ふぉぐです。
ついさっき、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
Contents
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』ってどんな映画?あらすじは?
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、2012年公開のサスペンス映画。
監督は本広克行。主演は織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎。
あらすじとしては、「誘拐射殺事件が起こり、事件に使われた銃が警察が押収したものだということから、警察内部の人物による犯行だとされ、極秘捜査となった。青島たちは、本庁の指示のもと捜査を展開するが、濡れ衣を着させられる」という物語である。
2012年。湾岸署近隣のとある施設で、国際環境エネルギーサミットの催し物がされていて、それの警備で湾岸署員たちも駆り出されていた。
そんな中、誘拐事件が起こり、その被害者が射殺されてしまう。
捜査を進めていくと、なんと射殺に利用された拳銃が、警察が押収したものだということがわかり、捜査は本庁の極秘として進められていく。
青島たち所轄の刑事たちは、本庁の指示のもとで捜査をしていくが、本庁の指示で逮捕したある男にはアリバイがあった。
青島は、本庁の鳥飼にそのことを伝えると、「あとはこちらで取り調べをしておきます」と言われる。
しかし、本庁の上層部に提出された書類には、「青島刑事による取り調べで、犯人が自供した」という旨のことが記載されていた。
おかしいと思った室井の元に、青島から電話がかかり、「どうなってるんですか?」と聞く。
警察上層部では、内部による隠蔽工作が行われていたのだった。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、最後にしては微妙すぎるサスペンス映画だった
というわけで『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「最後にしては微妙すぎるなぁ…」
という感じである。
うーん、微妙。
不完全燃焼でもあるし、ご都合主義にもほどがある映画だな…という感じ。
映画はもちろん「観客を楽しませるもの」という一つの使命があるから、ストーリーの都合上ご都合主義的にならざるを得ないのは重々承知である。
しかし、いくらご都合主義になろうとも、そこに論理性がないと観客としては興醒めである。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で特にひどかったのが、恩田すみれがバスでバナナ保管庫に突撃したシーンである。
ちょうど青島と犯人との間に入ったから良かったものの、ほんの1メートルずれてれば青島か犯人かを轢き殺していたのである。
どうやってバスを奪ったのか、なぜそのバナナ保管庫だと分かったのか…。
一切説明なく、本当にご都合主義的なシーンになっているのがいただけなかった。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の良い点
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の良い点は、毎度のことながらカットやストーリーの進め方などがサクサクしている点である。
構成力が上手いというか、とにかく「安心して見られる」という点において「踊る大捜査線シリーズ」は底力をはっきりすると感嘆する。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の悪い点
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の悪い点は、ストーリーにある。
今作のストーリーは全体的に微妙。
恩田すみれが辞職をするストーリーも中途半端だし、誘拐犯の動機も不透明である。
また、特に伏線回収的な要素もないので、一本道的なストーリーが展開されていくのも微妙だ。
バナナとおもちゃとの因果関係もわからず、「犯人だったらこうする」というある種サイキック的能力を発揮する青島にも冷めてしまう。
「そうか!」という感じでバナナを伏線回収&ギャグ要素として用いているのも若干寒い。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を総合評価するなら?
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。
シリーズ中最も面白くないな…と個人的には思った。
1>2>3>4というように、回を追うごとに面白さが減っていく。
今作はダントツで「ありがちな日本ドラマ」的展開になっているし、出てくるギャグ的要素もどっちらけていて寒い。
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』はどんな人にオススメ?
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、踊る大捜査線シリーズが好きな人におすすめしておきたい。
ファイナルにしては弱い。
終わりに
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』についてレビューしてきた。
特に言いたいこともないので、この辺で終わろう。