【ネタバレ無し】ゲット・アウト(Get Out)は怖いけど痛快なホラー映画だった

ふぉぐです。

映画「ゲット・アウト」がかなり面白いホラー映画だったので、ここでレビューをしていきたいと思う。

一応、ネタバレを含まずにレビューをしていくので、

ゲット・アウトってどんなホラー映画なの?」と思っている方に参考になれば幸いである。

ゲットアウトはどんな映画なの?あらすじは?

ゲット・アウトは2017年公開のホラー映画である。

監督・脚本ともにジョーダン・ピール。主演はダニエル・カルーヤ。

あらすじを簡単に説明していこう。

主人公のクリス・ワシントンは、恋人のローズの家に泊まりで遊びに行くことになる。

アメリカでの話だから、やはり黒人・白人問題というものがあるため、クリスはローズに、

「彼氏が黒人ということを家族には言ってあるのかい?」と質問する。

ローズは、「うちの家族はそんなの気にしないから平気」と言い、ローズの実家へ行くことになる。

ローズの実家に行く途中、突然道を横断しようとした鹿を車で跳ねてしまう。その鹿を跳ねた状況が、クリスの母親が交通事故で亡くなったのを彷彿とさせていた。

ローズの実家に行くと、黒人の男性(ウォルター)・女性(ジョージナ)が働いていた。

ローズの両親、そして弟は良い人たちなのだが、何か裏がある感じがしてならない。タバコを吸っているクリスに、父親が「妻は催眠術が得意なんだ。催眠術を受ければ、タバコを吸おうとしても吐き気しか起こらなくなって禁煙に持ってこいだよ」と勧められるが、断る。

ある日の深夜、クリスがローズの実家の庭を散歩しようと出歩くと、自分の部屋で窓を見つめている(実際には窓に映る自分に見とれている)ジョージナと、庭を全力疾走しているウォルターを目の当たりにする。

不気味に思ったクリスはローズが寝ている寝室に戻ろうとするが、途中ローズの母親(ミッシー)に引き止められ、椅子に座って話をすることになる。

ローズの母親ミッシーは精神科医である。2〜3個質問されているうちに、クリスは自分が催眠術を受けていることに気付き始める。

しかし、なにやら心地よくなってしまったので、そのまま催眠術を受けることになる。

催眠術が終わって目が覚める。

今日は、ローズの両親が主催するパーティがある日である。

ん?なんかおかしい…。何かがおかしいぞ…。

そう思ったクリスは、ローズに早くこの家を離れたいと申し入れるが…。

ゲットアウトの面白さは、ただのホラーではないところ

彼女の実家はなにかおかしい… 映画『ゲット・アウト』予告編

ゲットアウトの面白さは、ただのホラー映画ではないところにあるように思う。

私は正直、ホラー映画がかなり苦手なタイプの人間である。

それこそ、幽霊とか…邦画でいうなら「呪怨」みたいな映画は、かなり苦手だ。

バイオハザードなどのゾンビものならアクション映画として楽しめるが、明らかな「ホラー映画」は苦手なのである。

だが、そんな私でも「ゲットアウト」は楽しめた。

なぜなら、普通のホラー映画ではなく、若干サスペンスチックな雰囲気がするからだ。

「なぜこの人はこんな態度を取るんだろう?」

「この違和感はなぜ起こるんだろう?」

ただの恐怖ではなく、名探偵コナンや犬神家の一族を観るような感覚なのである。

この映画では、主人公の親友が若干の推理役を任されている節がある。

彼の言動から「ゲットアウト」の真実をつむぎ取れるので、ぜひ注視してもらいたいところだ。

ゲットアウトは痛快なホラー映画だった

私は、先述のようにホラー映画をほとんど見たことがないので、幽霊が出るようなホラー映画がどういう終わり方をするのかを知らない。

しかし、ゲットアウトの終わり方はかなり痛快である。

一応ネタバレが無いようにぼやかして説明するなら…一応バッドエンドではない

なので、胸糞映画ではなく…個人的には少林サッカーを観たような爽快感を覚えた。全くジャンルは違うけど。

「最後がとんでもないバッドエンドだったらどうしよう…」と思っているそこのあなたにも、ぜひゲットアウトは観てほしいものだ。

ゲットアウト(Get out)を総合評価するなら?

ゲットアウトを総合評価するなら、私は文句なく星5評価中の星5を与えたい。

結構、序盤から退屈することなく楽しめたし、さっきも言ったようにどことなくサスペンスチックなので、

「なぜこの人はこんなことをしたんだろう…?」

というようなことを考えるだけでも面白い映画だ。

さらには、上映時間も103分(1時間43分)と、長すぎず短すぎない時間なので、スパッと見れる点もオススメポイントである。

ゲットアウトはどんな人にオススメ?

ゲットアウトは、私みたいなホラー映画が苦手な人でも楽しめる作品なので、ぜひ観てほしい。

また、「ホラー映画」というカテゴライズではあるものの、個人的にはどちらかというとサスペンス的な感じがするので、犬神家の一族や名探偵コナン、シャーロック・ホームズなどが好きな人でも楽しめるのでは…とも思った。

ちなみになのだが、グロテスクシーンが後半にどんどん出てくるので、

「グロテスクはちょっと…」というあなたはそのシーンだけ目を瞑っておけばOKだと思う。

終わりに

さて、ゲットアウトをこれから観ようと思っているあなたに向けてレビューをしてきた。

何度も言うようで申し訳ないのだが、ゲットアウトはかなり面白い作品である。

私の中での「ホラー映画」の見方がちょっと変わってきた。それぐらい衝撃的な作品である。

ぜひ、あなたもゲットアウトを観てほしい。その世界観に引き込まれていくことだろう。