ふぉぐです。
今回は、「GODZILLA 怪獣惑星」についてレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレを含んでのレビューになるので、まだ観ていない方はご注意を。
では、早速レビューに移ろう。
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GODZILLA 怪獣惑星ってどんな映画?あらすじは?
GODZILLA 怪獣惑星は、2017年公開のアニメーション映画。
アニメ版GODZILLAシリーズ三部作のうちの第1作目である。
監督は静野孔文、瀬下寛之。
あらすじとしては、「怪獣ゴジラの脅威にさらされて宇宙に逃げた人類が、もう一度地球に戻る」というストーリーになっている。
20世紀の終わりに、突如出現したゴジラ。
ゴジラの力は脅威的で、人類及び異星人である「エクシフ」と「ビルサルド」は、コンピューターで選出された者だけをくじら座タウ星eという惑星に移住させる計画を実行した。
出発から22年後、ようやくくじら座タウ星eに到着した人類だったが、その環境は全く生活に適さないところだった。
ハルオ・サカキが移住計画の棄却を偉い人に申し出るも、ハルオは牢獄に入れられてしまう。
その間、タウ星eに移住する計画で降り立った人々は全員事故で死んでしまった。
そんなこんなで、ハルオとエクシフの代表者「メトフィエス」が協力して立案した「地球帰還作戦」が出回り、「地球に帰還したい」という声が多くなる。
地球に戻ることになった人類は、長距離亜空間航行で地球に戻るが、亜空間航行の影響で地球では2万年もの歳月が経っていた。
さらに、ゴジラはまだ生きてい他のだ。中央委員会は諦めようとするが、ハルオの案で600名もの殲滅部隊を組み、打倒ゴジラ作戦を始める。
ゴジラを倒すことに成功したものの、何か違和感が…。
そう、2万年もの年月が経っているのに、ゴジラ自体にそこまでの変化が見られなかったのだ。
そこに、倒したゴジラとは比べ物にならないほど巨大なゴジラ、通称「ゴジラ・アース」が出現する。
GODZILLA 怪獣惑星は、ハラハラする展開で面白い映画だった
GODZILLA 怪獣惑星は、個人的にはかなりハラハラする展開で面白かった。
まず、2万年もの歳月が経っているため、まるで地表がジャングルのような感じになっているということ。
そして、ゴジラとはまた別の、プテラノドン亜種みたいな感じの怪獣がウヨウヨ出てきて、パニック映画のようで面白かった。
さらにいえば、映像の美しさも合間って、「アニメ版ゴジラになるとこんな感じになるのね」と、新しい発見もあった。
最後に「ゴジラ・アース」が出てきて、部隊を殲滅させるわけだが、
「あんな巨大なもんが出てきて、次どうなっちゃうんだよ!」
と、ワクワクが止まらない。
個人的には面白い作品だと思った。
ハルオ・サカキがキツイ
個人的にではあるが、ハルオ・サカキのあの強行すぎる性格がキツイ。
ゴジラに恨みがあるのはわかるけど、ゴジラに「キサマ」と言ってる感じとかがもう…キツイ。
アツイ司令官なのはわかるけれど、もう少し…なんか冷静でもいいような気がする。
GODZILLA 怪獣惑星では、登場人物たちのバックグラウンドが見えない
GODZILLA 怪獣惑星では、ぶっちゃけ良くない点もある。
それは、登場人物たちのバックグラウンドが見えない点だ。
映画を見ているだけでは、「こいつら誰だよ笑」という点が多少なりともある。
どちらかというとアクションシーンが多め、かつゴジラの生態分析などのシーンが多いので、登場人物たちのバックグラウンド(ドラマ性)が見えないのは致し方ないのかもしれない。
GODZILLA 怪獣惑星は、ゴジラらしくないゴジラSFだ
GODZILLA 怪獣惑星を見ればわかるが、これまでのゴジラのようなアクションではない。
ゴジラ映画のほぼ全ては、現実世界にゴジラが現れた…というストーリーである。
しかし、GODZILLA 怪獣惑星では、近未来のゴジラを倒す…というストーリーになっているので、ガンダムやエヴァンゲリオン、エウレカセブンのようなSF要素がふんだんに散りばめられている。
その点で見れば、これまでのゴジラ作品を踏襲した、全く新しいゴジラだと言えるだろう。
特に、ゴジラの生態を科学的に調査している感じなどはよかった。
GODZILLA 怪獣惑星を総合評価するなら?
GODZILLA 怪獣惑星を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
ストーリーは導入部分だからか、ちょっとおざなり感は否めない。
どちらかというと映像美に注力している感じがして、ストーリー重視の私的にはその点はちょいとマイナスポイントである。
しかし、何はともあれ映像の美しさは素晴らしいので、映像目的で見るだけでも十分かもしれない。
GODZILLA 怪獣惑星はどんな人にオススメ?
GODZILLA 怪獣惑星は、SFアクション映画が好きな人にオススメできるだろう。
また、さっきも名前を挙げたように、「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」、「エウレカセブン」のようなロボットが出てくるアニメーションが好きな人にもオススメしたい。
「めちゃめちゃ面白いよ!」というわけでもないが、つまらないわけでもないので、一度鑑賞してみることをオススメしたい。
終わりに
GODZILLA 怪獣惑星についてレビューしてきた。
これまでのゴジラっぽくないゴジラなので、前評判はちょっと悪い感じがしていた。
しかし、蓋を開けてみると…これはこれで面白い。
シン・ゴジラで新たな扉を開けたゴジラだったが、GODZILLA 怪獣惑星でも、SFゴジラとしての新たな地位を確立したように思う。
ぜひ、あなたもゴジラの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。