【ネタバレ感想】『ラベンダー 妖精の歌』は、間延びを感じるサスペンス映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ラベンダー 妖精の歌』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ラベンダー 妖精の歌』ってどんな映画?あらすじは?

『ラベンダー 妖精の歌』は、2016年公開のサスペンス映画。

監督はエド・ガス=ドネリー。主演はアビー・コーニッシュ、ダーモット・マローニー。

あらすじとしては、「一家惨殺という痛ましい事件が1985年10月に起こった。その一家惨殺事件で、唯一生存したジェーンは、事件の記憶が抜け落ちていた。ジェーンは何を見たのか…」という物語である。

1985年。とある農家の男性の元に警察がやってくる。

聞くところによると、農家の男性の兄家族が殺されてしまう事件が発生していた。

しかし、なぜかジェーン(一家のうち、一番下の女の子)だけが殺されておらず、カミソリを持って震えていたのだという。

それから25年の時が経つ。

大人になったジェーンは、夫と娘とともに、それなりに幸せに暮らしていた。

ジェーンは写真家として活動していて、古い空き家を撮影していた。

ある日のこと、ジェーンは娘であるアリスを迎えにいくのをすっかり忘れ、自分のアトリエで写真をぼーっと見つめていた。

夫からの電話ですぐさまアリスを迎えにいくが、途中で車が横転するほどの事故を起こしてしまう。ジェーンは、幻想を見ていたのだ。

気がつくと病院。ジェーンは記憶障害を負ってしまい、夫のことや娘のことがわからなくなっていた。

ジェーンは、昔の外部損傷と今回の事故が少なからず影響した結果で記憶障害を起こしている…と医者から説明され、夫や娘とともに、昔住んでいた家へと足を運ぶことになるが…。

『ラベンダー 妖精の歌』は、間延びを感じるサスペンス映画だった

というわけで『ラベンダー 妖精の歌』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「ちょっと間延びを感じるなぁ…」

という印象だろうか…。

「記憶喪失の主人公」

「一家惨殺だけどなぜか一人だけ生き残る」

という、サスペンス映画好きなら誰もが「お?」と興味を持つような設定なのに、全体的にストーリーの進み具合が遅く、なおかつオチも、

「あ、そんな感じか」

と思うようなタイプのオチだった。

面白くないことはないんだけど、1時間半という映画としてはサクッと観れる範囲の上映時間なのに、間延びをしてしまって「長いなぁ」と思わざるを得ない作品だったように思う。

惜しい作品だ。

人間って、勝手に記憶を変えてしまう生き物だよね…という教訓

『ラベンダー 妖精の歌』を観ていて思ったのは、

「人間って、勝手に記憶を変えてしまう生き物なんだよね」

ということだろうか。

自分の都合の悪いこと、消し去りたいことは、なんとなく自分の中で変わっていっているものである。事実とはちょっと違っていたり。

それは多分、人間の一種の防衛本能とも関係してるんじゃないかな…とも思う。嫌な記憶が残ったままだと、楽しい人生が台無しである。

『ラベンダー 妖精の歌』の主人公、ジェーンも、そういう意味では車の事故を起こすまでは、事件のことを忘れてそれなりに幸せにやっていたのだろう。

『ラベンダー 妖精の歌』を総合評価するなら?

『ラベンダー 妖精の歌』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

うーん、全体としてはフツー。

ストーリーの展開が遅すぎてちょっと退屈。ストーリー自体はグッと引き込まれるんだけれど、如何せん演出が…。

映画としては星2評価だが、ジェーン役のアビーがお綺麗だったので、星1足して星3評価とさせていただく。

『ラベンダー 妖精の歌』はどんな人にオススメ?

『ラベンダー 妖精の歌』は、サスペンス好きな人にはオススメしておきたい。

また、ちょっとホラー要素もあるので、ホラー好きな人にもオススメしておきたいところだ。

終わりに

『ラベンダー 妖精の歌』についてレビューしてきた。

余談だが、『ラベンダー 妖精の歌』のレビューを書いていて思ったことがある。

それは、サスペンス映画って、意外と言うことないな…ってことだ。

ヒューマンドラマ系映画とかなら、

「こんな教訓や考え方がある…」

という感じで自分の考えも出しつつ映画の感想を語れる。

しかし、サスペンス映画って…ぶっちゃけ謎解きみたいなもんだから、なんか感想が書きにくいなと思った次第である…。