【ネタバレ感想】『ファースト・マン』は、ストーリーに起伏が少ない宇宙ドラマ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ファースト・マン』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『ファースト・マン』ってどんな映画?あらすじは?

『ファースト・マン』は、2018年(日本だと2019年)公開のヒューマンドラマ映画。

監督はデイミアン・チャゼル。主演はライアン・ゴズリング、クレア・フォイ。

あらすじとしては、「月面を歩いたニール・アームストロングの視点から描かれる実話」という物語である。

ニール・アームストロングは、X-15という乗り物で宇宙空間ギリギリを航行する実験を行なっていた。

しかし、操縦桿が効かなくなるなどの不具合が生じ、なんとか着陸に成功する。

そのこともあってか、X-15の操縦士を退任となってしまう。

退任となったニールだったが、次はジェミニ計画(有人宇宙飛行計画)の候補として選ばれる。

だが、ニールには気がかりなことがあった。それは、娘の危篤状態である。

上官にジェミニ計画への参加を説得されるも、「いけません」と答えるニール。

しかし、娘が亡くなったことがきっかけで、宇宙・そして月に対して強い執着心を抱くことになる。

ジェミニ計画の面談に呼ばれたニールは、娘の死が計画遂行に精神的な面で影響しないかどうかを尋ねられると、「影響しないかどうかはわかりません」と答える。

ついにジェミニ計画に参加することになったニールは、月に行くために厳しい訓練を受ける。

『ファースト・マン』は、ストーリーに起伏が少ない宇宙ドラマ映画だった

というわけで『ファースト・マン』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「ストーリーに起伏が少ない宇宙ドラマ映画だなあ」

という印象である。

まず『ファースト・マン』で言えるのが、全体的に暗いことである。とにかく暗い。雰囲気が暗い。

これでもか!と言わんばかりに陰鬱の空気が漂っている。

それはおそらく、ニール・アームストロングの生真面目な雰囲気が呼び起こしたものなのだろうと思う。そういう意味では、ニール・アームストロングの生真面目さをあそこまで演じたライアン・ゴズリングは凄まじい役者であると評価に値する。

しかし、正直なところストーリーとしては微妙である。

史実に忠実なのはわかるのだが、全体的に小さめの山場・谷場であるが故に、ストーリーに入り込みにくいのである。

例えば『アポロ13』のような劇的な生還劇ならば面白いのだが、今作はどちらかというと人間的な葛藤が前面に出ている。

それを狙って監督も作っているのだろうとはわかるが、如何せん見所が少ないためにだらけてしまう。

ドキュメンタリーとしてみるなら満点な映画だと思う

『ファースト・マン』は、ドキュメンタリー作品としてみるなら満点映画だと思う。

陰鬱な雰囲気、ニール・アームストロングの葛藤、娘の死。

人類として初めて月に降り立った「ニール・アームストロング」という人物がどういう人物でどういう葛藤を持って月に行ったのか…と伝える伝記映画・ドキュメンタリー映画としては、かなり面白い映画になっていると思うのだ。

だが、やはり映画というのは基本的にはエンターテインメントでなくてはならない。

そういう意味で言うならば、『ファースト・マン』はちょっと失敗作のようにも思える。

『ファースト・マン』を総合評価するなら?

『ファースト・マン』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

うーん、まぁ普通。

及第点として星3が妥当かな…というところだ。

ここまでにも述べてきたが、とにかく陰鬱で、それでいてストーリーに起伏がない。

山場もないし谷場もない。

平坦なストーリーがほぼずっと続いていく…というようなスタンスの映画である。

ストーリー重視の私としては、ぶっちゃけさほど面白くもなく、気付いたら終わっていた…というような印象である。

『ファースト・マン』はどんな人にオススメ?

『ファースト・マン』は、ニール・アームストロングに興味がある人におすすめしたい。

ニール・アームストロングの雰囲気がわかるだろう。

終わりに

『ファースト・マン』についてレビューしてきた。

余談だが、2003年にクリント・イーストウッドらが原作の『ファースト・マン』の映画化権を購入していたらしい。

そこから紆余曲折ありつつ、2018年に公開となったわけだが、映画化権取得から実に15年も経っているんだなぁと思うと、何やら感慨深い。