【ネタバレ感想】『ドラえもん のび太の南海大冒険』は、若干二番煎じ感のあるアニメ映画だった

『ドラえもん のび太の南海大冒険』は、若干二番煎じ感のあるアニメ映画だった

ふぉぐです。

ついさっき、『ドラえもん のび太の南海大冒険』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』ってどんな映画?あらすじは?

『ドラえもん のび太の南海大冒険』は、1998年公開のアニメ映画。

監督は芝山努。主演は大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太。

あらすじとしては、「宝を目指して海を冒険していたのび太たちだったが、突然時空間の乱れで17世期へと移動してしまう。のび太はそこで、ジャイアンやドラえもんたちとはぐれてしまう」という物語である。

夏休みの共同研究で、海について調べていたのび太たち。

図書館で書籍を物色していると、「宝島」という冒険小説を発見するのび太。

早速、ドラえもんに頼んで宝島を探す旅に出ようとするも、「そんなものはない」と言ってドラえもんにつっぱね返される。

しかし、たまたまニュースで宝島が発見されたことを紹介していて、渋々ドラえもんは宝の地図を出す。

宝の地図は、寸分狂いなく見事に針で宝のありかを指すことが出来たら、ブザーが鳴る…というものだったが、のび太は1発で宝のありかを発見する。

のび太は早速しずかちゃんを交えて海の冒険へと出発し、途中でスネ夫たちを海賊に見立てる。

ドラえもんの道具で海の勉強をしている途中、海から巨大な藻のような生物が出てきて、船が壊されてしまう。

そして、時空間が歪んでドラえもんたちの乗った船はタイムスリップしてしまう。

気がつくと、そこは17世紀だった。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』は、若干二番煎じ感のあるアニメ映画だった

というわけで『ドラえもん のび太の南海大冒険』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「若干二番煎じ感のあるアニメ映画だなぁ」

という感じである。

全体として、よくあるドラえもん映画のストーリー構成である。

のび太が駄々をこね、ドラえもんが道具を出し、そこにしずかちゃんやジャイアンたちも加わり、かと思ったらタイムスリップや時空間移動をして、そこでドラえもんが道具をなくし、冒険を進めていくと「未来人が時間犯罪をしていた」という。

第1作目の「のび太の恐竜」がまさにその体をなしていていると言えよう。

ドラえもん映画の一つの枠組み的ストーリー展開なわけだが、やはりどうしても二番煎じ感が否めないのである。

それもあって、前半のワクワク感から後半にかけて徐々にしりすぼみしていく感じになっているのが残念だ。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』の良い点

『ドラえもん のび太の南海大冒険』の良い点は、ドラえもん映画では毎度お馴染みだが、世界観が素晴らしいところだろう。

今作は海を題材にしているため、青々としたシーンが多く、ジャングルなどのシーンもとても臨場感があった。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』の悪い点

『ドラえもん のび太の南海大冒険』の悪い点は、ドラえもん映画なのにドラえもんの道具がほとんど活躍しないところだろう。

前半にだけ、物語の礎を築くためにドラえもんの道具を出しているのだが、後半になると縛りプレイの如くドラえもんの道具の活躍場面がなくなっていく。

ドラえもん映画なのだから、ドラえもんの道具をもう少し出して欲しいものだが…。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』を総合評価するなら?

『ドラえもん のび太の南海大冒険』を総合評価するなら、星5中の星3評価である。

まぁ…及第点と言ったところだろうか。

全体的に、安定の芝山努監督のリズム感が出ている。そこは素晴らしい。

だが、ストーリー展開が前述のように二番煎じ感が強いので、見ていて展開がわかる。

どーせ未来人なんでしょ?と予想ができてしまうのが難点だ。

『ドラえもん のび太の南海大冒険』はどんな人にオススメ?

『ドラえもん のび太の南海大冒険』は、ドラえもん映画が好きな人におすすめしておこう。

終わりに

『ドラえもん のび太の南海大冒険』についてレビューしてきた。

特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。