【ネタバレ感想】『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は、心の移り変わりがよくわからないヒューマンドラマ映画だった

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は、心の移り変わりがよくわからないヒューマンドラマ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』ってどんな映画?あらすじは?

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は、2006年公開のヒューマンドラマ・伝記映画。

監督はスティーヴン・シャインバーグ。主演はニコール・キッドマン、ロバート・ダウニー・Jr、タイ・バーレル。

あらすじとしては、「アメリカの写真家・ダイアン・アーバスを題材にしたヒューマンドラマ」という物語である。

18歳でアラン・アーバスと結婚したダイアン・アーバスは、ファミリーでファッション写真で生計をたて、有名な雑誌で活躍する良妻賢母的存在だった。

しかし、あるパーティの最中、ダイアンはふと窓の外を見ていると、顔全体を布で覆った不思議な人物がタクシーに乗ってやってくるのを目撃する。

その男性は、ダイアンたちが住んでいるマンションに新しく住む住人らしかった。

ある日、娘に「水道管がつまってるみたい」と言われ、水道管を修理していると、管の中から大量の毛が出てきた。

水道管は上の階にもつながっているため、ダイアンは「新しく引っ越してきた住人が犬でも勝ってるのかもしれない」と思ったが、と同時にどこかの鍵も一緒に管から出てきた。

ダイアンは、毛と鍵をゴミに捨て、マンションに入る途中でインターホンにて、新しく入った住人に「犬を飼ってませんか?」と尋ねると、男性は「ダイアン」という名前を口にした。

ダイアンは、なんとなくその住人に興味を持っていく。

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は、心の移り変わりがよくわからないヒューマンドラマ映画だった

というわけで『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「心の移り変わりがよくわからないヒューマンドラマ映画だなぁ」

という感じである。

全体的にダイアン・アーバスの「フリークス(他者と肉体的・精神的に違いを持っているもの、またその嗜好)」が前面に出ているため、フリークス的な考えを少しでも持っていない人にとっては、なかなかに理解しにくい映画となっている。

それはそれでマーケティング的な意味で私は功を奏してるな…と思うのだが、如何せん「なぜダイアンは多毛症の男性に興味を惹かれたのか」がいまいちわからないのがキツイ。

もちろん「フリークスだから」と言ってしまえばそれまでなのだが、多毛症の男性と別にそこまで会話をしたわけでもないし、何か心惹かれるものがあったわけでもない。そんなシーンも特にない。

しかし、ストーリーが進んでいくとなぜかダイアンは多毛症の男性に心を惹かれているのだ。

その心の移り変わりがよくわからず、私の理解力不足なのだとは思うが、なかなかに中途半端な印象を受けてしまう。

もちろん、「毛皮」という語句と「多毛症」という語句から、なんとなく関連性みたいなものは導き出せる。

題材はとても良いし、ダイアン・アーバスのことを知らなかった私的には「ダイアン・アーバス」という人物を知る良い機会を与えてくれた映画だと思う。

だが、ストーリーが良いか?この映画は評価できるか?と言われると、それはまた難しい問題である。

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』の良い点

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』の良い点は、ニコール・キッドマンが美人さんだなぁ…というところだろうか。

また、『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』に限ってのことだが、おそらくダイアンは「普通とフリークスとの間にある息苦しさ」的なものを感じていたのだろうと思う。

その「息苦しさ」を見事にニコール・キッドマンは表現しているな…と感じた。

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』の悪い点

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』の悪い点は、やはりストーリーがわかりにくいところである。

そして、これは紳士たちの誰もが思ったことだと思うが、最初のあの全裸強要シーンから一転して、結局エロスなシーンがほとんどないところが悪い点にあげられるだろう。

男性がモロだしで庭を掃除してる…という強烈なシーンからこの映画は始まるから、「きっとすごいシーンがあるはずだ!」と期待をした紳士諸君がいたはずだ。私もそのうちの一人である。

しかし、1時間経っても1時間半経っても特にそんなシーンはなく。

やっと最後の方でダイアンと多毛症の男性が愛を育むシーンがあるが、特にビーチクが映ってる…とかは無し。

とにかく、期待を裏切りまくる映画だった。

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』を総合評価するなら?

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

ここまで酷評をしてきたが、おそらく「映画」としての全体像を見るなら、なかなかにリズム感もあるしメッセージ性も感じることができる。

超絶面白い!というわけではないけど、つまらないわけでもない。

考察余地が残されている点を鑑みても、『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は佳作的な立ち位置だと言える。

しかし、やはりストーリー構成…というか、人物の心情の移り変わりなどに関してはもう少し改善の余地があったのでは…とも思う。

また、エロスなシーンがほとんどないのも、星減点だ。

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』はどんな人にオススメ?

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』は、身体的・人種的差別に関心がある人におすすめしておこう。

今作が別に差別を助長してるとかそういうわけではない。

しかし、伝えたいメッセージの一つに、「人を見た目で決めないでくれ」というものが含まれているようにも思う。

終わりに

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないので、この辺で終わろう。