【ネタバレ感想】『スティーブ・ジョブズ(2013年)』は、全体的に説明の少ない伝記映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『スティーブ・ジョブズ(2013年)』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『スティーブ・ジョブズ(2013年)』ってどんな映画?あらすじは?

『スティーブ・ジョブズ』は、2013年公開のヒューマンドラマ・伝記映画。2015年にもスティーブ・ジョブズの映画があるが、こちらは2013年のものである。

監督はジョシュア・マイケル・スターン。主演はアシュトン・カッチャー。

あらすじとしては、「appleの創業者であるスティーブ・ジョブズが、会社を立ち上げてから2011年末までどんなことをしていたのか…を追った伝記映画」である。

スティーブは1974年、大学を中退してもなお大学に通い続けていた。

大学へは靴を履かず、裸足で赴き、授業を熱心に聞く…という常軌を逸したスタイルだった。

そんなスティーブは、インドへ旅をしたり、大学の授業で仏教講義へ赴くなど、東洋思想を欲していた。

1976年。スティーブはアタリ社でコンピューターゲームを開発していた。しかし、自分が思うようなゲームを開発することができず、社員の半数を無能扱いし、会社でも困った存在になっていた。

そんな中、社長に「新しいゲームを作ってくる」と宣言し、スティーブは友人のウォズニアックの力を借りつつ、社長を唸らせるようなゲームを製作した。

ウォズニアックと親交が深まっていくうちに、ウォズニアックの家に遊びに行くことになったスティーブ。ウォズニアックの部屋にあった、これまでにないコンピューターを発見する。

ウォズニアックは、「俺が作った」と良い、スティーブはそのコンピューターに革命的なビジョンを見出すのだった。

スティーブとウォズニアックは、コンピューターの製作をガレージで行い、また仲間を増やすことで徐々に会社として成り立っていく。

ついにはapple2という製品まで開発し、Apple社は大きな会社へと成長していく。

しかし、会社が大きくなるにつれ、スティーブは周囲の人間たちとの温度差・軋轢に喘いで行くことになる。

『スティーブ・ジョブズ(2013年)』は、全体的に説明の少ない伝記映画だった

というわけで『スティーブ・ジョブズ』を観終わった。

まず最初の感想としては。

「全体的に説明の少ない伝記映画だなぁ」

という感じ。

この映画は、おそらくジョブズファン・Appleファン向け…に作られたものではないだろうか。それぐらい、説明が少ないシーンが多いかなという印象。

例えば、ジョブズがAppleから解雇され、その後にネクスト社を作ったことは、ジョブズファンの中では有名中の有名なエピソードだろう。

しかし、映画内ではその点はかなりさらっと流され、

「え、なんでジョブズまたパソコン作ってんの?」

って感じになってしまっている。いきなり違う会社立ち上げちゃったよ!と困惑である。

私はおそらく、一般よりも少し詳しいレベルのジョブズ知識を持っているので、『スティーブ・ジョブズ』は普通に楽しめたのだが、これはおそらく一般視聴者的には難しい内容の映画になってるんじゃないかな…と感じた。

世界的成功企業のAppleにも、失敗はたくさんあった

『スティーブ・ジョブズ』を観ていて思ったのが、

「世界的に成功している企業のあのAppleだって、失敗はたくさんあったんだなぁ…」

ということである。

個人的に印象的だったのが、まだApple社が家のガレージだったときのシーンだ。

ジョブズはとにかくいろんなところへ電話をかけて、コンピューターを売り込もうとしていた。そして投資家たちの注目を集めて、より良い製品を作ろうと画策していた。

しかし、結局ほぼ全滅。

ジョブズの苦労は実らないままで終わったか…と思ったところで、投資家のマイクがApple社ガレージへとやってくる。

マイクは、アタリ社の社長にジョブズが150回も電話をかけてくるから、見に行ってやってくれと頼まれてきた…という。

ジョブズの執念・失敗が実った結果である。

また、ジョブズは失敗をたくさん経験しているのが、この映画だけでもわかる。

社員にブチ切れまくったり、せっかくペプシからヘッドハンティングしてきた天才マーケティング家のスカリーと対立してしまったり。

それどころか、グレードダウン版のコンピューター・マッキントッシュを、まるで上位モデルかのように開発を進めてしまったり(結果的にマッキントッシュは成功してるけど)。

このように、世界的な企業だって失敗はしてるんだなぁ…というのがわかった。それだけでもこの映画を見た価値はあるんじゃないかなと思う。

『スティーブ・ジョブズ』を総合評価するなら?

『スティーブ・ジョブズ』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

総合的に見ると、まぁ…普通に楽しめるかな…という感じ。

がっつり感動したり、全身に鳥肌が立つようなシーンがあるわけではないけれど、それなりに楽しめる作品には仕上がっている。

ただ、個人的に残念だったのは、最初のあのiPodのシーンと、ラストシーンが全く繋がらなかったことだ。

もし、最後のシーンでiPodのプレゼンに繋げていったのだとしたら、もう少し評価を高めても良かったように思う。

また、全体的に説明不足感は拭えない。

それらを総合的に判断した上で、星3評価とさせていただく。

『スティーブ・ジョブズ』はどんな人にオススメ?

『スティーブ・ジョブズ』は、「成功するってどんなことなのか」や、「人生に思い悩んでいる」といった人にオススメである。

ジョブズもかなり悩んでいたようなので、共感できる部分はあるんじゃないかなと思う。

また、人生を切り開いていくための活路も、この映画から学ぶことができるだろう。

終わりに

『スティーブ・ジョブズ』についてレビューしてきた。

余談だが、『スティーブ・ジョブズ』内で、ジョブズがマイクロソフト社のビル・ゲイツと電話で喧嘩をしているシーンがある。

もちろん当時はそういうことがあったのかもしれないが、ジョブズとビルゲイツはお互いに認め合うぐらいの友達である。

しかも、お互いに生まれ年が一緒…という。

何か、そういう巡り合わせがあるのかもしれない。