ふぉぐです。
ついさっき、『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。
ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。
では、さっそくレビューに移ろう。
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『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』ってどんな映画?あらすじは?
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』は、1991年公開のアニメ映画。
監督は芝山努。主演は大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太。
あらすじとしては、「絵本の中に入れる『絵本入り込み靴』で絵本世界を楽しんでいたのび太としずかだったが、ジャイアンとスネ夫が絵本をバラバラにしたことで、絵本世界がめちゃくちゃになる。しずかはめちゃくちゃな世界にうんざりして帰ろうとするが、途中で空飛ぶ絨毯にぶつかってしまい、絵本入り込み靴の片方が脱げ、絵本世界から出られなくなってしまう」という物語である。
絵本の中に入ってその世界を堪能できる『絵本入り込み靴』でシンドバッドの冒険を楽しんでいたのび太とドラえもん。
のび太は、その世界をしずかと楽しむためにしずかを訪ねると、これからピアノ教室のキャンプにいく途中だという。
のび太は15分だけ!としずかを誘うが、途中でジャイアンとスネ夫に出会ってしまい、それが原因でしずかはキャンプへと向かってしまう。
仕方なく、のび太はジャイアンとスネ夫を家に招いて絵本世界を楽しんでもらう。
すると、しずかも野比家にやってきて、実はキャンプの日を1日間違えていたのだという。
さっそく、のび太はスペアポケットで絵本入り込み靴を2足出し、しずかと共にピノキオを楽しむ。
すると、絵本でひどい目にあったジャイアンとスネ夫が出てきて、次は絵本のページをバラバラにした状態で、ランダムな世界を楽しむ…という荒技をする。
のび太たちのいる絵本世界もめちゃくちゃになってしまい、しずかは家に帰ることにする。
すると、帰る途中で空飛ぶ絨毯にぶつかってしまい、しずかは片方の絵本入り込み靴が脱げてしまい、絵本から帰れなくなってしまうのだった。
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』は、ロマンを感じるアニメ映画だった
というわけで『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』を観終わった。
まず最初の感想としては、
「ロマンを感じるアニメ映画だなぁ」
という感じである。
うん、素晴らしい映画である。
若干…アラビアンナイト的な軸へと持っていくのが強引ではある(例えば、絵本世界と実際の過去世界がつながっている…など)。
しかし、やはりドラえもん映画はこうでなくてはならない。
勧善懲悪もので、尚且つストーリーは「しずかちゃんを助け出すこと」ということが重要なテーマである。
その分かりやすさが『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の素晴らしい点だと思う。
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の良い点
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の良い点は、やはり「分かりやすい謎」が散りばめられているところだろう。
- 黄金宮とはなんなのか
- シンドバッドはなぜこんなにも珍しいコレクションを持っているのか
- どうやって黄金宮を建てたのか
- 黄金宮へ到達するにはどうすれば良いのか
など、『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』には分かりやすく、かと言ってすぐには解き明かされない謎が散りばめられている。
これが「もっと先を見たい!」と思わせる原動力になっていて、最後までずっと楽しめた。
特に、灼熱の砂漠を通らず、「ひらけごま!」と叫んで巨大な石が動き、秘密の通路を通って黄金宮にたどり着くシーンなどは、まさに「そういう裏技があったのか!」と言わんばかりの謎解きシーンである。
とてもおもしろく、最後まで楽しめた。
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の悪い点
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の悪い点は、強いて言うなればアラビアンナイトへの導入が雑な点である。
ドラえもんの道具を使えば、のび太のママが焼いてしまった絵本なんて簡単に復元できる。タイム風呂敷もあるし、タイムホールで取り返しても良いし、なんならタイムマシンで10分前の世界に戻って、しずかちゃんに忠告をするだけでも良いはずだ。
もちろん、ストーリー上これらのことを実行してしまうと、それで『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』としてのストーリーは終わってしまうのはわかる。
しかし、例えば「タイム系の道具は今修理中で、タイムマシンも修理中なんだ」という設定にしておけば、もっと柔軟にアラビアンナイトの世界へと誘えたはずである。
その強引さだけがちょっとした不満であろう。
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』を総合評価するなら?
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』を総合評価するなら、星5中の星4評価である。
全体としては面白い映画である。
やはり、個人的にはストーリーの導入がちょっと強引なのが減点対象である。
しかし、それ以外を見てみると、こんなにもワクワクする映画はなかなかない。
作中では夏休みだったが、もしこんな冒険を夏にできたとするなら、こんなに思い出深い経験はないだろう。
童心に戻れる映画だった。
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』はどんな人にオススメ?
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』は、ドラえもん映画が好きな人におすすめしておこう。
終わりに
『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』についてレビューしてきた。
特に言いたいこともないのでこの辺で終わろう。