【ネタバレ感想】『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』は、ストーリーの構成要素が多すぎる作品だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』ってどんな映画?あらすじは?

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』は、年公開の映画。

監督は芝山努。主演は大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太。

あらすじとしては、「パラレルワールドからやってきたグースケという鳥人と仲良くなったのび太たちは、グースケとともに鳥人たちが生活をしているバードピアへといくことになる」という物語である。

鳥たちが突如失踪する事件をニュースで見たのび太は、

「鳥型宇宙人が鳥をさらっているのかも」

という見解を立てる。

ドラえもんに頼んで、自分も鳥人になりたいと頼み込むのび太だったが、今回は自分の力で鳥のように飛ぶことを決意し、羽を自作して裏山で飛行実験をする。

しかし、結局飛ぶことができずにいると、しずかちゃんがペットの鳥が逃げたということで裏山へ探しにきていた。

のび太はしずかちゃんの鳥を見つけたところで、どこからかペダル付きの飛行機がやってきて、のび太とぶつかってしまう。

その飛行機には、なんと鳥人が乗っていて、気を失っていた。

急いで家へ戻るのび太とドラえもん、そしてしずかちゃんは、その鳥人を看病していると目を覚ます。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』は、ストーリーの構成要素が多すぎる作品だった

というわけで『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「ストーリーの構成要素が多すぎる作品だなぁ」

という感じである。

全体的にストーリー的にはしっかりしているものの、そのストーリーを構成する要素が多すぎるため、若干とっ散らかった印象を持ってしまった。

まず、鳥人。

そしてパラレルワールド(バードピア)。

フェニキア。

バードピアの誕生秘話(22世紀の鳥好き博士によるものだった)。

ジーグリードによる人間界支配。

構成する要素が多すぎるため、どこを起点としてストーリーに入り込めば良いのかわかりにくいのが難点。

例えば、バードピアが誰によって創造されたのか…に絞るとか。

あとは、ジーグリードを勧善懲悪の悪において、バードピア侵略をフェニキアによって図る…とか。

多くても2つほどの要素で構成していればもう少し分かりやすかったのだが、あっち行ったりこっち行ったりしすぎたため、「環境問題風刺」としての側面も弱く、ジークリードやイカロス、そしてグースケへの感情移入もしにくい作品になってしまっている。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の良い点

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の良い点は、その風景にあるだろう。

バードピアの豊かな自然が前面に押し出されているため、見ているだけで癒される作品になっている。

また、若干のサスペンス要素もあるため、見ていて「あ、そういうことか」と納得できる場面があったりする。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の悪い点

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の悪い点は、前述のように構成要素が多すぎる点だろう。

ジークリードが明らかな悪だったならまだしも、「心無い人間に撃たれて人間を憎んでいる」という、ある種妥当な憎悪を持っているところもなかなかに難しいところだ。

環境破壊への警鐘を鳴らしているのは理解できるが、物語に入り込みにくいのが難点である。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』を総合評価するなら?

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

個人的には及第点。

全体的に見やすい構成でありつつ、ストーリー的には若干入りにくい。

のび太やジャイアン、スネ夫やしずかちゃんの出番も少なく、グースケに焦点を絞りすぎているのも若干不満である。

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』はどんな人にオススメ?

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』は、ドラえもん映画が好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。