【ネタバレ感想】『ジュマンジ』は、終わり良ければ全てよしな作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ジュマンジ』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ジュマンジ』ってどんな映画?あらすじは?

『ジュマンジ』は、1995年(日本だと1996年)公開のファンタジー映画。

監督はジョー・ジョンストン。主演はロビン・ウィリアムズ、ジョナサン・ハイド、キルスティン・ダンスト。

あらすじとしては、「1969年、アランという少年が、工事現場で『ジュマンジ』というボードゲームを発見する。近所に住むサラとともに遊ぼうとするも、アランは『ジュマンジ』の中に吸い込まれてしまう。そして26年後の1995年、ある姉弟が『ジュマンジ』の封印を解く」という物語である。

1969年、靴会社の社長を父にもつアランは、いじめられっ子だった。

ある日、いじめられて帰ろうとしたところで、工事現場の砂の中から『ジュマンジ』というボードゲームを発見する。

家に帰って『ジュマンジ』を近所のサラという少女と遊ぼうとするも、アランは『ジュマンジ』の中に吸い込まれてしまう。

サラも、ゲームから出てきたコウモリから逃げるのに必死だった。

時が経ち、26年後。

1995年、ある姉弟と保護者の三人が、アランたち家族が住んでいた豪邸を内見していた。

姉弟の親は事故で死亡して、保護者はその親の妹だった。

姉弟はその家から『ジュマンジ』というボードゲームを見つけ、暇つぶしにやってみることにする。

すると、次々に不可解な現象が起き、ライオンが出てきて逃げた。

そこに、ターザンのような格好をした男性がやってきて、姉弟を助ける。

その男性は、26年前に行方不明になったアランだった。

『ジュマンジ』は、終わり良ければ全てよしな作品だった

というわけで『ジュマンジ』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「終わり良ければ全てよしな作品だな…」

という感じである。

うーん、個人的には微妙だった。

ただ、最後のあのハッピーエンドな感じは良かった。

そのため、映画全体の評価もまさに「終わり良ければ…」な感じで、高評価が多いのも頷ける。

しかし、個人的にはあまり面白さを感じない映画だった…。

理由は後述していこう。

『ジュマンジ』の良い点

『ジュマンジ』の良い点は、なんと言っても1995年の映画としては凝りに凝りまくっている映像である。

ライオン、サイ、ゾウなどの動物はもちろん、食虫植物やワニ、そして大量の水。

どうやって撮影したんだろう…という疑問が湧き上がってくるぐらい、素晴らしい映像の数々である。

もちろん、今となってはCGでサクッと作れるようなところも、この時代ではかなり大掛かりなことをやって撮影したんだな…と感じる。もちろん今でも大掛かりなことはしてるとは思うが笑。

映像技術、そして最後の終わり方など、高評価の意味がわかる映画になっている。

『ジュマンジ』の悪い点

『ジュマンジ』は先述のように高評価な映画だとは思うのだが、個人的には悪い点の目立つ映画だったように思う。

まず、なんと言っても設定が雑である。

そもそも『ジュマンジ』とはなんなのか。なんのために作られたのか。何が目的なのか。

ファンタジー映画であることは重々承知しているので、現実世界ではありえないことが起こる…というのは容認できる。

しかし、とはいえ理由が必要ではないだろうか。

理由がないから、『ジュマンジ』という物語に入っていけないのである。

例えば、ジュマンジをする理由に、

「お姫様が『ジュマンジ』の世界に囚われているから、ゴールしなくてはいけない」

というようなものがあるのだとしたら、『ジュマンジ』をする理由もわかる。

しかし、『ジュマンジ』にはそういう目的がなく、ただただ参加者を苦しめるだけのゲームと化しているのだ。

言うなれば、ただただゲーム難易度を誤っただけのクソゲーである。

だから、物語に入りにくい。そして、ストーリーの動きも遅い。

全体的に中だるみが激しい映画だった…と思いきや、最後のスパートでめちゃめちゃ良い演出をしてくるものだから、困る。

『ジュマンジ』は評価が難しい映画だ。

『ジュマンジ』を総合評価するなら?

『ジュマンジ』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

個人的には及第点。

もう一度みようとは思えない作品である。

やはり、どうしても『ジュマンジ』をやる理由が欲しい。

それこそ、「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」では、「この世界から抜け出す」という目的があるから、めちゃくちゃ面白い映画になっていた。

しかし、『ジュマンジ』にはそういう理由がほぼない。

…微妙な作品だった。

『ジュマンジ』はどんな人にオススメ?

『ジュマンジ』は、冒険映画が好きな人にはおすすめしたい。

『ジュマンジ』自体は冒険映画ではないけど、その現実離れした演出の数々がアドベンチャーチックである。

終わりに

『ジュマンジ』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないので、この辺で終わろう。