

『カメラを止めるな!』は、コメディ映画が好きな人にはオススメできるだろう。

チープな作りがどことなく勇者ヨシヒコっぽいし、メイキング編を観ているだけでも笑える。

大笑いをするほどでもないけれど、クスッと笑える面白さが『カメラを止めるな!』にはある。

終わりに

『カメラを止めるな!』についてレビューしてきた。

余談だが、ここまで知らない俳優さんがたくさん出てくる映画も久々に観たものである。

知らない俳優さんも、どんどんこういう感じで有名になって欲しいなぁと思った。

好きなことで生きていくことほど、尊いものはない。




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