【ネタバレ感想】『オーシャンズ12』は、複雑すぎて何が何だかよくわからない映画だった

ふぉぐです。

ついさっき『オーシャンズ12』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『オーシャンズ12』ってどんな映画?あらすじは?

『オーシャンズ12』は、2004年(日本だと2005年)公開のクライム・アクション映画。

監督はスティーヴン・ソダーバーグ。主演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット。

あらすじとしては、「カジノ運営のベネディクトがオーシャンズの前に現れて、利子付きで盗んだ金を返せ…と言ってきたので、その金を返すために盗みを働く」というストーリーになっている。

前作「オーシャンズ11」で、ラスベガスの巨大カジノを運営しているベネディクトから1億6000万ドルもの大金を奪ったオーシャンズたち。

それぞれに1割ほどの分け前を分配し、それぞれが幸福な生活を送っていた。

すると、オーシャンズの前にベネディクトが現れ、「盗んだ金を利子付きで返却しろ」と脅してくるのだった。

オーシャンズはオランダのアムステルダムに拠点を移し、そこで盗みを働くことで金を蓄えていく計画を立てた。

しかし、オーシャンズたちが盗みに入るところには、ことごとく黒い狐の置物が置かれていた。

それは「ナイトフォックス」という大泥棒の仕業で、その正体は「フランソワ・トゥルアー」というフランス系の人物だった。

フランソワは、オーシャンズを挑発し、

「ベネディクトにオーシャンズの情報を渡したのは私だ」

「私との闘いに勝てば、金は建て替えてやろう」

という言葉を投げる。

オーシャンズたちは、ローマの美術館で展示される予定の「ファベルジェの卵」を巡り、ナイトフォックスことフランソワと対決をするのだった。

『オーシャンズ12』は、複雑すぎて何が何だかよくわからない映画だった

というわけで『オーシャンズ12』を観終わったわけだが…。

ぶっちゃけ、何が何だかよくわからない映画だった…というのが正直な感想である。

うーん、なんだろ…。

前作と比べてしまうと、どうしても複雑すぎてストーリーに入り込めない…というか…。

肝心の盗みのシーンがほとんどなく、計画を実行しているような雰囲気もほとんどない。

よくわからなすぎて、途中途中ダラけてしまった映画だった…。

『オーシャンズ12』のストーリーについて、ちょっと解説していく

『オーシャンズ12』はかなりわかりにくい映画だと思うので、ここで私なりのストーリー解説…といこう。

こんな感じで『オーシャンズ12』は進んでいく。

  • 3年ほど前、ラスティは彼女であり刑事であるイザベルに捕まることを危惧し、窓から逃げる
  • 現在〜〜ベネディクトが金を取り立てに来る
  • ベネディクトの金の取り立てによって、オーシャン夫妻の再婚記念などが台無しになる
  • アメリカではもうマークされてそうなので、オランダのアムステルダムに拠点を移す
  • 盗みを働くも、結局ナイトフォックスに先を越されてしまう
  • ローマ美術館での「ファベルジェの卵」こそは奪還する計画を立てる(この計画にはそもそも裏があり、ライナスの泥棒としての腕前や、ラスティがイザベルに想い焦がれている愛を成就させるためのものだったりした)
  • ライナス以外のオーシャンズが捕まり、ライナスはテスを呼び寄せ、テスを有名映画スターの変わり身として潜入させる作戦を立てる
  • 結局この作戦はイザベルに見抜かれ、オーシャンズは全員留置所に入れられることになる。
  • しかし、ライナスの母親も実はオーシャンズとして加入しており(ライナス家はもともと泥棒一家)、FBI捜査官のフリをしてオーシャンズを全員留置場から脱出させる。
  • 色々あって、ナイトフォックスの家に出向くオーシャンズ夫妻。
  • ナイトフォックスは、自分がオーシャンズとの闘いに勝利したことを確信していたが、実はオーシャンズはナイトフォックスより先に「ファベルジェの卵」を奪還していたのだった。

こんな感じだろうか。

ところどころはしょりがあるのでなかなか全貌を把握するのは難しいかもしれない…。

というか、1回観ただけではよくわからない…笑。

簡単に説明すると、『オーシャンズ12』はイザベルを奪還して、それと一緒にベネディクトの借金も返済しちゃおうぜ!っていうラスティの作戦でした…っていう話である。

前作のような計画遂行シーンがほとんどないのが残念

『オーシャンズ12』は、前作のような計画遂行シーンがほとんどないのが残念である…。

前作では、カジノの金庫に潜入するために、それぞれがそれぞれの特技を持って任務を遂行して勝利を収めたが、今作はそういう遂行シーンがほとんどないのである…。

オーシャンズといえば、私的にはルパン三世のようなトリックありのアクション映画…という印象を持っているのだけれど、『オーシャンズ12』に関してはちょっと期待外れだった…。

『オーシャンズ12』を総合評価するなら?

『オーシャンズ12』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

うーん、微妙…笑。

『オーシャンズ12』は、どうやら2回ぐらいは観ないと全貌を把握できないような仕掛けがあるらしいんだけれど、ぶっちゃけさほど伏線らしいものがあるようにも感じなかったので、2回目を観たいと思わない…。

わかりやすい伏線回収系映画といえば、私は「カメラを止めるな!」を思い浮かべるんだけれど、かめ止めは「2回目を観たいな!」と思わせる映画だった。

それは、「ああ、これはこういうことだったのか」とわかりやすく観客に説明してくれているシーンがあるからである。

だが、『オーシャンズ12』はそういうものはなく、とても複雑にストーリーが進行してしまう。

観客は置いてけぼりを食らうような気持ちになるので、総評としては星3が妥当かな…って感じである。

『オーシャンズ12』はどんな人にオススメ?

『オーシャンズ12』は、オーシャンズ11を観た人にオススメしたい…が。

ぶっちゃけ、オーシャンズ11とはだいぶ趣向の違うストーリーになっているので、逆にオーシャンズ11を観て「面白いな」と思った人は観ないほうがいいかもしれない…笑。

ブラピファンやジョージクルーニーファンには、最高に楽しめる映画だと思うので、ぜひ鑑賞していただきたい所存である。

終わりに

『オーシャンズ12』についてレビューしてきた。

余談だが、今作『オーシャンズ12』のブラッド・ピットは坊主頭だった。

個人的には、前作のブラッド・ピットの髪型の方がかっこいいなぁ…と思ったし、ブラッド・ピットにはあの髪型の方があってるような気がしたので、『オーシャンズ12』はちょっと残念だな…と思った。

うん…なんかそんなところだ。