ふぉぐです。
ついさっき、DOOM(ドゥーム)を観終わったんで、早速レビューをしていこうと思う。
かなりツッコミどころ満載の映画だったので、レビューをする方もかなり言いたいことが湧き出てしまう。
ちなみにネタバレ満載なので、まだDOOMを観てない方は今すぐ観てきて欲しい。かなりツッコミどころあるから。
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DOOM(ドゥーム)ってどういう映画?あらすじは?
DOOM(ドゥーム)は、同名でDOOM3というFPSゲームがあるらしく、その映画バージョンとなっている。
アメリカでは2005年公開。日本では2006年公開。ジャンルはSFアクション。
監督はアンジェイ・バートコウィアク。主演はザ・ロック(軍曹)とカール・アーバン(作中で姉貴がいる奴)。
簡単なあらすじとしては、まず火星のとある研究施設が舞台になっている。
研究所から救難要請が入り、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS(緊急対応戦略部隊)の精鋭8名が派遣される。
そこでまぁ…なんやかんやで無事に地球に生還…っていうあらすじである(大雑把すぎるだろ)。
DOOMを見る前の想像
まず、私がDOOMを見る前に「これはこんな映画なんじゃないか?」と勝手に想像していたことを紹介していこうと思う。
DOOMの映画パッケージ(表紙)を見ると、なにやら不気味な生命体がいるではないか。
それに、映画のあらすじには「火星のとある施設を捜索して…」みたいなことが書いてあった。
私はそれらの情報から、「もしかしてジュラシックパーク的な感じなのか?」と思っていた。
恐竜も、人類にとってはまだ謎に満ち溢れているし、未知の生命体という意味ではDOOMのあの表紙に写ってる奴と同じである。
さらに、研究所を捜索する感じも、まさにジュラシックパークっぽいじゃん…と思っていた。
これが、DOOMを観る前の私の想像である。
DOOMを観終わって思ったこと言ってくわ…
そんなこんなで、期待に胸を膨らませてワクワクしながら観始めたDOOM。
正直、前半部分はめっちゃ面白かった。
八人の兵隊がそれぞれ個性的だし、中にはクスリでイカレポンチみたいな人もいるし。
火星に行く手段も未来チックで、あと50年後ぐらいにはあんなテレポーテーション的な移動手段が実際に開発されそうだし(DOOMの舞台は2026年らしいけど)。
そもそも、映画が始まった瞬間のあの緊張感。いきなり引き込まれちゃうし…。
マジで、前半部分はかなり面白かった。軍曹のリーダーシップも「かっちょええな」って感じだ。あんな軍曹になりてえって思ったほどだ。
だが、異変は前半から後半に移るに連れて表れてくる…。
まず、DOOMで個人的に一番気になったのが、画面が異常に暗いことだ。
めっちゃ暗い。暗いから画面の明るさをいつもの2倍ぐらいにしたのだが、それでも暗いのだ。
いや、わかる。DOOMの舞台は閉鎖的な研究所だし、未知の生命体VS海兵隊なのだから、明るいところよりもむしろ潜入ミッション的な雰囲気を醸し出したかったのだろう。
だとしても暗い。
暗すぎて、正直バケモノの怖さがよくわからなかった。
たまに明るい場所で海兵隊が襲われたり、研究室で博士がバケモノに変化しちゃったりして「バケモノの姿」ってのは認識できるんだけど、あまり怖さを感じなかった…。暗すぎて。
DOOMのツッコミどころを紹介していこう
というわけで、DOOMのツッコミどころを紹介していこう。
まずは、先述のように画面の暗さである。
暗すぎてよくわからない。マジでよくわからない。誰か助けてくださいなんでもしますから。
そして、あの…名前忘れちゃったけど、日本人みたいな名前の兵隊が一人いたけれど、あいつはどうなったのだろうか。
もしかしたら私が見落としていたり忘れているだけなのかもしれないが、あいつ結局どうなったんだっけ…。
あいつの影の薄さもなかなかツッコミどころが満載だ。
そして、謎の一人称視点。
おそらく、DOOM3がFPSだから、FPS風の演出をしたかったのだろう。
申し訳ないが、私は一人称視点になった瞬間に笑ってしまった。
「なんでここでゲームっぽくなるんだよ笑」
と。しかもなんかよくありがちなゾンビゲームっぽいし…。
極め付けは、最後の軍曹とのタイマンシーンである。
銃を持ってるんだから銃を使えばいいのに、律儀に銃を捨てて軍曹とタイマンをし始める。
いや、わかる。ウルトラマンに、
「いや、はじめからスペシウム光線使えよ」
って言ってるようなものなのだ。
でも、…なんでそこでタイマン始めるの?みたいな感じだ。
だがよかったのは、あの物質転送装置(アーク)を使って軍曹を火星に戻したところだ。そしてアークに爆弾を投げ入れて、軍曹を吹っ飛ばしたところはギミック的に「おお〜」と思った。あそこは見直した。
でも…うん。ちょっと…アレだった。
DOOMの総合評価は?
DOOMを評価するなら、星5評価中の星3である。
つまらないわけではないのだが、だからと言って猛烈に面白いわけでもない…感じ。
あのバケモノも、言うなれば「バイオハザード4」の寄生虫っぽい。
バイオハザード4がわからなければ、「彼岸島」の吸血鬼ウィルスが近いかな。
普通の吸血鬼になる奴もいれば、邪気(オニ)に変化する奴もいる…みたいな。
DOOMも正直そんな感じだったので、どことなく既視感的なものは感じてしまった。
終わりに
DOOMは…お勧めできる映画かと問われれば、お勧めできなくはない。
ただ、人を選ぶ映画だと思うので、あなたがパッケージを見て「面白そうだな」と思えば、ぜひ見て欲しい作品ではある。
ちょっと酷評っぽくなったが、DOOMには良い点もある。
それは、未来チックなところだ。
あの物質転送装置(アーク)も、あと数十年後には本当に表れて、火星に一瞬で行けるような時代が来るかもしれない。
そういう「期待」を抱かせてくれるという点で、DOOMは素晴らしい映画だったのである。そういうことなのだ。勘弁してくれよ。