【ネタバレ感想】『アイム・ノット・シリアルキラー』は、途中から失速しまくるホラー映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『アイム・ノット・シリアルキラー』を観終わったのでさっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『アイム・ノット・シリアルキラー』 ってどんな映画?あらすじは?

『アイム・ノット・シリアルキラー』は、2016年(日本だと2017年)公開のサスペンス映画。

監督はビリー・オブライエン。主演はマックス・レコーズ、クリストファー・ロイド。

あらすじとしては、「ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)の傾向がある少年、ジョンは、葬儀屋の息子だった。ある日、内臓の一部がなくなっている遺体が運び込まれ、そこから連続殺人の可能性が強まるが…」という物語である。

ソシオパスな傾向のあるジョンは、葬儀屋の息子だった。

いつものように遺体の解剖を行なっていると、臓器の一部がなかった。

おそらく、検視をした人が臓器を間違えて持っていってしまったのかもしれない…と母親たちは考えていたが、そこから連続殺人かのように臓器のない遺体が発見されるようになる。

もともと犯罪者心理を独自に研究していたジョンは、この連続殺人に興味を示すようになる。

ある日、レストランで食事をしていると、明らかに不審な男性が道路を歩いていた。

すると、ジョンの近所に住んでいるクローリーという70代のおじいさんがこれから釣りに出かけようとしているところを、その男性が話しかけた。そして、おじいさんと一緒になんと近くの釣り場へ車で向かった。

ジョンは、自転車で自動車のあとを追い、物陰に隠れてクローリーと不審な男性の様子を見ていた。

すると、不審な男性がクローリーを殺そうとした瞬間、なんとクローリーの手が凶器のようになって、逆に男性を殺したのだった。

ジョンは、そこからおじいさんについてもっと詳しく知ろうと、計画を試みる。

『アイム・ノット・シリアルキラー』は、途中から失速しまくるホラー映画だった

というわけで『アイム・ノット・シリアルキラー』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「途中から失速しまくるなぁ…」

という印象である。

もう…「なんじゃこりゃ…」というぐらい失速しまくる。

最初こそなんだか面白い雰囲気が漂っていた。

ソシオパス気味のジョンが学校で打ち解けられず…みたいな、これから何か大きなことが起こりそうな雰囲気があったのに、結局特に何も起きず…。

いじめっ子にいじめられてしまうシーンが必要だったのかもよくわからないし…。

そして極め付けは最後のあの…地球外生命体のような生物が死んでいくシーン。

もう何が何やらよくわからない。

とにかくごっちゃごちゃでストーリーとしても面白くなさが際立っていて、とてもつまらない映画になってしまっていた。

『アイム・ノット・シリアルキラー』で、「うーん」と思った点を挙げていく

『アイム・ノット・シリアルキラー』で、個人的に「うーん」と思った点を挙げていこうと思う。

そもそも、なぜ臓器を集めていた?

そもそもなのだが、なぜクローリーおじいさんは臓器を集めていたのだろう。

誰かを復活させたかったのだろうか、それともなんか…もっと壮大な夢でもあったのだろうか。

よくわからない。

クローリーおじいさんはなぜおばあさんをあんなに愛していた?

クローリーおじいさんは地球外生命体だったわけだが、なぜあんなにおばあさんを愛していたのか…よくわからない。

さらに言えば、臓器を集めていたのも別におばあさんのためじゃなさそうだし…。

ジョンがなぜ犯罪者心理に興味を持つようになった?

なぜジョンが犯罪者心理にあんなに興味を持つようになったのか…よくわからない。

ソシオパスだからなのか、それとも葬儀屋だからなのか…。

だからと言って、別に犯罪者心理に興味を持っている設定が『アイム・ノット・シリアルキラー』において重要な役割を持っているわけでもなかったけど…。

ジョンの家庭環境がよくわからない

『アイム・ノット・シリアルキラー』において、ジョンの家庭環境がよくわからない。

ジョンにはお母さんとお姉さんがいることはわかったけれど、あの…一緒に遺体を解剖していた姉御肌の女性は誰だったのだろうか…。お母さんの妹とか…?それとも葬儀屋の社員さん?

あと、父親がなぜいないのかもわからない…人物のバックグラウンドが深掘りされていないのは致命的である。

『アイム・ノット・シリアルキラー』を総合評価するなら?

『アイム・ノット・シリアルキラー』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

うーん、つまらない笑。

全体としてテンポが良かった点は評価できるが、それ以外…、特にストーリー、人物の深掘りなどがお粗末すぎて、観ていて退屈な映画だった。

おじいさんが結局なぜあんなことをしたのか…という説明もないし。

全体としてつまらなかったので星2評価である。

『アイム・ノット・シリアルキラー』はどんな人にオススメ?

『アイム・ノット・シリアルキラー』は、ぶっちゃけ…個人的にはオススメできない。

面白くない…。

終わりに

『アイム・ノット・シリアルキラー』についてレビューしてきた。

最初こそ面白そうな映画だっただけに残念である…。

洋画は結構当たり外れが激しいなぁと感じた一本だった。