【ネタバレ感想】『コールド・スキン』は、難解すぎて理解するのが難しい映画だった【考察アリ】

ふぉぐです。

ついさっき、『コールド・スキン』をみたので、さっそくレビューしていきたいと思う。

ちなみに、ネタバレ全開でレビューしていくので、まだみていない方はご注意を。

では、さっそくレビューに移ろう。




『コールド・スキン』ってどんな映画?あらすじは?

『コールド・スキン』は、2017年公開のSF・ヒューマンドラマ映画。

監督はザヴィエ・ジャン。主演はレイ・スティーヴンソン、デヴィッド・オークス、アウラ・ガリード。

あらすじとしては、「1914年に南極海の無人島に気象観測員として派遣された青年は、ある日不気味な生物に観測所を襲われて呆然としてしまう。灯台守をしているグルナーに助けを求めるが、グルナーは人付き合いを嫌っている様子だった…が…」という物語である。

1914年、南極海にある大きめの無人島の観測所に派遣された青年は、灯台守のグルナーという初老のおじいさんのもとへ挨拶に行くが、ぶっきらぼうに挨拶をされて、あまり近寄ろうとは思わなかった。

ある日、観測を始めてすぐの頃の夜。観測所として使っている家屋の戸を叩くような音がした。

青年は、灯台守のグルナーが訪ねてきたのかな…と思ったが、何やら様子がおかしい。

すると、不気味な音を立ててみたこともない生物が家の周りを徘徊しているではないか。

恐ろしさのあまり、家屋の地下に潜った青年。隙を見てその生物を刺したりして、なんとかその場はやり切るも、何度も何度もやってきて、最後には家屋を燃やしてしまうのだった。

住むところの無くなった青年は、灯台守のグルナーがではからった隙を見て、グルナーを殺してしまおうと試みるが、洞窟で待ち伏せしているところであの生物が襲ってきた。とっさにその生物を殺そうとしたところで、グルナーがやってきて青年を脅す。青年も負けずにその生物を殺そうとするが、グルナーは「やめてくれ」と言って、持っていた銃を地面に置くのだった。

『コールド・スキン』は、難解すぎて理解するのが難しい映画だった

というわけで『コールド・スキン』を観終わった。

まず最初の感想としては、

「難解すぎて理解するのが難しい映画だな…」

という感じである。

もう、とにかく難しい。

ぶっちゃけ映画自体もさほどスピーディな進行ではないため、途中でだらけてしまうのも痛い。

ただ、全体を通してみると伝えたいことはなんとなく分かったので、自分なりの考察を次の章でまとめてみたいと思う。

『コールド・スキン』はどんなことを伝えたかったのか【考察】

『コールド・スキン』は、前述のように難解な映画だったわけだが、やはり難解な映画にはそれなりに伝えたいことがある…と思うので、それを汲み取って行こうかなと思う。

結論から言ってしまうと、『コールド・スキン』が伝えたいこととは、「孤独になると、敵でさえもいなくなるのが怖い」というところだろうか。

『コールド・スキン』は、いわば「かまってちゃん」的な視点で見るとわかりやすいのかもしれない。

「灯台で籠城する」というのが、いわば「自分の心を開かない」ということの表現である。

不気味な怪物たちは、そんな開かない心をなんとか開かせようとする「人」と位置付ける。

…と考えると、終わりの方のシーンで、グルナーが青年に言った、

「俺を一人にするんじゃない!」

というセリフも納得がいく。

つまり、無人島というのは孤独である。それゆえに、グルナーは襲ってくる怪物たちさえも、心の拠り所(孤独を忘れられるという意味で)として考えていた…と捉えることができる。

また、『コールド・スキン』は一種、手塚治虫的な表現も見られる。

グルナーというのは、あの灯台守をやる人物のことであり、その人本人の名前ではないのだ。

だから、青年も最後には「グルナー」として生きることになる。

最後にやってきた観測員も、おそらくグルナーとして生きることになるだろう。

…と考えると、『コールド・スキン』でのグルナーは、未来の青年の姿でもあるわけだ。

…とても難解である。

『コールド・スキン』の良い点

『コールド・スキン』は、前述のように難解なところにあると思う。

ただのモンスターパニック映画ではなく、ちゃんと最後にはオチをつけることで、つまらない映画という烙印を危うく避けつつも「難解な作品」として落ち着けたことが垣間見える。

怪物の姿もリアリティがあって、そこら辺も良かった。

『コールド・スキン』の悪い点

『コールド・スキン』の悪い点は、まずはその「代わり映えのしないシーンの連続」

というところに由来するだろう。

ずーっと灯台周辺での話が続いていくので、とにかく場面が変わらない。

そして、やることはずっと灯台籠城なので、つまらないと言えばつまらない。

ありとあらゆる映画を見てきたが、『コールド・スキン』ぐらい面白くない映画もなかなかである。

『コールド・スキン』を総合評価するなら?

『コールド・スキン』を総合評価するなら、星5中の星2評価である。

個人的には微妙。というよりもぶっちゃけ面白くない。

最後にオチがちゃんとついていたところを評価して星2にしたが、あれがなければ星1が妥当かな…というぐらいに個人的には面白くなかった。

全体的に陰鬱で、かと言って話に深みがあるわけではない。

怪物も結局何だったのかが解明されてないし(まぁ、そこら辺は解明されなくても良い類の映画なのだとは思うが)、いわゆるループもの映画にしては設定が曖昧である。

『コールド・スキン』はどんな人にオススメ?

『コールド・スキン』は、難解な映画が好きな人におすすめしておきたい。

難解な映画が好きじゃない人は、あまり見ない方が良いかもしれない。

終わりに

『コールド・スキン』についてレビューしてきた。

特にいうこともないのでこの辺で終わろう。