【ネタバレ感想】『エクスポーズ 暗闇の迷宮』は、かなり難しい内容に映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『エクスポーズ 暗闇の迷宮』を観終わったので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだ観ていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『エクスポーズ 暗闇の迷宮』ってどんな映画?あらすじは?

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』は、2015年公開のサスペンス・クライム映画。

監督はジー・マリク・リントン。主演はキアヌ・リーブス、アナ・デ・アルマス。

あらすじとしては、「保育士をしているイザベルに、ある不思議な現象が起こる。次の日、ある刑事が地下鉄のホームで電車に轢かれて死亡しているのが見つかる。イザベルの体験と刑事が死亡したことの関係性はあるのか?」という物語である。

イザベルは、保育士をしている心優しい女性。ある日、義理の弟に連れられてクラブへと行った帰り、地下鉄でイザベルは不思議な体験をする。

それは、妙に顔が白い初老のスーツ姿をした男性が、地下鉄の線路の上を浮遊する…というものだった。

その体験が印象に残っていたからか、イザベルはその話を義理の家族たちの前でする。

イザベルには結婚している相手がいて、その相手の家族たちのもとで生活をしているのだった。

翌朝、警察署内では大変な騒ぎが起きていた。

署のある刑事が、地下鉄の線路で死亡しているのが見つかったのだ。

その刑事の相棒だったスコッティ刑事(キアヌ・リーブス)は、悲観にくれ、なんとかして犯人を探そうとしていた。

しかし、死亡した刑事は、実はかなり卑劣な性格をしていたため、スコッティ刑事が色々な場所から情報を聞き出そうとしても、追い返されたりしてしまう始末だった。

そんなとき、スコッティ刑事はある写真から、「この女性なら何かを知ってるかもしれない」と思い立つ。

その写真に写っていたのは、イザベルだった。

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』は、かなり難しい内容に映画だった

というわけで『エクスポーズ 暗闇の迷宮』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「メッチャむずい笑」

という印象である。

うーん、難しい。いや、多分答えを知ってしまえばこの作品はさほど難しいものではない。

しかし、ただ漠然と『エクスポーズ 暗闇の迷宮』を観ていただけでは、何が何やらわからずに終わってしまう、よくわからない映画という烙印を押されて終わりだろう。

個人的な解説をくわえながら、「『エクスポーズ 暗闇の迷宮』はどういうことなのか」を説明していくので、

「『エクスポーズ 暗闇の迷宮』ってつまりどういうことだったの?」

と気になるあなたは、次項からの解説をぜひ読み進めてみてほしい。

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』がよくわからなかった人のために、解説をしてみる

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』がよくわからなかった人のために、ここからは個人的に解説をしていこうと思う。

まず、結論から言ってしまうと、今作は「イザベルの現実逃避的な想像」である。

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』では、色々と不可解なことが起こる。

軽く例を挙げてみると、以下の通りだ。

  • 線路の上を歩く初老の男性
  • 目のポスターと同じイラストが印刷されているバッグを見たイザベルが動揺する
  • 不気味な白顔をした女性?のような存在(イザベルがいうところの天使)
  • エリサの名前を同じ保育士仲間にイザベルが出すも、「?」という顔をされる
  • 地下鉄で会ったことのあるホームレスに2度目会ったとき、「あんたのこと知ってるぞ!」とものすごい剣幕で言われる

などなどである。

これらのことは、今作の最後のシーンで一気に伏線回収される。

それは、

「イザベルが、スコッティ刑事の相棒だった刑事にレイプされ、そのことを記憶の底にしまっておくために作り出された妄想が、線路の上を歩く初老の男性だった」

ということだ。

つまりイザベルは、妄想によって自らがレイプされたこと、そして刑事を後ろからナイフで刺して線路内に落としたことを封印したのである。

だが、ここで一つの疑問が残る。

「確かにレイプは最低最悪の行為だけど、妄想で逃げることは無いんじゃない?」

ということだ。

この疑問に対しての答えも、物語の最終盤で一気に回収される。

それが、

「イザベルは昔、父親から性的虐待を受けていた」

という事実である。

その事実が映像に反映されているのは、以下の点を見ればわかる。

  • 母親はイザベルに献身的だけど、父親とは仲が良さそうではない(特にイザベルから父親への態度)
  • 「エリサは私が作り出した子」というイザベルの言葉
  • スコッティ刑事が最後のシーンで見た、イザベル(エリサ)と夫婦の写真

つまり、イザベルにとってレイプは心にある深い傷をもう一度エグるような、そんな残酷すぎる行為だったわけだ。

だから、イザベルはスコッティ刑事の相棒刑事を殺し、その時の記憶を封印しようとした。

しかし、真実はちゃんとイザベルの心の中にある。だから、殺害現場のすぐそばにあった目のポスターを見た時(実際は印刷されたカバン)に、イザベルは不安になってしまう。

そして、事件を目撃した人物などとすれ違うところで、天使に出会ったりする。

そう、つまり『エクスポーズ 暗闇の迷宮』という映画は、いかにしてイザベルが現実から逃避してきたかを解明できるかどうか…で、面白さが変わってくる映画になると思っている。

残酷なのは、イザベルのお腹の中にいる子どもが、レイプ犯の赤ん坊だというところである…。

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』を総合評価するなら?

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

かなり難しい。

難しいわりに、最後の答え合わせはいたってサクサクと進みすぎて、違和感を感じる。

最後まで見るとそれなりに面白さがわかるんだけど、途中まではぶっちゃけ何が面白いのかよくわからない映画なのは言うまでもないだろう…。

全体的になんとなく異質な雰囲気が漂う映画だったし、もう少しわかりやすく伏線をちりばめてくれるとよかったのになぁ…なんて思う。

序盤〜中盤までは星1評価でも良いぐらいに面白くないが、最終盤で一気に伏線回収をしたところでやっと面白さがわかるので、そこらへんを加味して星3評価に値するかなという判断だ。

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』はどんな人にオススメ?

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』は、ちょっとわかりにくいサスペンス映画が好きな人にはオススメである。

最終的に犯人は捕まらないので、ハッピーエンドといえばハッピーエンド…なのかな?

終わりに

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』についてレビューしてきた。

余談だが、どうやら「エクスポーズ(expose)」という単語の意味は、

「暴く・仮面を外す・晒す」

というような意味があるらしい。

物語を通してどんどん不可解な事象が暴かれていく様は確かにexposeなのだが、如何せんわかりにくいのが玉にキズである…。