【ネタバレ感想】『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』は、リアリティに溢れたヒューマンドラマ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』ってどんな映画?あらすじは?

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』は、2017年(日本だと2018年)公開のヒューマンドラマ映画。オーストラリア制作。

監督はグレッグ・マクリーン。主演はダニエル・ラドクリフ、トーマス・クレッチマン、アレックス・ラッセル。

あらすじとしては、「普通の人生を送りたくないという理由で世界を旅していたヨッシーは、ボリビアにて二人の友達と出会い、またあるガイドの助言で「未開の地にいる未発見部族を探してみないか」と言われ、ガイドと友達を含めた4人でジャングルを冒険することになるが…」という物語である。

高校・大学・就職・結婚…など、普遍的な人生を歩みたくなかったヨッシーは、3年の兵役の後にバックパッカーをしていた。

ある日、ボリビアの船に乗っていると、ある男性と出会うことになる。

名前はマーカスといい、優しそうな青年だった。

そして、その青年の友達のケヴィンとも出会うことになる。ケヴィンは有名な写真家で、ヨッシーと同じように様々な地を歩きながら写真を撮っていた。

彼ら3人は、ある日とあるガイド・カールと出会い、ジャングルに行くことになる。

カールが言うには、ジャングルの奥地には未発見の部族が存在していて、その部族を撮影して有名雑誌に売り込めば、一生物の思い出になる…と言う。

ヨッシーとケヴィンは行く気満々だったが、マーカスは乗り気ではなかった。

しかし、二人の熱量に圧倒され、マーカスも行くことになる。

ジャングルを歩いて2〜3日が経つ頃、マーカスの足はジャングルの湿気や疲労などで腫れてしまい、ジャングルの移動に随分と時間がかかるようになってしまった。

ケヴィンとヨッシーは、そんなマーカスに嫌気がさしてきたが、ついにケヴィンの案で「川をイカダで降ろう」ということになる。

しかし、カールはイカダに乗って号令を出すが、いまいちうまく操縦ができない。

みかねたケヴィンは、カールに当たると、カールは「俺は徒歩で行く」と言い出す。

話し合った結果、カールとマーカスが徒歩。ケヴィンとヨッシーはイカダでそれぞれ目的地に行こう…ということになった。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』は、リアリティに溢れたヒューマンドラマ映画だった

というわけで『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「リアリティに溢れたヒューマンドラマだなぁ!」

という感じである。

全体として、自然の美しさが素晴らしい。

かと思えば、まるで薔薇のように刺々しい…いや、もっと辛辣で容赦のない苦難を、ヨッシーに浴びせかける。

その鮮やかなまでのコントラストが恐ろしく、ヨッシーはよく希望を捨てずに歩いてきたな…と感服する。

全体的にグロテスクなシーンが散見され、それもまた「美しいだけの自然ではない」という、ある意味真理的な側面を映し出している。

とてもよくできた映画だな…と感じた。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』の良い点

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』の良い点は、前述のようにそのリアリティにあるだろう。

ダニエル・ラドクリフ演じるヨッシーの演技はもちろん、ヨッシーに襲いかかる苦難の数々は、本当にジャングルにいたらこういう目に合いそうだな…と思わんばかりのもので恐ろしい。

広大すぎるジャングルで、仲間とはぐれ、たった一人で生きていかねばならないヨッシーの気持ちを考えると、『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』で見せる自然の脅威は恐ろしさしか感じない。

昼間は鮮やかな緑が眩しいほどのジャングルだが、夜になると急に周りが見えなくなる。

そんな世界を描いている『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』には脱帽である。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』の悪い点

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』の悪い点は、ちょっとダレるところだろうか。

これはもう仕方のないことなのだが、全体として基本的にジャングルでのシーンである。

そのため、画面に変化がなく、1時間みていると徐々に飽きてくる。

しかし、ラスト15分〜ぐらいからはヨッシー救出への糸口が見つかるので、そこからは画面を食い入るようにみてしまう。

だが、やはりそれまでのジャングルでの迷子シーンはちょっと飽きを感じる。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』を総合評価するなら?

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。

個人的には全体として好印象。

ジャングルの美しさ、恐ろしさを描き切っていて、とても教訓めいた作品に仕上がっていると思う。

また、マーカスとカールが行方不明になっているのも意味深すぎて恐ろしい。

カールはなぜジャングルに3人を連れてきたのか、何が目的だったのか…が謎なため、別な意味で恐怖を感じる映画になっている。

主演俳優たちの演技も素晴らしかった。

惜しむらくは、やはり中盤のダレだろうか…。

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』はどんな人にオススメ?

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』は、遭難もの映画が好きな人におすすめしたい。

かなり胸を掴まれる映画になっているので、満足できるだろう。

終わりに

『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』についてレビューしてきた。

特にいいたいこともないのでこの辺で終わろう。